1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

電動歯ブラシを買いました

 
なかなか歯周病が改善しない。
歯医者へ定期検診に行くと、医者から、悪化はしていないが、良くもなっていないと言われ、治療を受けた後、「またしばらく様子をみましょう」と励まされ(?)帰宅するのがここ数年続いている。
(最近は、夜寝る前はもとより、朝起きるとすぐに磨いてもいるのだが・・・・)
 
そこで、最近、思い切って電動歯ブラシを購入した。
電動歯ブラシは、確か30代の頃に1度使ったことがあるが、あまり長続きはしなかった。
 
最近の電動歯ブラシは、充電式だ。
そして1分間に何万回も振動しているにもかかわらず、音も静かで、揺れる感じがしない。
でも磨き終えた歯は、ツルツルになっている。
 
私の毎晩の歯の手入れのフルコース。
1、デンタルフロスで歯間の掃除をする。
2、電動歯ブラシで磨く。
3、ジェットウオッシャーで口内を洗浄する(過去のブログ:右検索欄に「ジェットウオッシャー」と入力してください)。
4、洗口液で口内を洗浄する。
 
努力、努力
 

韓国は「敵」なのか

 
現在、安倍政権は、韓国への経済的制裁を進めています。
これに対し、次のような声明の呼びかけがありました。
 
https://peace3appeal.jimdo.com/

きんこさんのカフェ訪問

 
2019年7月24日は、京田辺市が主催する女性法律相談の担当日だったので、近鉄新田辺駅近くにある相談場所まで出かけた。
「京田辺市」と言うと、なんだか「遠い」というイメージがあるが、京都市営地下鉄の丸太町駅から地下鉄に乗って、竹田駅で近鉄に乗り換えれば、40分位で到着する。
 
そして相談終了後、依頼者の方と待ち合わせて、京田辺市にあるカフェを訪れた。
カフェは、その依頼者のオススメの店で、中学校教師を定年退職された女性が店主である。
きんこさん。
店は、近鉄新田辺駅から車で5分位の住宅街の中にある。
 

 
店の名前は、「kinco-ya」。
 

 
午後4時頃に入店したが、たまたま店には客はなく、きんこさん一人だった。
店内は割と広く、ゆったりしたスペース。
 

 
依頼者の方からきんこさんの人柄は聞いていたが、歯に衣きせない話しっぷりで、話題が豊富で尽きない。
平和や憲法が大好きで、サバサバした関西のオバチャンである。
「客にも、はっきり意見を言うので、ハラハラすることがあるんです」と言うのが依頼者の弁。さもありなん。
そういう人柄だから、かえって皆が集まってくるのかな。
 
手作りの、シフォンケーキとコーヒーをいただく。
シフォンケーキは、かなりボリュームもあり、おいしかった。
 

また、行ってみたくなる店だった。
今度はランチで行きたいなあ。
 
 
 
 
 
 

尾瀬の旅(その2)~至仏山~

 
尾瀬の旅の2日目は、至仏山(2228m)登山。至仏山は2度目の登山となる。
1度目は、10年以上前にツアー登山に参加して、鳩町峠から山頂までを往復した。当時は、尾瀬の「山の鼻」からの登山は禁止されていたからだ。
現在は、山の鼻からは、植生保護のため、上りだけが認められている。
今回は、山の鼻の登山口から上り、鳩町峠へ下るルートをとった。
 
山の鼻から至仏山登山口へ向かう。
 

 
最初は樹林帯の中を上る。
このルートは、山頂までほぼ直登なので、なかなかの急登である。
やがて樹林限界となり、そのあたりから蛇紋岩の岩場を上っていく。
(岩場を上って来る登山者たち)
 

