1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

 
2020年6月27日(土)。
休日の土曜日は、特に予定がない限り、昼食は自宅で作って食べる。
でも、思い立って、M弁護士のブログで「美味しい」と紹介されていた、夷川通りにある「夷川なかじま」という餃子専門店に行ってみることにした。
この店の近所に職場がある友人が「いつも行列ができている」と言っていたので、午前11時半の開店と同時で、しかも土曜であれば、あまり混んでいないかもと思い、ブラブラ歩いて行ってみた。
 
案の定、客はまだ誰もおらず、これもM弁護士のブログで紹介されていた「なかじまスペシャル」という定食を注文した。
 
「なまじまスペシャル」は、ねぎ塩鶏、チャーシュー、ポテサラなど前菜5品とメインの餃子一皿がついて990円。
 

 
ボリュームたっぷりで、どれも美味しく、これで990円とは大満足であった。
 
私が入店後、次々と客が入って来たが、皆、餃子と昼間からビールを注文していた。
「餃子なんて、ビールなしでは食べられない」という誰かさんの声を聞こえてきそうだ。
 
店を出て、そのまま買い物に行って、帰宅しようと思ったが、烏丸御池に向かって歩いていると、私は、2006年に出来た「京都国際マンガミュージアム」に今まで1度も来たことがないことに気がつき、入ってみることにした。
 
京都国際マンガミュージアムは、京都市と京都精華大学の共同事業で、マンガ資料の収集・保管・公開とマンガ文化に関する調査研究、これらの資料と調査研究にもとづくイベント等の事業を行うことを目的に設立された。
 

建物は、元・龍池小学校の校舎が活用されている。
 

 
2階のメインフロアーには、1945年頃から現在までの単行本が保管されており、どのマンガ本も自由に読むことができる(全館の単行本が自由に読める)。
 
最近は、マンガを読むことが滅多になく、流行のマンガ作品も全く知らない。
私の記憶では、小学校低学年の頃、「マーガレット」という少女向け週刊漫画が発刊され、それを毎週買ってもらい読んでいた。そして小学校高学年になると、「りぼん」とか「なかよし」という月間漫画雑誌を購入していた。
また、ピアノのレッスンに行くと、なぜか「少年サンデー」が置いてあり、レッスンの順番を待つ間、「おそ松くん」を愛読していた。
 
そして、修習生時代や弁護士になった20~30代の頃は、ビッグコミックオリジナルや柴門ふみ原作のマンガ、O弁護士が愛読していた「ガラスの仮面」「おいしんぼ」を借りて読んだりしていたが、次第にマンガは読まなくなっていった。
 
本当は、創刊当時の「マーガレット」なんかを読みたかったが、雑誌は、調査研究目的でないと読めないらしい。残念。
 
そのため、弘兼憲史の「人間交差点」を1冊だけゆっくり読んで、退館した。
 

自宅で最高コーヒー!

 
コーヒーの味が入れ方1つでこんなに変わるものなのかと感動した。
 
2020年6月15日放映のNHK「逆転人生」は、2014年ワールド・バリスタ・チャンピオンシップでアジア人初、日本人初の優勝を果たした井崎英典さん(1990年生)。
井崎さんは、高校中退後ひきこもり。
しかし、その後、コーヒーの修行をして、ついに、アジア人初のバリスタ・チャンピオンとなる。
これが逆転人生。
 
その井崎さんが、自宅でのコーヒーの入れ方をテレビを通じて伝授。
私は、これまでも豆のまま購入し、飲む都度、挽いているので、これは正解。
そして、いつもどおりのペーパーフィルターによる入れ方だが、ちょっとした一手間がおいしさを引き立てるとのこと。
その一手間が、みそ!
井崎さんの伝授どおりに入れてみると、同じコーヒー豆なのに、コーヒーの味がいつもより深くて濃い。
 
