1. 2016年1月

2016年1月アーカイブ

ドラマ「鴨川食堂」が面白い

 
NHKBSプレミアムで2016年1月10日から始まったドラマ「鴨川食堂」が面白い(毎週日曜午後10時~。連続8話)。
 
「思い出の食、捜します」
その一行の広告を頼りに、客は、看板も暖簾もない「鴨川食堂」にたどりつく。
そのたどりつくことができた客だけのために、その望む食を、娘「こいし」と元刑事の父「流」が調査し、その客の人生が凝縮された「思い出の食」を提供する。
 
舞台は京都。これもいい。
鴨川食堂は、東本願寺の近く。
「こいし」役の忽那汐里(くつな しおり)は、このドラマで初めて知った女優さん。
「流」役の萩原健一は、久しぶりのテレビドラマの登場。珍しく物腰柔らかく押さえた演技が光る。
 
私は、料理は得意ではないが、作ることが好きで、食べることは何よりも楽しい。
以前から、食べることは人の人生と密接にからんでいる気がしてならない。
映画「かもめ食堂」「山のトムさん」、ドラマ「ランチのアッコちゃん」など、食と人生とをからめた作品は好きだ。
そして、今回の「鴨川食堂」は、思い出の食を探し出して、もう1度、人生を振り返り味わうところが素晴らしい。
 
1話完結で、観終わるとホッコリする。
平和で穏やかな生活だからこそ、食べることを味わえるんよだね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

京都でも初雪

 
暖冬が一変して、全国的に寒波が到来している。
京都市内でも、昨日(1月19日)、初雪を観測した。
気象台が観測を始めた1951年以降、最も遅く初雪が降った日(1月7日)を12日も更新したとのこと。
 
昨日の中京区あたりは、雪がチラホラ舞っただけ。
昨夜も午後11時頃はまだ星が出ていた。
ところが、今朝起きたら、あたり一面雪化粧。今も降り続いている。
 

 

 
今朝は、早めに事務所に来て、午前中の相談予約の方に「来れますか?」と電話を入れた。
「公共交通機関が動いていれば、伺います」との返事。
このくらいの雪では、東京と違って、京都は電車は動いているようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

89歳の相談者

 
昨日、89歳の女性からの法律相談を受けた。
とても89歳とは思えないほど、受け答えもしっかりされていた。
歩行はやや不自由だが、目や耳は全く異常ないとのこと。
昨年、夫を亡くし、現在は一人でわずかな年金で暮らしているという。
しかし、子どもや孫は、生活費の援助もしてくれないと嘆く。
 
私の母が生きていたら、このくらいの年になるんだろうな、と思った。
 
今日、書類を渡す用があり、彼女の自宅は自転車で行ける距離だったので、自宅を訪問した。
もし自宅を処分するとしたらトラック15台分位の荷物があると語っていたので、「ゴミ屋敷」か?と思いながら訪ねたが、部屋の中はとても整理され、綺麗な家だった。
彼女は、なぜ、子どもや孫たちとうまくいかないのか、その一部を語ってくれた。
テレビで観るような「孤独な老人」に自分がなるとは思わなかったとまた嘆いた。
 
往診に来てくれる医者やヘルパーさんらに支えられているようだったが、日本の高齢化社会の現実を目のあたりにしたような気がした。
 
 
 
 

「紅はるか」で焼き芋

 
昨年、友人から、安納芋の焼き芋がとても美味しいのだが、近所のスーパーには安納芋が売っていないと聞いた。
 
その後、たまたまデパ地下に行った際、安納芋など3種の芋の販売の催事が行われていたので、思わず立ち止まって味見をさせてもらった。
焼き芋は、もう数十年食べていなかった。
 
おいしい!甘い!
 
数ヶ月常温で保存できるということだったので、買うことにした。
販売していたオジサンは、安納芋より「紅はるか」という品種の方がもっと甘いよと教えてくれたので、紅はるかを数本購入した。
ネットで調べると、「紅はるか」は2007年に開発された新しい品種で、甘さも「はるかに」甘いことから、名付けられたと書かれてあった。
 
焼き芋の作り方は簡単。
洗って両端を切り落とし、そのままオーブントースターで焼くだけ。
 

 
皮をむくと、黄金色に輝き、ねっとりしていて、しかも、とても甘い。
完全に、はまった!
カロリーが気になるところだが、ケーキやチョコレートと比べれば、断然、焼き芋の方が低い。
 
今度、見つけたら、友人にも届けよう。
 
 
 
 
 
 
 

マイナンバー制度の問題点について

 
(女性弁護士の法律コラム NO.217)
 