 
必死に上るが、展望の良い所に来ると、尾瀬や燧ヶ岳が見渡せるので、ホッとひといきつくことができる。
 

 
至仏山には、尾瀬とはまた異なった、たくさんの高山植物が咲いているので、それを見ながら上るのも楽しい。
 
ホソバヒナウスユキソウ。
エーデルワイスの1種だが、やや小ぶり。
 

 
後方で、広島からのツアーのガイドさんが、「ここにオゼソウ(絶命危惧種)が咲いています」と説明していたが、私は見落としてしまった。
 
高天原からは、木の階段を上る。
 

 
ようやく山頂へ。
 

 
たくさんの登山者が昼食を食べたりしていた。
 
下りは、小至仏山を経て鳩町峠へ。
 
雪渓を歩く登山者たち。
 

 
梅雨のまっただ中の旅だったが、雨に降られることもなく、また、登山もさほど暑くもなく、幸運な旅であった。
 
 
 
 

尾瀬の旅(その1)~尾瀬ヶ原~

 
7月初めの週末、尾瀬の旅に出かけた。
梅雨ど真ん中の時期であったが、雨が降っても尾瀬歩きは出来るか、と考えて。
 
尾瀬は、新潟県・福島県・群馬県・栃木県の4県にまたがる、東西6キロ、南北2キロの高層湿原である。
これまで、尾瀬にある2つの山(どちらも日本百名山)、至仏山(しぶつさん、2228m)と燧ヶ岳(ひうちがたけ、2356m)の登山のため、尾瀬には2回訪れたことがあった。
夏になると、たくさんの珍しい植物が咲き乱れる、素晴らしい湿原である。
 
 

 
「夏の思い出」という歌がある。
歌詞の中に「夏が来れば思い出す。・・・水芭蕉の花が咲いている」とあるが、水芭蕉は、尾瀬では5月下旬から6月上旬までが最盛期の花で、どちらかと言うと、まだ残雪が多い春の時期の花である。
尾瀬というと、この歌を思い出すのだが、水芭蕉のくだりは、いつも「なんとなく変」と思ってしまう。
 
天気は曇りだが、幸い、雨は降りそうにない。
鳩待峠から、約1時間程下ると、山ノ鼻に着く。そこが尾瀬ヶ原の入り口である。
 
尾瀬の中には、いくつかの山小屋があるが、そこへ荷物を運ぶのは、歩荷(ぼっか)の仕事だ。
10キロ㎏もある荷物を担いで山小屋に運ぶ。
 

 
尾瀬ヶ原は、湿原保護のため、水平の木道を歩く。
曇り空だが、至仏山も燧ヶ岳も、きれいに望むことができた。
涼しくて、湿原の風が心地よい。
 

 
前方の山は、燧ヶ岳。東北地方の最高峰である。
 

 
この時期、まだ初夏の花が咲き始めたところで、木道の両脇の湿原には、珍しい花が少しずつ咲いている。
ただ、アヤメやカキツバタだけは、満開だった。
(アヤメとカキツバタの違い、わかりますか?)
 

 
水芭蕉は、こんな感じで少しだけ残っていた。
 

 
 
咲き始めた尾瀬ヶ原の花
 
ニッコウキスゲ
 

 
ワタスゲ
 

 
トキソウ
 

 
今回、尾瀬ヶ原を歩いて、初めて見たものがあった。
尾瀬には、伏流水が流れているのだが、尾瀬ヶ原の「竜宮」という所には、川の水が吸い込まれている場所 と湧き出している場所があった。
水が湧き出ている所は、これまで、例えば、富士山の周辺などで見たことがあったが、水が吸い込まれている所は初めて見た。
吸い込まれていく様子は全く見えないが、たくさんの川の水が水溜に流れ込み、そこから出て行く流れはないので、正に、地中に吸い込まれているということである。
面白い!

鼻からの胃カメラ検査

 
毎年この時期になると、年1回の人間ドックに行く。
胃の検査は、これまで専らバリュウムを飲んで行う検査を受け、再検査の指示があった時だけ、口からの胃カメラ検査を受けた。
口からの胃カメラ検査は、過去3回程受けたことがあるが、あの吐き気をもよおす苦しさを思うと、尻込みしてしまう。
 
もうずいぶん前に、友人から「鼻からの胃カメラ検査は、痛くないし、楽」と聞いた。
でも、その時は、楽と聞いても、にわかには信じがたく、それ以降も受けようとは思わなかった。
しかし、今年は、あまり悩むことなく、1度、鼻からの胃カメラ検査を受けてみようと思い、申し込んだ。
 