自宅でコーヒーをゆっくり飲むのがますます楽しみになる。
 

佰食屋さんに行って来ました

 
もうすっかり全国的に有名になった、京都の「佰食屋」(ひゃくしょくや)さん。
 
佰食屋は、長時間労働を改善することを目的とした1日ランチ100食限定の飲食店である。
ディナー営業がないため、全従業員が残業なしで夕方6時までに帰宅するという。
安心・安全をモットーに、無添加・無化学調味料の食材を使用。
京都市内にいくつか種類の異なった店舗展開をされているが、西院にある「国産牛ステーキ丼専門店佰食屋」が本店的な店だと思う。
 
行列解消のため、毎日午前9時半から整理券が配布される。
開店は午前11時。営業は午後2時半まで。
ずっと以前から1度行ってみたいと思っていたが、朝の9時半に整理券をもらいに西院まで行き、また昼頃に西院に食べに出掛けることなど、考えただけでも面倒で、行動にうつすことができなかった。
 
京都市ごみ減量推進会議の主催で佰食屋のオーナーの中村朱美さんの講演会が6月に開催されることを知り、参加を申し込み、楽しみにしていたが、コロナのため中止に。
つくづく縁がないと思った。
 
それが、6月22日、たまたま、仕事で午後、西院に行くことになった。
ふと佰食屋のことを思い出した。
西院へ午前と午後2回行くことは今だってできない。
でも、コロナの影響で、外国人観光客はもとより他府県から京都に観光客があまり来ていないので、もしかしたら、開店と同時であれば、食べられるかもしれないと考えた。
 
店は、四条通りから春日通りを下がった所のマンションの1階にあった。
こじんまりした店である。
 

 
午前11時少し過ぎた時間に店に行くと、既に、店内には、多くの客がいたが、まだ数席空きがあり、整理券なしで席を確保することができた。
やったー!来た甲斐があった。
メニューは3つしかない。ステーキ丼、ポン酢ステーキ定食、ハンバーグ定食。
オーナーの中村さんも忙しいそうに働いておられた。
 
ステーキ丼を注文する。
 

肉も柔らかく美味しかった!
 
以前、京都新聞に、中村さんが、佰食屋の「佰」の「にんべん」には、「人を大切にする飲食店でありたい」という思いがあると書かれていた。
この「人」とは、客だけでなく、「従業員」「仕入れ業者」「世界中の人(環境)」「会社(法人)」と、関わるすべての人を指すとのこと。
言葉だけで「頑張れ」なんて伝わらない。「会社の仕組みを変えていく、仕組みで人を幸せに」が中村さんのモットーである。
 
是非、中村さんの講演も聴いてみたいと、あらためて思った。
 
 
 
 
 

交通事故直後

 
昨日(6月21日)、夕食を食べた後、まだ外が明るかったので、ブラブラと散歩に出掛けた。
外は、何やらサイレンが騒々しい。
 
歩いて行くと、鴨川の二条通りの橋の東詰め(川端通二条の交差点)にパトカーが何台も停まり、人だかり。
何かあったんかな?
事故や!!
近づくと、たくさんの警察官と救急車。そして人、人、人。新聞記者もいる。
 
ヤサカタクシーや!・・・・最初は、タクシーが自転車を巻き込んだ事故かと思った。
 

 
でも、その前方の道路上には、車が1台横転していた。
車が横転するなんて、いったい、どんな事故やったんやろう。
 

 
空には、ヘリコプターも飛んできた。
 
今日の京都新聞朝刊によると、6月21日午後6時半頃、パトカーに追跡されていたワゴン車がタクシーに衝突し、弾みで自転車にぶつかった。ワゴン車は衝突の衝撃で横転した。4人重軽傷。
 
こんな事故直後に出くわすなんて初めての経験でした。
 
 
 
 
 
 
 

横田早紀江さんと京都

 
横田早紀江さん(84歳)・・・言わずと知れた、北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんの母親だ。
 
