「戦争反対」「憲法9条を守ろう!」という声が、これまで声をあげてこなかった普通の若者も含めて、徐々に広がりを見せている。
そんな中、私は、2026年4月22日付け朝日新聞夕刊のある記事にとても感銘を受けたので、ここに紹介しておきたい。
トランプ大統領は、イランへの軍事攻撃をめぐり、「日本は助けてくれなかった」と不満を口にした。1991年の湾岸戦争の時に続き、再び、日本の「貢献」がとりざたされている。
1991年にアメリカが湾岸戦争を始めた時も日本は自衛隊を派遣しなかった。
そんな時、当時高知市の私立高校3年生の柏木文蔵さん(当時17歳)は「憲法9条を知らない米国人は、日本を嫌うかもしれない」と心配になり、アメリカの著名なコラムニストのボブ・グリーン氏に手紙を送った。
「1人の兵士も湾岸に送らない理由がある。日本国憲法9条だ。私たちは45年以来、戦争を放棄している」
そして米国人、なかでも米兵の文通友達を募り、「戦わない理由」を直接説明したいとも書いた。
これがグリーン氏の目に留まり、戦争が終わった直後の1991年4月15日付けシカゴ・トリビューン紙で記事となり、柏木さんの元には、文通を求め、なんと100通を超える航空郵便が届いた。
シカゴ郊外の高校生は「本当に試されるのは戦争を始める能力ではなく、戦争を回避する能力だ」と記していた。
柏木さんの卒業後、学校は、「17歳の若人の投じた一石の行方を平和へのあゆみのシンボルとして残す」との思いから、「文蔵の一石」という冊子をまとめた。
柏木さんは、後に群馬県で医師になったが。、約10年前に若くして他界されたという。
もし、柏木さんが生きていたなら、今の国際情勢や日本政府の動きなどについて、どのように語り行動しただろう。
柏木さんのような若者がいたことが何より頼もしい。
今こそ憲法9条の精神を本当に実践していく時だと思う。
憲法9条を改悪することなど絶対にあってはならない。