初めての体験は、やはりドキドキ。
他の検査を終え、胃カメラ検査の部屋に行くと、マッサージチェアのような椅子が置いてあり、そこにゆったりと腰掛け、まず、胃の中の泡をとるための液体を1杯飲む。
次に、鼻腔を広げ鼻出血を予防するための薬を両方の鼻の穴に注入し、約7分待つ。
そして、左右どちらの鼻が通りやすいか選ぶ(自分ではわからない)。
(この時、女性は鼻腔が狭いので、チューブが通りにくい時には、口からに変えますと説明があった)。
左穴から通すことになり、麻酔液が注入される。
 
検査室に案内され、ベッドで横向きに横たわる。
医師が「今からこれを入れます」と先端にカメラがついたチューブを見せる。
意外に太い!直径5ミリくらいはあるんじゃない?
看護師さんから「痛い時は『痛い』と言ってね」と言われる。
チューブが鼻を通る時、とても痛かったので、言われたとおり「痛い!」と言い、頭も思わず上にのけぞった。
看護師さんが「気持ちをゆったりね」と声をかけてくれながら頭を元に戻してくれた。
その後はずっと背中をさすってくれていたので、それからは痛みを感じることもなく、カメラが映す自分の胃の中の状態をモニター画面で見る。
画面を見ながら、医師と会話もできた。
 
検査自体は10分くらいで終了した。
 
初めて鼻から受け、口からよりは苦しくなかったというのが率直な感想。
じゃあ、来年はどうする?
 
わからんなあ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「すごい90歳」(奥村正子 著)

 
奥村正子さん、1930年7月7日生まれ。
今年、数え年で90歳となる。
配偶者が2017年に亡くなり、現在は、茨城県鹿嶋市で一人暮らし。
いやはや、本のタイトルどおり、とにかく「すごい」。
 
普通の主婦だった奥村さんは、72歳でベンチプレスを始め、82歳で世界一に、90歳になる今も現役。
 
奥村さんのことは、ネットニュースで読んで知っており、前々から「すごい人やなあ」とは思っていたが、書店で本を見つけたので、すぐに買って読んでみた。
 
奥村さんが運動を始めたのは、膝に水がたまった50歳の頃。
大腿四頭筋を鍛えて強くすれば膝の痛みがなくなって水もたまらないことを知り、トレーニングを始め、これが運動のきっかけに。
膝の痛みがなくなり、「50歳になっても筋肉は鍛えられる」ことを実感した奥村さんは、歩くために、次はゴルフを始める。
そして、ジム通いがきっかけで、72歳でベンチプレスと出会う。
ベンチプレスとは、バーの両端にプレート(重り)を何枚かつけて、それをベンチに仰向けになってまっすぐ押し上げるという種目。
奥村さんは、努力すれば、つけるプレートがだんだん増えていき、それが面白くて、ジム通いが楽しくなってきた。
82歳からは、ベンチプレスのパーソナルトレーニングをつけ、2013年には初めて世界大会に出場。初出場で、70歳以上の部47㎏級で、金メダル。
2019年5月に日本で開催された世界大会で5度目の金メダルを獲得した。
 
本では、奥村さんの日常生活も紹介されている。
「健康の秘訣は?」と尋ねられて、奥村さんは、「何よりも毎日の食事のおかげ」と答える。
外食はせず、手抜きもせず、朝たっぷり、昼は簡単の1日2食。
水曜と土曜は、水戸市にあるジムへ。
自宅から最寄り駅まで25分歩き、電車に1時間以上乗って、水戸駅からジムまで30分歩く。これの往復。
 
奥村さんのすごいところは、何事も継続していること、そしてその継続した効果を実感してそれを面白いと感じられるところじゃないかなと思う。
ランニングもされており、東京オリンピックの聖火ランナーになることも目標とのこと。
 
「継続は力なり」という言葉があるが、奥村さんは、継続すれば、いくつになっても、やれないことはないと教えてくれる。
 
こうやってブログを書いていたところ、滋賀県大津市に住む山ノ井貞子さん(75歳)が、2012年脳梗塞を患ってそのリハビリのため始めたベンチプレスで、2019年5月の世界大会70歳以上の部52㎏級で初出場し金メダルを獲得したというニュースが飛び込んで来た(2019年6月30日付け京都新聞朝刊)。
 