早紀江さんと先日亡くなられた滋さん夫妻を見ていると、親の愛というのは、これほどまでに深いものかと感動する。
それだけに、眼鏡をかけた優しい顔の皺がだんだん深くなっておられるのが切ない。
 
恥ずかしながら、その早紀江さんが、京都市中京区の出身であることを、今朝の京都新聞朝刊の「読者の声」欄の投稿を読んで初めて知った。
神泉苑が子どもの頃の遊び場だったようなので、三条通付近に住んでおられたのだろうか。
そして、堀川高校出身とも。
 
なんだか、早紀江さんのことが身近に感じられる。
なんとか生きておられるうちに、めぐみさんに会わせてあげたいものだ。
 
 
 
 
 

 
6月17日から日テレで始まった「ハケンの品格」の第1回を観た。
2007年に放映されたドラマの続編である。
面白かった!!
 
主人公の大前春子は、契約延長しない・担当セクション以外の仕事はしない・残業も休日労働もしない。
「ドクターX」の大門未知子ばりのハケン社員なのである。
それもそのはず、脚本は、ドクターXと同じく中園ミホ。
 
こんなハケン社員はおらんやろ~!と突っ込みたくなるが、大前春子は、世の中のハケン社員が言いたくても我慢して言えないことを代弁してくれるから痛快だ。
また、桜を見る会、セクハラ・パワハラ、テイクアウト弁当(消費税8%)は店内では飲食禁止、などの時事ネタも盛り込んである。
 
第1回の内容で特に印象に残ったのが、30代の女性ハケン社員に対するセクハラの社内調査の場面である。
 
目撃した別の20代のハケン社員が「セクハラを見た」と訴えると、人事部の正社員たちは、被害者女性が翌日、加害者の正社員にお礼のメールを送っていることを指摘し、本当にセクハラに遭ったなら、こんなメールは送らないでしょうとセクハラを否定する。
 
実は、私が以前に関わったセクハラ事件でも同じような場面があった。
この事件は、日本銀行京都支店長が部下の女性社員にセクハラをしたという訴訟事件で、当時は週刊誌にも載り、被害女性社員の全面勝訴となった判決は判例雑誌にも掲載され、かなり有名なセクハラ事件となった。
 
事案は、ホテルのVIPルームに誘われ、その部屋でセクハラ行為をされそうになったが、逃げて難を逃れたというもの。
その訴訟の中で、加害者側は、被害女性が翌日、支店長に「自責の念にかられている」というメールを送っていること等から、被害女性も好意を持っていたなどと主張した。
 
しかし、部下がセクハラをされても、上司の機嫌を損ねたくない・怒らせたくない、どんな嫌がらせをされるかわからないことなどを恐れ、このようなメールを返すことは不自然でも何でもないのである。
 
セクハラ事件の特徴もよく描かれていた第1回だった。
 
 
 
 
 

6月の日曜日

 
近畿は、6月10日梅雨入り。
ずっと雨続きでうっとうしい日が続く。13日(土)はかなり激しい雨だった。
14日(日)は、お昼頃から雨はやんだ。
 
人も車もコロナ自粛前の状態に戻っているような感じ。
街中を歩くと、マスクをつけていない男性が目立つ。
 
大津市の友人宅でランチするため外出。
最近は、「三密」を避けるため、たまに友人と食事をする場合でも、外食ではなく、食べ物を持ち寄って集まることが多い。
女性ならでは、できること?
友人は、お好み焼きと焼きそばを作ってくれた。
ボリュームあって、結構、本格的。
 
 

 
 
私は、なすとにしんの含め煮(右)と枝豆のヴィシソワーズ(中央)を持参。
 

 
おなか一杯!
楽しいひとときでした。

アベノマスク

 
役立たずのアベノマスクが、コロナ緊急事態宣言解除後の6月1日にようやく我が家に届いた。
と、思ったら、翌日、事務所のポストにも投函されていたので、人が居住していなくても、ポストがある所には、どこにでも配られることがわかった。
きっと空き屋にも投函されるんだろうな。
これに私たちの税金が何百億円も投入されたかと思うと、本当に腹立たしい。
 