昨年12月、私が所属している弁護士グループの主催で、「マイナンバー制度の問題点」の勉強会が開催されましたので、参加しました。
 
講師は、日本弁護士連合会情報問題委員会委員長の坂本団弁護士(大阪弁護士会所属)。
坂本弁護士は、マイナンバー制度の問題点を非常にわかりやすく解説され、勉強になりました。
 

 
マイナンバー法の正式名称は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」。
マイナンバーというのは、あくまで行政機関における事務を効率化するための制度で、民間の事業者や個人がそのために「お手伝い」をするという制度なんです。
ですから、現時点では、国民にはほとんどメリットはありません。
 
制度が始まる以前から、マイナンバーの流出事故が報道されていますが、番号や個人情報の不正利用や改ざんなどにより、本人に「なりすまし」て財産その他の被害を負うおそれも指摘されています。
アメリカでは、深刻ななりすまし被害が増大し、2006~2008年の3年間で1170万人、損害額が毎年約5兆円と報告されています。
もし、今後、マイナンバーの利用範囲が拡大されれば、逆に、不正利用の危険性も高まると言えるでしょう。
 
また、マイナンバー法は、定められた目的以外で、個人番号を他人に提供したり、他人の番号を収集したりすることを禁止しています。
ですから、例えば、いくら自分の番号だからと言って、ブログやtwitterなどに番号を掲載することはできません。
また、客が身分証明書代わりに個人カードを店舗に提示しても、店が個人カードの裏面をコピーしたり、番号を書き取ったりすることは許されません。
(2016年1月8日付け京都新聞夕刊)。
 
国は、個人番号カードの普及に全力をあげていますが、悪用された時のリスクを考えると、取得するか否かは慎重に判断した方が良いと思います。
 
 
 
 
 
 
 

ほんのひとときの至福~コーヒーミル~

 
昨年12月、電動コーヒーミルを買いました。
 
私の朝食は、ほとんど毎朝、トーストとコーヒーです。
コーヒー豆は、20代の頃は、手動のミルでガリガリと挽いていました。
ガリガリと挽いている時の良い香りがたまりませんでしたが、時間をかけて挽くのがいつしか面倒になり、ここ数十年間、ペーパー用に挽いてもらった豆を買って来て飲んでいました。
 
でも、また、あのコーヒー豆の香りが恋しくなり、ミルを購入しました。
電動ミルだと、1杯分なら10秒で挽くことができます。
チョー簡単です。
 
ほんのひとときの時間ですが、毎朝、挽きたての香りに包まれながら、コーヒーを飲んでいます。
 
 
 
 
 

 
(女性弁護士の法律コラム NO.216)
 
当時、厚生労働省事務次官であった村木厚子さんが最高検察庁によって逮捕されたのは2010年9月。
その後、大阪地検特捜部の前田恒彦検事(当時)が証拠のフロッピーを改ざんしたことが明るみとなり、村木さんは無罪となった。
他方、前田氏は、その後、実刑判決を受け、受刑者となった。
 
2014年5月、京都弁護士会は、前田元検事を招き、全面証拠開示・全面可視化のシンポジュウムを開催した。
前田氏服役後、初めての講演だった。
彼が語る捜査の実態は生々しくリアルで、被疑者・被告人にとって有利な記述の削除や不利な供述だけを調書にする方法が実際に行われていると語った。
 
そして、前田氏は、今年1月5日までに、共同通信の取材に応じた(2016年1月6日付け京都新聞朝刊)。
証拠改ざんについては「最低でも官僚の立件」という誤った方針が先にあって罪を犯したこと、証拠は「検察のもの」として不利なものは隠すという歴史の末に改ざん事件があるなどと回想した。
「独善的な正義感に酔いしれていた」と当時を振り返るとともに、全事件での取り調べの録音・録画(可視化)の義務づけや被告人・弁護側に全証拠開示する必要性を強調した。
 
前田氏の事件以後も、検事が取調室で被疑者にカッターナイフを示したり、自白と引き換えに便宜を持ちかけたりする問題が表面化し、検察庁の体質は変わっていないのではないかと思わざるを得ない。
 
前田氏には、様々な所から「圧力」があるようだが、それらに屈せず、どんどん発言し、検察機構を改革する力となってほしいと思う。
 
 

明けましておめでとうございます

 
明けましておめでとうございます。
暖かい正月でしたね。
 

 
本日から事務所での仕事が始まりました。
空いた時間に錦市場の花屋さんへ行き、花を買って、事務所の正月用のアレンジメントを作りました。
下の写真で、花の横の猿は、亡き母が作ったものです。
 

 
昨日から今日へと続く日々は変わらないので、私自身は、1月1日になったからと言って、あらためて何かを誓ったり、決意したりはあまりしません。
 
元気に毎日を過ごせるよう、体力作りと食による健康作りを目標にします。
 
今年もよろしくお願い申し上げます。

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