いやはや、年齢を言い訳にはできないなあ・・・
 
 
 

ドラマ「きのう何食べた?」に、はまってます

 
テレビ東京系(関西では、テレビ大阪)で毎週深夜に放映されている、「きのう何食べた?」に、はまっている。
放映は深夜なので、ビデオに録画して、時間がある時に観ている。
 
原作は漫画らしく、作者は、よしながふみさん。
西島秀俊演じるシロさん(弁護士)と内野聖陽演じるケンジ(美容師)のゲイカップルが主人公。
 
私が、何で、はまっているかと言うと、
1つ目は、内野聖陽のゲイの演技がこれまでにない新境地で、「さすが俳優!」と、毎回、感心して見入っている。
私のこれまでの内野聖陽のイメージは、大河ドラマ「風林火山」や「臨検」などの強面の男。
それが、言葉使いはもとより、指つかい、目線、所作などすべてが「女性」になりきっているのである。
 
2つ目は、毎回、シロさんが作る手料理。
料理番組と同じくらい、丁寧に作り方を教えてくれる。
それもあまり面倒なものではなく、つい自分も作ってみたくなるような料理ばかり。
ちなみに、「きのう何食べた?」のレシピ本も発刊されている。
 
さて、そんなドラマも、もう来週第12話が最終回。
残念やねえ。
 

毎朝、テレビ体操

 
今は、身体を動かす習い事をしていないので、運動と言えば、月2回のスポーツクラブ、たまの山歩き、たまのウォーキングだけだ。
 
これではあかん!と思い、4月から毎朝、テレビ体操をしている。
 
テレビ体操は、NHKのEテレで毎朝6時25分から35分までの10分間、体操をする番組である。
最近は夜明けが早いので、たいていは午前6時前に起き、テレビ体操が始まるまで、新聞を読んだり、午前6時からの語学番組を観たりする。
そして午前6時25分から体操開始。
 
メニューは、
月曜から土曜までは、ポイント体操➕「ラジオ体操」(第1と第2を毎日交互に)。
日曜は、「ラジオ体操」第1と第2すべて。
「ラジオ体操」は、計算し尽くされた究極の運動で、効率の良い全身運動とカロリー消費、ケガをしない安全性などが魅力と紹介されている。
 
ただ、批判的な意見もあるようで、「ラジオ体操」では脚の筋肉を鍛えないので、高齢者には「膝や腰を痛めるリスクがある」と指摘する医者もいるようだ。
 
確かに、ずっと続けていると体調は良いが、指摘されているとおり、やはり下半身への刺激は弱いという実感はある。
夜、ボッーとテレビを観ているのではなく、下半身の筋トレをするとパーフェクトかな?
 
まあ、とりあえず、「継続は力」と信じて、朝のテレビ体操は続けることにしよう。
 

播磨アルプスを歩く

 
2019年6月9日(日)晴天で蒸し暑い中、播磨アルプスを歩いた。
播磨アルプスとは、兵庫県加古川市と高砂市にある高御位山(たかみくらやま)を中心とした山々で、岩肌が露出している箇所が多いところから、こう呼ばれているらしい。
 
高御位山は、標高304M。
大文字山の火床辺りの高さなので、簡単に登れるだろうと「軽い」気持ちで出かけた。
 

 
出発は、鹿島神社の本殿横の登山口から。
鹿島神社には、チタン製の巨大な鳥居がある。こんな鳥居は初めて見た。
 

 
登山口から急坂を登って行くと、岩肌がむき出しになったかなり急勾配の岩盤があり、そこを時に這いつくばりながら登って行く。
岩そのものは固く頑丈で、歩いても崩れることはなかった。
 

 
稜線に出ると、そこからは快適な稜線歩きかと思いきや、展望は良いものの、かなりのアップダウンがある登山道だった。
その上、太陽と蒸し暑さとで、何度も休憩を取った。
登山道脇に咲いていたササユリが束の間の憩い。
 