布製マスクを作ってくれている友人が、アベノマスクをアレンジして改良してくれるとは言っていたが、京都市も回収していることを知ったので、京都市に提供しようかなと考えていた。
 
でも、生活保護を受けている依頼者の方に「要りますか?」と尋ねると、「欲しい」とのことだったので、差し上げた。
役立たずのアベノマスクでも無駄にはしないぞ。
 
 
 

ブログを再開します。

 
今年2月11日を最後に4ヶ月間ブログは止まったままとなっていました。
世間では、コロナ禍が始まりつつあった時期でもあり、その後は、想定を超える社会状況となりました。
そして、私自身をめぐる状況も色々なことが起こり、毎日事務所に来て仕事は続けていましたが、ブログだけは書くことができなくなっていました。
 
コロナの緊急事態宣言解除の動きと並行するように、私自身も周囲の環境も少しずつ落ち着き始め、やっとブログを書こうかなと思うようになってきました。
多かれ少なかれ誰もが感じていることだろうと思いますが、本当に周囲の人たちの支えがあって、私たちは生きているということを実感しています。
 
少しずつ前を向いて歩んでいこうと思っています。

 
先週、突然、小学校(岐阜市立長良小学校)時代の友達はるみちゃんから、メールが届いた。
「2月10日放映の『鶴瓶の家族に乾杯』に登場するかもしれませんので、時間があったらご覧下さい」
 
「鶴瓶の家族に乾杯」は、鶴瓶とゲストが日本の町を歩いて地元の人と触れあうぶっつけ本番の旅番組。
ネットで番組の予告を見ると、10日放映の舞台は岐阜市。私のふるさとである。
大河ドラマ「麒麟がくる」で斎藤道三役のモックンがゲストのよう。
はるみちゃんはどんな場面で出るんやろ。
これは絶対に観なければ!
 
はるみちゃんは、とても歌がうまく、小学校の時「ちびっこのどじまん」で優勝もした。
私が長良(ながら)から引っ越したため、中学は別々となり、はるみちゃんは、歌手をめざし高校から東京へ行ったよう。
 
いつも夜のテレビ番組は、夕食を食べながらダラダラと観るのだが、この日は、他のことは何もせず、テレビの前に座り、画面に集中する。
 
番組は、岐阜城が見える川原町公園から始まり、川原町通りへ。
鶴瓶とモックンが最初に入店した「川原町屋」というカフェで、早々にはるみちゃんが登場!
はるみちゃんは、東京で歌を歌っていたこと、堀越学園の1期生であること、1番始めのドラえもんの主題歌を歌っていたことなどを話し、求められて、実際に、ドラえもんの歌を歌った。
(「内藤はるみ」でネット検索すると、You Tubeで、はるみちゃんの歌声を聴くことができることがわかりました)
 
波瀾万丈の人生だったけど、元気そうで明るいはるみちゃんの姿が映り、懐かしく、そして嬉しかった。
 
その後は、鶴瓶とモックンは、別行動。
地元の人の岐阜弁満載のしゃべりが懐かしかった・・・
「麒麟がくる」の光秀ブームで、少しは岐阜市内も盛り上がるかな。
面白かった!!
 
