裁判所の周辺=うちの事務所の周辺には、高級和食の店が何軒かある。
祇園などで店を出すよりは、家賃が安いからだろうか。
味が良ければ、立地が多少不便でも、客は来るものだ。
2017年4月25日、うちの事務所の隣の部屋(102号室)に、高級和食店がオープンした。
店の名前は「木山」。
今年1月頃から部屋の改装工事が始まり、何ができるのかなあと思っていたら、和食の店と聞いた。結局、工事は開店ギリギリまでされていた。
うちの事務所があるマンションの玄関。
庭をつぶして、店への入り口となった。
店主は、木山義朗さん。
京都「和久傳」で15年研鑽を積まれてきた方とのこと(これはネットの情報ですが)。
お隣さんなので、時々お目にかかって挨拶するが、まだ若そうで感じの良い方。
高級和食店と書いたが、要予約で、昼は1万円、夜は1万5000円と2万円。
お隣さんでも、ちょっと敷居は高いです(笑)。
2017年4月アーカイブ
放射線防護学者で平和活動に取り組む立命館大学名誉教授の安斎育郎先生。
東京大学工学部原子力工学科1期生で、東大時代、原発批判の活動で、アカハラまで体験したという。
福島原発事故後は「福島プロジェクト」を立ち上げ、毎月福島を訪れて被災者を支援されている。
東京大学の奇術愛好会に所属されていたこともあり、手品の腕前はプロ並み。
そんな安斎先生が、喜寿の記念に、絵手紙展を開かれることを知り、行ってみた。
場所は、京都市上京区河原町通今出川下る「京都画廊」。
安斎先生もおられ、訪れた皆さんと歓談されていた。
安斎先生は、77歳になられる現在も、毎月福島に通われるなど、原発反対や平和のためにアクティブに活動されている。
そんなとっても多忙な安斎先生が、マジック以外に、絵手紙まで書かれるとは、実に多才だ。
「皆々さま いやあ困った困った。喜寿の記念に絵手紙展を開くとやら。原発や平和の問題に取り組みながら、折りにふれて書いた絵手紙は千通を越しますが、なにしろ手紙ですから手元にはありません。慌てて貸してもらいました。いろいろあるなあ。酔狂な科学者の古典的通信手段をお楽しみ下さい。もしかすると面白いかも。 2017年陽春 安斎育郎」
安斎先生は、通信手段としてメールを多用される一方、「心模様を伝える方法」としては絵手紙の方が勝ると感じるという。
しかも、今回の絵手紙展で初めて知ったのだが、安斎先生の絵手紙は、絵のみならず「和紙に筆書き」をされており、その文字の形や大きさや傾き具合や濃淡におのずから変化が生じ、そこに強弱や悲喜や好悪などの情感をこめることも出来るとされる。
反原発運動で付き合いのある福島県楢歯町の住職には、福島第1原発事故の被害を心配する言葉に釈迦像の絵が添えられている。
私も10年前までは、時々、絵手紙を描いていたが、最近は、全く絵筆を持っておらず、ホコリをかぶっている。
安斎先生の優しさがここにもにじみ出ているようで、刺激になった。
(女性弁護士の法律コラム NO.236)
妻の妊娠中に不倫が発覚して自民党の宮崎健介衆議院議員(当時)が辞職したのが、2016年2月。
そして、今度は、今週発売の週刊新潮で、妻のガン闘病中に自民党の中川俊直衆議院議員が不貞を行っていたことが発覚した。
しかも、お相手の元愛人とハワイで結婚式まで挙げていたというのであるから、ほとほとあきれてしまう。
蓮ホウ氏が言うとおり、議員としての資格がないことはもとより、人間として失格!
自民党は、いつものとおり「進退については、本人が考えること」と突き放す発言をするのも無責任な話。自民党が推薦した議員ではなかったの?