 
やっと山頂に到着。
山頂には大きな碑が立っていた。
山頂の奥には神社もあったようだが、そこまでは行かず、昼食にした。
 

 
下りは、長尾ハイキングコースを一気に下った。
上りのルートと違って、ほとんど直線的に下る道だったので、アッという間に下山できた。
 
低山だったのに、へこたれた山歩きだった。
 
 
 

「老後2000万円」の衝撃

 
夫65歳、妻60歳の夫婦が95歳まであと30年間生活するのに必要な蓄えを約2000万円と試算した金融庁金融審議会の報告書案が、国会でも社会的にも大きな問題となっている。
 
批判が広がる中、政府はこの報告書案の受け取りを拒否したが、いくら政府が受け取りを拒否しようと、年金だけでは95歳まで生活できないということは紛れもない事実だ。
しかも、報告書に盛り込まれた「月に5万円の赤字」とする試算の根拠が厚生労働省が示した資料であったことも6月13日判明した。
他の試算では「1500万円」というものもあるが、いずれにしても、報告書案が言う対策としての「投資」などできるはずがないというのが、多数の国民の実感ではないだろうか。
 
政府がこれまで言ってきた年金「100年安心」というのは、高齢者が増え若い世代が減れば年金の水準を自動的に減らすことで年金制度を維持するという意味であり(マクロ経済スライド)、既に、2004年の小泉政権の時代から導入されている。
「そんなこと聞いてないよ」と、今回の「老後2000万円」問題で、このような改悪年金制度に初めて気がついた国民も少なくないと思う。
 
今、必要なことは、年金の水準の引き上げであり、年金だけで生活ができる保障である。
今回の「2000万円」衝撃は、そのことに気がつかせてくれた。
 
今度の参議院選挙でその意思を示しましょう!
 

グランカナリア島の「憲法9条の碑」

 
大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島のグランカナリア島に、「憲法9条の碑」があることをご存知だろうか。
「憲法9条」は、もちろん日本国憲法9条である。
 
私は、もう何年も前に、何か本の記事かエッセイで読んで感銘を受け、当時、憲法問題での講演を依頼された時には、必ず、この遠い異国の地の「憲法9条の碑」のことを紹介していた。
憲法9条の碑があるテルデ市は、スペインがNATOに加盟した時(1082年)、これに反対して非核都市を宣言。その後、9条の平和主義に共感した市長の主導で、公園の一角を「ヒロシマ・ナガサキ広場」と名付け、そこにスペイン語で刻まれた「憲法9条の碑」が設置された。
 
今朝(2019年6月3日)の京都新聞朝刊に、1972年にグランカナリア島のラスパルマス市へ移住した広島出身の中村寿美恵さんの活動が紹介されていた。
中村さんは、原爆投下の2日前に広島から山口県に疎開し無事だったものの、父と姉は被爆した。
2009年、旧知の高校教師から「広島の歴史を知るあなたから、子どもたちに語ってほしい」と持ちかけられ、「私の話が平和のために少しでも役立てば」と快諾し、以来、30回近くカナリア諸島の高校を巡り、広島で起きた歴史を語り継いできた。
 
日本では、今、憲法を改正しようとする動きが強まっている。
アメリカが引き起こす戦争に加担することにもなりかねない。
 
中村さんは「憲法があったから、戦後日本は戦争に直接加わらず、誰も殺傷しなかった。日本にとって大事な盾だったものをなぜなくしてしまうのか」と語る。
 
いくらIT技術やロボット開発が進んでも、戦争で犠牲になるのは、生身の人間だ。
世界の人たちと共に、本当の平和を追求すべき時代に来ている。

樹木希林さんのことば

 
これまで、亡くなってからこれほど本が売れている芸能人はいないのではないだろうか。
書店に行くと、樹木希林さん関連の本のコーナーがあったり、平積みされていたりする。
「一切なりゆき~樹木希林のことば~」(文春新書)は、2018年12月20日の発売から3ヶ月で100万部を超えるベストセラーとなった。
 