※番組の再放送は、2月14(金)午前0時55分から。10日に見逃した方は、是非、ご覧下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」

 
1月19日(日)、久しぶりに劇場に映画を観に行った。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」。まだ今も上映中。
 
「男はつらいよ」シリーズの映画を観ることは、私の30代の頃の年末の1つのイベント行事だった。
年末の仕事が終了すると、2日間くらいかけて自宅の大掃除をし、その後、たいていは12月30日の昼間に「男はつらいよ」を映画館で観て、夜はちょっとだけ豪華な夕食(外食)をとるというパターンだった。
日々の仕事から解放され、「寅さん」を心の底から笑い楽しんだ。
 
渥美清さんが亡くなって、寅さんの映画は1995年の第48作が最後の作品となった。
その「寅さん」映画が帰ってきた。
 
小説家となった満男(吉岡秀隆)と、高校時代の後輩で今は国連職員として世界で働く及川泉(後藤久美子)との再会を軸に、寅さんの過去の様々な場面が再現される。
 
映画の中では寅さんが死んでいることにはなっていないのに、語られるのは過去の思い出話ばかりで、誰も「今頃どうしてるだろう」と言わないことや、後藤久美子の演技が下手だったことや、冒頭の桑田佳祐の歌がいただけなかったことはあるが、やはり、もう「寅さん」はいないことがあらためて思い知らされ、今回だけは、笑いよりは涙が出てきた。
 
 

 
私が2011年末まで所属していた京都法律事務所の時の同僚、福山和人弁護士が、今回の京都市長選挙に立候補をされた。
 
福山さんは、人権感覚にすぐれ、常に弱い人に寄り添って、どんな困難な事件にも果敢に挑む熱血弁護士である一方、普段はとても優しい男である。
私も出演した2009年3月上演の「憲法と平和を考える市民ミュージカル」では、裏方の事務局を担う一方、バンド(彼は三線を弾いた)や「殿」役でも出演し、当時のメンバーから今も「殿」と呼ばれ、慕われている。
 
そんな福山さんが、京都が京都らしくなくなっていく、市民本位の市政になっていないことを憂い、今回の京都市長選挙に立候補された。
 
1月19日(日)の告示の日は、午前8時35分から、京都市役所前で出発式があったので、出掛けた。
朝早くからたくさんの人が集まっていた。
ここ数日、曇りがちな天候が続いていたが、19日の朝はすがすがしい天気となった。
 
れいわ新撰組代表の山本太郎氏も応援にかけつけた。
 

山本さんの演説を生で聞くのは初めて。
今の日本社会がいかに弱者に冷たい政治かを力を込めて訴えられた。
 
福山さん、登場。
 

中学校給食実現、子どもの医療費を中学卒業まで無料に、返さなくてもいい奨学金、仁和寺前のホテル建設反対などなどの政策をわかりやすく提案。
 
やる気さえあれば、現在の京都市の財政でも可能であることを根拠を示して訴えるので、現在の市長も反論できず。
 
2月2日は「福来たる!」を実現させたい。
 
 
 
 
 
 
 

ロウバイを届けていただきました

 
毎年この時期になると、依頼者Sさんが、自宅の庭に咲いたロウバイの枝を届けてくれます。
今日、届けに来てくださいました。
受付カウンターに飾ると、事務所中が、そのかぐわしいイイ匂いで一杯になります。
 

 
ロウバイは大好きな花の1つです。
 
ついでに、毎年、飾っている、亡き母が作った木目込み人形。
今年の干支の鼠です。
 

 

明けましておめでとうございます。

 
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
今日から事務所の仕事も始まりました。
 
いただいた年賀状の中に、何人かの方が「ブログ読んでますよ」と書いてくださっており、大変有り難く、また嬉しく思いました。
 
年末年始の休みの間に、たまたま、岸田奈美さんという作家のブログを読み、とても感動しました。
それは、「弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった」というタイトルのブログでです(「岸田奈美 赤べこ」などと検索すればヒットします)。
奈美さんの弟は、生まれつきのダウン症で知的障害があります。
おかあさんも車椅子生活をされています。
奈美さんのブログを読むと、私たちが障害を持つ方をどのように見て、どのように接すれば良いか考えさせられます。
 
人間って本当にすごいなあと思います。

除夜の鐘

 
札幌市にある大覚寺という寺が、市民の「うるさい」という苦情を受けて、今年初めて除夜の鐘を中止にするという新聞記事を目にした。
 
京都にも有名な大覚寺があるので、ネットで調べてみると、2016(平成28)年から除夜の鐘は休止していると書かれてあった。ただ、理由は何も書かれていなかった。
 
除夜の鐘は、年末恒例の伝統行事。
「うるさい」?
最近の建物は密閉性が高いので、子どもたちの「火の用心」の声さえ聞こえないよねと、先日友達と話していたばかりだったのに・・・「鐘の音」そんなに聞こえる?
 