ところで、この件に関し、「重婚ウエディング」というようなタイトルをつけているマスコミもあるので、「重婚」について若干コメントする。
中川議員の場合は、おそらく法的な意味の「重婚」ではないと思う。
重婚については、民法732条で「配偶者のある者は、重ねて婚姻をすることができない」と規定されている。
民法が禁止しているのは法的な意味の「婚姻」なので、妻がいる夫が愛人と一緒に暮らしていても「重婚」にはならない。
もちろん、結婚している男性が他の女性との婚姻届を提出しようとしても、役所は受理するはずがない。
では、どのような場合に「重婚」となるのだろうか。
典型的には、夫が勝手に役所に離婚届を提出した上、愛人との婚姻届を提出し、その後、妻の訴えにより離婚無効が確定した場合である。
役所は、形式さえ整っていれば、離婚届を受理してしまうのである。
しかし、もちろん、夫が勝手に離婚届を提出する行為は、有印私文書偽造罪等の刑法上の犯罪に該当する。
これまでの弁護士生活の中で、夫が離婚届を勝手に出したという事件も、上記のような勝手に離婚届を出した上に愛人との婚姻届まで提出したという事件も、妻側で関わったことがある。
いずれも妻が刑事告訴を行って夫は処罰を受け、民事では離婚を無効とした上で、妻側からあらためて離婚等の請求を行った。
世の中、こんなことをする人間もいるのである。
2017年4月16日(日)は、晴天に恵まれた。
絶好の登山日和、お花見日和である。
でも、午後から、京都市内の円山音楽堂で、京都弁護士会主催の「共謀罪の制定を阻止する市民集会」がある。
それに間に合うべく、午前7時半過ぎに自宅を出発。
大文字山に向かった。
今回は、大文字山を越えて、滋賀県の三井寺まで歩く予定。
三井寺の桜は、きっと満開!
実は、2年前にも同じルートを歩こうとしたが、三井寺の直前で、下山の登山道がわからず、違う場所に下りてしまい、三井寺には行けなかった。
そのため、今回は、ネットの登山ブログを調べて、わかりにくい下山の登山道を確認して出かけた。
銀閣寺の登山口から上り始める。
上から下りて来る人と何人もすれ違う。
みんな、朝早くから登ってるんやなあ・・・
火床を経て、大文字山山頂へ。
晴天なのに、京都市内が霞んで見える。
山頂を経て、四つ辻から、如意ケ岳方面へ。
ほぼ平行移動。
如意ケ岳の山頂には、レーダー施設があって、山頂がどこかはわからない。
そこからは、アスファルト道となる。
三井寺へ下山するための登山口を見落とさないように、注意深く歩く。
ここだ!
よくよく見ると、ガードレールの切れ目に、薄く「三井寺」と矢印が書かれてある。
わかりにく~い!
誰か、標識を付けてよ!
急坂をどんどん下る。
そして、やっと三井寺に到着。
三井寺の桜も散り始めていたが、それはそれで美しい!