先日、私も「一切なりゆき」と2019年3月16日に発売された「いつも心に樹木希林」を購入した。
 
悠木千帆という芸名で「七人の孫」に出演していた頃から知っていたが、私が、彼女の言葉や生き方そして役者としての演技に興味を覚えるようになったのは、自分が全身ガンだと公表してからだったと思う。
晩年に彼女が出演した映画は、ほとんど観た。
 
「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」
「モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ」
「人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前」
などなど、その言葉どおりの徹底した生き方は、まさに理想である。
 
今回、あらためて2冊の本を読んで、最も印象に残ったのは、彼女が人や自分を「俯瞰(ふかん)」で見るようにしていたということ。
俯瞰というのは、高い所から見ることで、イメージとしては、空から町を眺めるようなこと(かな?)。
客観視と似ている(?)。
樹木さんは、例えば、年を取ることに対して、「おっ、今度はここが動かなくなってきたか」「あぁ、なるほど、耳が遠くなってきたな」とか、・・・そういうものを俯瞰で見て「自分の変化を楽しんだほうが得ですよ」と言う。
 
人間、なかなか自分を「俯瞰」するなんてできないけどね。
自分を「俯瞰」しながら、それを楽しんで生きられれば、最高。
 
この2冊の本は、アッという間に読んでしまったけど、「いつも心に樹木希林」の方が面白かった。
なぜかと言うと、「一切なりゆき」は樹木さんの言葉のエッセンスだけが抜粋してあるのに対し、「いつも心に樹木希林」は対談や彼女が書いたエッセイなどが収録されており、どのような流れでその言葉を発したかがよくわかるからである。
 
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
私がこんなふうに悟ることができるのは、いつになることやら・・・・
 
 
 

NO!職場でパンプス強制  「#KuToo」

 
もともとお洒落というものに興味がある方ではなかったが、年齢を重ねるつれ、一層興味は薄れていき、今はほとんど興味がない。
服装は、夏は涼しく、冬は暖かく、できるかぎり着やすいものを選び、アクセサリーも最小限しか身につけない。
靴は、ペダラを愛好し、夏はペダラのサンダルを、それ以外の季節はウォーキングシューズを履いている。
よほどフォーマルな席でない限り、パンプスを履かなくなって久しい。
 
「職場でのパンプスやハイヒールの強制をなくそうと、署名活動が広がっている」(2019年5月23日付け京都新聞夕刊)。
キャンペーンは、性暴力を告発する動き「#MeToo」と、「靴・苦痛」を掛け合わせ「#KuToo」とネーミングされた。
強制までする職場があることは全く知らなかったので驚いたが、よくよく考えると、女性の制服がある職場では靴も定められたパンプスやハイヒールがあるはずと思い至った。
 
新聞には、葬儀場でのアルバイトで「ヒール5~7センチ、ストラップなしの黒色パンプスを履くよう指定された」と書かれてあった。
 
確かに、例えば、ドクターXの大門未知子がピンヒールで病院内を闊歩する姿はカッコいい。
でも、実際は、短時間ならともかく、ヒールの高さが高くなればなるほど、長時間履き続けると、足は疲れ、歩いていられなくなる。
 
署名は、性差によるパンプス強制を禁止する通達を出すよう、厚生労働省に求める内容である。
5月21日現在、1万8000人超が署名した。
イギリスでは、政府が職場の服装規定について通達を出したほか、カナダの一部やフィリピンでは職場でのハイヒールの強制を禁ずる動きがあるとのこと。
 
足が痛くて仕事への意欲がそがれたら、それは本末転倒である。
職場で働きやすい服装を「足元」から考え直す時期に来ている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コンビニと食品ロス

 
私の依頼者の中に、生活保護を受給している80代の高齢男性がいる。
「いつも何を食べているんですか?」と尋ねると、「朝はパン。昼は食べず、夜は、フレスコの弁当が午後9時になると半額になるので、それを買って食べています」という返事が返ってきた。
彼にとって弁当代が半額になるのは、生活費をきりつめる上で大きなことなのだ。
 