いつも録画して観ているテレビ朝日のドラマ「やすらぎの刻~道」。
先週は、戦争で寺の鐘が没収されたため今は鳴らない除夜の鐘の音、それを懐かしむ祖父母を喜ばせようと、孫達が村のスピーカーから除夜の鐘の音を鳴らすというサプライズを仕掛け、戦争の中を生きた村人達は涙、涙の場面であった。
 
長い時代ずっと続く除夜の鐘には、今年1年なんとか過ごすことができた、あの時は誰々と一緒に聞いた・・・などの思いがわきあがる。
 
除夜の鐘は、続いてほしいと私は願う。
 
 

「仕掛学」(松村真宏 著)を読んで

 
世の中には、面白い学問があるもんやなあと思う。
テレビと新聞(2019年12月18日付け京都新聞夕刊)で知った「仕掛学」。
面白いと思ったので、本まで買って読んでしまった。
「仕掛学」の研究者は、大阪大学の松村真宏教授。2011年に提唱された。
 
「仕掛け」とは・・・
 
京都でよく見かけるのは、塀の下の方に付けてある小さな鳥居。これがあると、立ち小便や犬の散歩中に塀におしっこをかけたりできない。小便禁止の「仕掛け」である。
 

 
駐輪場に線が引かれていると、それを横切るようには自転車を停めにくく、つい線に沿って停めてしまう。駐輪場が整理整頓できる「仕掛け」である。
 
おもちゃを入れるゴミ箱の上にバスケットボールのゴールネットを設置すると、思わず狙いをつけて、おもちゃを投げてシュートしたくなる。結果的に、おもちゃがゴミ箱に片付く「仕掛け」である。
 
エスカレーター横の階段にピアノの鍵盤が描かれており、階段を利用すると、ピアノの音階が鳴る。階段を利用して楽しみながら運動ができるための「仕掛け」である。
 
男性用の小便器に「的」を貼ると、つい狙いたくなり、的は飛散が最小になる場所に貼られているので、トイレを綺麗に使う「仕掛け」である。
 
「~は禁止」「整理整頓」「健康に良いから階段を上る」など、頭ではわかっていても、なかなかそのようには行動出来ないのが人間の性というものであろうか。
しかし、「仕掛け」は、無理矢理行動を変えさせるのではなく、つい行動を変えたくなるように仕向けるアプローチなのである。
 
但し、仕掛けは悪用することもできる。
松村教授の「仕掛け」は誰かが不利益を被ったり、不快な思いをさせるような仕掛けは想定されていない。
 
本は、次の3章から展開されている。
1章  仕掛けの基本
2章  仕掛けの仕組み
3章  仕掛けの発想法
 
仕掛けの発想で大事にしたいのは、実現可能性。
その例として、アメリカのNASAは、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した時、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて、無重力でも書けるボールペンを開発した。
一方ロシアは鉛筆を使った。
松村教授は、問題に直面した時、技術に詳しい人ほど技術にとらわれてしまい、使う必要のない技術をわざわざ使って簡単な問題を難しく解決しようとしている、と述べる。
仕掛けを作る際に、本質を見失っていないかを常に心に留めておくべきである。
 
松村教授は、世界は仕掛けにあふれているが、仕掛けに気づかないことも多い、と述べる。
 
これからは、「仕掛け」を探しながら町中を歩けば、また歩くことも一層楽しくなるような気がしている。
 
 
 
 
 
 

メリー・クリスマス!