桜を堪能した。
今回初めて、大文字山から三井寺まで歩いたが、それほどアップダウンはないものの、距離が長く結構疲れた。
午後の集会のパレードも含め、よく歩いた1日だった。
前日の雨で、2017年4月16日(日)は京都市内の桜も散り始めたが、晴天に恵まれ、絶好のお花見日和となった。
そんなお花見客でにぎわっている円山公園内の音楽堂で、京都弁護士会主催、日本弁護士連合会共催「共謀罪(テロ等準備罪)の制定を阻止する市民集会in京都」が開催された。
私は、午前中、大文字山を登って滋賀県の三井寺まで歩き、三井寺の満開の桜を堪能した後、午後1時半から始まった集会に参加した。
4月14日に衆議院法務委員会で審議入りした「共謀罪」法案。
2人以上が犯罪の計画を相談(共謀)して、その後に準備行為を行うと、計画が実行されなくても、その相談(共謀)自体を罰しようとする法案である。
過去、3度も廃案になった「共謀罪」を「テロ等準備罪」と名前を変えてまた出してきたのである。
集会は、まず、始めに、主催者を代表して、木内哲郎京都弁護士会会長の挨拶。
後方に並ぶのは、歴代の京都弁護士会会長の皆さん。
「廃案になるまでたたかう」との力強い挨拶。
メインの講演は、日弁連共謀罪法案対策本部副本部長の海渡雄一弁護士と、高山佳奈子京都大学教授。
海渡弁護士と高山教授は、共謀罪法案の問題点をわかりやすく解説された。
共謀罪の主体は、「組織的犯罪集団」であり、「一般の人には関係がない」と説明されているが、何が「組織的犯罪集団」にあたるかの具体的な基準はなく、例えば、労働組合、保育所を作れという会や原発反対の会などの市民団体まで、範囲がどんどん広がる可能性がある。
そして犯罪にあたる「準備行為」は、メールやラインなどのSNSや、ATMで出金するようなごく日常的な行為まで該当する可能性もある。
東京五輪のためというのは、全くの口実。
今以上に、国民を監視する社会になってしまう。
そして、最後に、約1700人の参加者が、「共謀罪NO!」の意思を表明。
平和な日本をめざして、共謀罪を廃案にするための「共謀」を大いに行いましょう!
集会終了後、京都市役所前までパレード。
昨年12月のこと。
いつも持参している自宅の鍵がどこにも見あたらない。
その時持っていたバッグの中身をすべて出してもない、着ていた古いスキージャケットのポケットの中にもない。
自分で玄関のドアを開けて中に入ったのだから、どこかにあるはずと思って心当たりを捜したが、捜しても捜しても見あたらない。
消耗・・・・
もしかしたら、鍵でドアを開けた後、玄関前で落としたことに気が付かず、誰かが持って行ってしまったんじゃないかなあ・・・と心配・不安はどんどん膨らんでいった。
結局、捜すのをあきらめた。
年がかわって3月になった。
ある日、古いスキージャケットを着ていると、何か背中にゴソゴソ当たる物がある。
このスキージャケットは背中にフードなどが入れられるようなポケットが付いている。
出てきたのは、鍵!
なあんだ、ジャケットの前のポケットに入れたつもりが、間違えて背中のポケットに入れていたんだ。
この話を友人にすると、「ある、ある」と盛り上がった。
その友人は、鍵の置き場所を決めて、必ずそこに置くようにしているとのこと。
自宅内に家族がいても、必ず自分の鍵で開け閉めするとも。
そして、その友人が「最近こんな物があるんですって」と新聞情報から教えてくれた物は、キーファインダー。
なくしやすい鍵などにキーホルダーのような受信機を取り付け、専用リモコンのボタンを押しながら捜すと、近づくと「ピー」という音で受信機が反応し、見つかるという商品。
基本は家の中で使うタイプが多く、外でなくした場合は見つからない。
でも、認知症の家族がいる場合にも、役立っているらしい。
すごい商品が出ているもんだ。
いずれお世話になるかもね。
思いがけず歯周病になって以来、前よりも、歯のケアを心がけている。
朝起きてすぐ歯を磨く、朝食後にまた磨く、就寝前には、歯みがき以外にフロスも。
半年毎の定期検診にも行っている。
これで「8020」(=80歳になって自分の歯を20本以上保つこと)は実現するだろうか・・・
新聞で「口腔崩壊」という言葉を知った。
10本以上の虫歯や、歯根しか残っていない未処置歯が何本もある状態のことをいう。
最近、子どもや若者に増えているとのこと。
経済的貧困を如実に表す現象の1つに、子どもが虫歯を治療できないことがある。
例えば、2015年度の沖縄県内の市町村立小中学校の歯科検診で、虫歯が10本以上あるとされた児童・生徒がいたのは52%の57校以上に上り、このうち半数以上の35校が貧困の影響を指摘したとのこと。
「片親で生活に余裕がない」
「非正規雇用で生活が不安定なため、子どもの歯医者のために仕事を休めない」
全体的には子どもの歯の健康レベルは上がっており、中には、高額な医療費を出して歯列矯正を行う子どももいる。
要するに、社会の格差が、子どもの口腔内の健康格差につながっているのだ。
北欧では、成人まで健診と治療を無料で行い、予防教育も徹底するなど、口腔内の健康は「国と社会の責任」という考え方が定着している。
国が貧困対策を言うなら、口腔内の健康にも責任を持つべきである。
今日、東京の某テレビ局から電話があった。
私は観たことがないが、あるバラエティー番組の担当者と言っていた。
テレビ局から電話があることなど滅多になく、悪いことをしているわけでもないのに、ドキッとして思わず身構えてしまった。
電話の内容は、私が事務所のホームページの法律コラムに書いた「死後離婚」の記事を読んで尋ねたいことがあるということだった。
どう検索して、私のコラムに到達したんだろう・・・??