2019年5月19日付け朝刊各紙は「コンビニ、食品ロス減へ」などと大きな見出しの記事を掲載した。
セブンイレブンは、弁当など消費期限の近づいた食品の購入者に5%分のポイントを提供する還元策を始めると発表した。
(なんだ、値引きではなく、ポイント還元かよ)
ローソンも同様の還元策を実施するらしい。
それを読んで、依頼者との上記会話を思い出した。
新聞は、「実質的な値引きで売れ残りを抑え、食べられる状態で破棄される『食品ロス』を減らす狙い」(同日付け京都新聞)と報じているが、ポイント5%還元というのは、わずか0.5%の割引にすぎず、これによってどれほどの効果があるか疑問である。
コンビニのオーナーで作る「コンビニ加盟店ユニオン」は、同月20日の記者会見で、「コンビニ会計を念頭に置いている限り、本部は本気で食品ロスの削減に取り組まないことを示したものと言うことができます」と述べている。
 
日本では、一方で大量の食品ロスが発生する一方、他方では日々の食事さえまともに摂れない人もいる。
この2つは、場面も対策も異なるものであることは明らかだが、食べられない人がいるのに、大量の食品が廃棄されることに矛盾を感じるのは当然だと思う。
 
コンビニ各社に対しては、大胆な値引き販売を要望するとともに、自分自身は、一消費者として、食品の使い切りに務めようと思う。
 
 
 
 
 
 

書展へ

 
5月11日(土曜)、滋賀県に住む友人も出品している書展が大津市歴史博物館で開かれていたので出かけた。
前回伺ったのは2015年だったので、4年ぶりだ。
書道の「先生」クラスの方々の作品なので、どれも素晴らしい。
 
昔は「書」などには全く興味がなかったが、この友人に誘われて「書」を見たことがきっかけで、「書」が芸術であることを知り、また、その技や奥深さに惹かれた。
篆書(てんしょ)やトンパ文字など、日常生活では見られない書体もあって、面白い。
 
友人の作品2点。
 
墨をにじませるのも技法の1つのようだ。
 

 
 
赤と黒の紙を使って書かれているのが、お洒落で遊び心があって、目立っていた。
この紙は、中国に行った人からの土産だそう。
 

 
結婚されて東京に住む息子さんもパートナーと二人で来ておられた。
あの小さかったKちゃんがすっかりカッコいい大人になって、なんだか私の方が照れくさかった。
 
快晴の琵琶湖の風がさわやかだった。
 

骨、くっつきました。

 
昨年11月24日、自転車でこけて左前腕を骨折したことは、このブログにも書きました。
多くの皆さんにご心配いただき、本当に有り難うございました。
 
12月3日に手術をし、それからリハビリが始まりました。
初めてリハビリというものを体験しました。
腕を固定していたシーネが取れても、左手は前後に動かしたり、ひねったりすることができませんでした。
でも、リハビリを続けていくと、不思議と少しずつ動くようになっていきました。
事故は一瞬で起こりますが、治るのには時間がかかることを痛感しました。
 
連休前の診察で、主治医から「もう骨はくっついているから、何をしてもいいよ」と言われました。
左手は、まだ完全に右手と同じように動かせるわけではありませんが、日常生活にはほとんど支障はなくなり、同じ日、リハビリも打ち切りになりました。
あとは、自分の努力だけです。
 
事故以来、自転車には乗っていません。ひたすら歩いてます。
歩く時も、慎重になりました。
でも、事故は忘れた頃にやってきます。
気を付けましょう。
 
 
 
 
 

ルバーブ

 
連休に長野県に行き、ルバーブに出会った。
 
ルバーブは、シベリア原産の野菜で、ヨーロッパでは広く栽培されている。
日本にはまだあまり定着していないようだが、最近、少し栽培する農家も増えているらしい。
見た目はフキやセロリのよう。
煮るとすぐクタクタになるので、ジャムに適しているらしい。
 

 
ルバーブという野菜があることは、料理研究家の石原洋子さんの本にジャムの作り方が書かれてあったので、以前から知ってはいたが、近所のスーパーでは見かけないので、買ったり作ったりすることなどないと思っていた。
 