 
最近、友達になった小学生の女の子(依頼者の娘さん)から、クリスマス・カードが届きました。
カードの絵は、東京オリンピックの入場行進です。
但し、行進しているのは、全員がサンタクロース。
おもろいやないの。
 

 
クリスマスと言っても、特に何もしませんが、ちょっと幸せな気分になりました。
 
12月初めから事務所の受付カウンターに飾っていたクリスマス・オーナメント。
明日には片付けます。
 

 

福島家裁会津若松支部に行ってきました

 
12月16日、福島家庭裁判所会津若松支部へ行ってきました。
現在、係属中の事件について、調査官による調査があったからです。
 
とにかく遠い。
東京駅から東北新幹線に乗り換え、郡山駅で下車して、更に磐越西線に約1時間乗ります。
京都からだと半日がかり。
会津若松は、白虎隊で有名ですね。
それとNHKの大河ドラマ「八重の桜」の新島八重の出身地でもあります。
 
裁判所は、鶴ヶ城の真ん前にあります。
調査官との面談時間まで少し時間があったので、鶴ヶ城を見学することにしました。
 
 

 
期日を決める時、調査官に「12月16日頃はもう雪が降っていますか?」と尋ねると、「降るかもしれませんね」という返事でしたが、16日は、例年よりはまだ暖かいとのことでした。
それでも、京都よりは、約5度程気温は低く、快晴でしたが、寒さが身にしみました。
 
城のお堀の水には、薄い氷が張っていました。
 

 
鶴ヶ城。
昭和40年に再建築されたそうです。
 

 
城を見学した後、家裁へ。
地裁も簡裁も同じ建物です。
元会津藩家老の屋敷跡に建っているとのことです。
 

 

 
長い1日でした。
 

折れた骨は完全にくっついたようです

 
ちょうど約1年前の11月24日、自転車でこけて左腕を骨折しました。
12月3日に手術、12月5日退院でした。
(→2018年12月11日付けブログ)
リハビリは今年4月で終了しました。
 
昨日(12月5日)、久しぶりに病院に行って診察を受け、主治医から、レントゲン上、完全に骨は融合しているので、「もう病院には来なくていいよ」と言われました。
完全に骨がくっついたと言っても、やはり右腕と左腕とでは、少し差がありますが、日常生活に影響は全くありません。
 
事故以来、1度も自転車には乗っていません。
多少の距離があっても、歩きます。荷物が重くても歩きます。
そして、歩行する時にも、周囲に気をつけて、慎重に歩きます。
 
骨折は、貴重な体験でした。

中村哲医師、アフガンで銃撃されて死亡

 
昨日(12月4日)の夜のニュースで、「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲さん(73歳)が、12月4日、アフガニスタンで銃撃されて亡くなったことを知り、驚いた。
中村さんを狙ったもののようで、憤りを禁じ得ない。
 
私は、残念ながら、中村さんに直接お目にかかったこともなければ、講演を聴く機会もなかった。
新聞などで記事を読んだことがあるだけだった。
中村さんは、約35年という長きに渡り、医師でありながら、パキスタンやアフガニスタンの紛争地域で、井戸を掘ったりする活動をされていた。
「清潔な水と食料があれば、病を防いで、若者らが飢えから武装勢力に加わるのを避けられるとの信念からだ」(2019年12月6日付け京都新聞朝刊)。
 
世の中には、このようなすごい生き方をする人がいるんだと、尊敬の念を抱いていた。
 
文字どおり、命をかけて、アフガニスタンのために働いてきた中村さんが、なぜ、殺害されなければならなかったのか・・・・
 
今後おそらく、中村さんの半生がテレビや本などで紹介されるだろう。
彼がやりたかったこと、望んだ世界、その生き様などをもっと知って、これから私たちが何ができるかを考えてみたいと思う。
 
中村さんは、こんなことも語っていた。
「こんな馬鹿な政権はない。憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はない」
 
 
 

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