NHKテレビで2度程「死後離婚」のニュースを観て、「姻族関係の終了」のことを「死後離婚」と呼んでいたことが面白くて書いただけだったのに・・・
「番組で扱うことになったら出演をお願いするかも」なんて言われたので、「テレビに出るのはイヤです」と答えた(笑)。
「姻族関係の終了」なんて弁護士なら誰でもコメントできますよ。
民法に「姻族関係の終了」という条文があることすら知らない人もいるだろうから、バラエティー番組でも、取り上げてくれた方がいいかなあ・・・
今年は3月末まで寒い日が続き、4月に入って、京都の桜もようやく開花し始めた。
それなのに、今週末は、ずっと雨予報。
散ってしまわないことを願うばかり・・・
昨年のブログでも紹介した「陽光桜」。
この陽光桜は、戦時中に教師として軍国主義教育を行い、多くの教え子を戦争で死なせてしまったという鎮魂の思いと平和への願いを込めて、愛媛県の高岡さんが開発した品種である。
早咲きの桜で、色はとても濃いピンク、枝が上方に向かって伸びているのが特徴。
昨年、若王子神社の裏山に、この陽光桜の「穴場」スポットがあることを知り行ってみたが、昨年は4月2日の時点で既に散り始めていた。
今年は、どうだろうか・・・ソメイヨシノはまだ咲き始めだが・・・
仕事の合間をみて、4月5日の昼に行ってみた。
若王子神社の裏山を登る。上り7~8分。
坂道を登りきると、パッと視界が開け、鮮やかなピンク色が目に飛び込んできた。
咲いてる!咲いてる!
ほぼ8分咲き。
花見の人も数人しかいない。
若王子神社付近のたくさんの観光客はいずこへ・・・
じっくり陽光桜を楽しむことができたひとときだった。
4月2日(日)は快晴だったので、今年初めての登山として、比叡山に登ることにした。
全国的に桜の開花は遅く、京都市内もまだほとんど開花していない。
晴れていても、外は寒い。
午前8時過ぎに自宅を出発。
上りは、雲母坂(きららざか)登山口から。
上り始めは、結構、急坂である。
東山トレイルと合流する辺りからは、登山者よりトレランのランナーたちが増えてくる。
必死に登っている私の横をスイスイ追い抜いて行く。
ケーブルカー乗り場に到着。
京都市内が一望できる。晴れていて絶景。
更に、スキー場跡地を経て、つつじヶ丘へ。
昨年5月に登った時は、つつじが満開だったが、今年は、つつじはもとより、桜もまだ。
花は何も咲いていなかった。
もう1度、5月に登ろうかな。
つつじヶ丘から展望できる比良山には、まだ雪が残っていた。
つつじヶ丘で早めの昼食。
恒例の焼き肉と焼きそばを作って食べる。
ジッとしていると、寒い。
下山は、赤山禅院への登山道を下る。
午後1時半には帰宅。
今年の初登山としては、マアマアの体調かな。
でも、翌日は、結構、太ももが痛かった。