でも、長野県でたまたま見つけたので、ここで買わないと、ルバーブジャムの味を知らないままになると思い、買ってみることにした。
 
ジャムの作り方は、いちごやリンゴなどと同じ。
ルバーブを1センチ位に切って、蜂蜜をかける(私はジャム作りに砂糖を使わない)。
数時間放置しておくと、水分が出てくるので、火にかけ、アクを取りながら、約15分位煮る。
あとは、煮沸消毒した空き瓶に入れて、冷蔵庫へ。
 
最初の写真のように、緑色のルバーブの方が多かったのに、出来上がりは真っ赤なジャムになった。
 

 
朝食でトーストに乗っけて食べる。
いちごやリンゴより酸味があって美味しい。
 

 
また、「出会い」があれば買ってみよう。
 
 

高見の郷の桜(奈良県)

 
まるで桃源郷のようだった(千年の丘から天空の庭を望む)。
 

 
ここは、奈良県吉野郡東吉野村。
あの有名な吉野山の桜ではない。
関西のマッターホルンとも呼ばれる高見山(たかみさん、1248.4M)の近くに、この「高見の郷」の桜がある。
 
林業の衰退に伴いだんだん荒れていく山の再生を考えて、花好きな母親が県外まで見に行く桜を植え育てることした島崎さん。
全国から約1000本のしだれ桜を集め、2004年に開園した。しだれ桜ばかり1000本というのは大変珍しい。
 
2019年4月21日(日)。晴天で絶好のお花見日和。
当初の予定では、高見山に登り、その帰りに高見の郷に立ち寄る予定だった。
ところが、8キロ程手前から桜見物の車の大渋滞で、全然前に進まない。
やむなく途中の高見公園で昼食を食べ、渋滞が少しおさまった午後1時30分頃に出発。
高見山登山はあきらめ、高見の郷の桜だけを見ることにした。
 
高見の郷に近づくにつれ、車道からでも、ピンクに染まった山が見える。感動!
九州のミヤマキリシマを見た時も、山が濃いピンクに染まっていたことを思い出した(2012年6月15日付けブログ。右検索欄に「ミヤマキリシマ」と入力してください)。
 
やっと、高見の郷に到着。
受付には、たくさんの列。
高見の郷のしだれ桜は山の斜面に植えられているので、展望台である「千年の丘」に行くには、標高差約300Mほど、約800段以上の階段を上がらなくてはならない。
そのため、園内には、無料の送迎バスが走っており、そのバス待ちの人達の列だった。
高見山には登れなかったので、体力が温存されていた私はもちろん階段を上る。
 
山の斜面のしだれ桜を眺めながら、急階段を上っていく。
 

 
どんどん階段を上っていくと、「天空の庭」というフラットな場所に到着。
しだれ桜が、まるでシャワーのよう。
 

 

 
天空の庭では、食べる物なども販売されており、しだれ桜の中の遊歩道を歩いたり、飲食もできる。
 
天空の庭から、ほぼ水平に遊歩道を歩き、それから更に階段を上って、展望台の千年の丘へ向かう。
(下の写真の道は、無料バスの道路)
 

 
千年の丘への遊歩道から天空の庭を望む
 

 
そして、千年の丘に到着。
丘から天空の庭を望むと、冒頭の写真のような景色が広がっている。すごい!すごい!
素晴らしい!桜がまるで雲海のよう。
 
下りも、もちろん階段を下る。
高見山には登れなかったが、階段の上り下りで結構な運動になった。
 
 
 
 
 
 
 
 

ヌフ クレープリーでガレット

 
2015年9月に出来た、ガレットの店「ヌフ クレープリー」。
事務所の近くの夷川通東洞院西入にある。
時々、店の前を通るので、1度行ってみたいと思っていたが、なかなか訪れる機会がなかった。
 
今日は、依頼者のIさんと打ち合わせをした後、Iさんを誘って二人でランチを食べに行ってみた。
店はアンティーク調のおしゃれな内装。
二人共、コンプレという、自家製ハム、チーズ、アボカド、玉子がのったガレットを選んだ。
 

 
生地は厚くパリパリしているが、中はモッチリしていて、これまで食べたことがあるガレットよりずっと美味しかった。
 
クレープもあるようなので、今度は是非、クレープも食べてみたい。

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