1. 2026年3月

2026年3月アーカイブ

私にとっての今冬のスキーシーズンが終わり、これからは登山シーズンが始まる。

2026年3月20日、山仲間3人と一緒に、今年初めての登山に出掛けた。

行き先は、南山城地方の最高峰鷲峰山(682m。「じゅぶさん」とか「じゅうぶさん」とか呼ばれる)。

京都府の宇治田原町と和束町にまたがる南山城地方の最高峰の山だ。

 

以前、知人から「鷲峰山に登ったが、『行者めぐり』がとてもスリルがあって恐かった」と聞き、京都にもそんな険しい山があるのかと思い、1度その『行者めぐり』を歩いてみたかった。

 

登山開始地点は「茶源郷」で知られる和束町。2025年2月に開通した宇治田原町と和束町を結ぶ、その名も鷲峰山トンネルを通って、スムーズに到着した。

和束へは昨年来たばかりである。

https://www.kyotolaw.jp/introduction/muramatsu/blogs/2025/04/7090.html

 

原山集落を通って、最初は、茶畑の作業道の急坂を登って行く。黄砂のせいか、やや霞んでいるが、さすが「茶源郷」と呼ばれるだけある、見事な景観だ。

 

 

 

茶畑の最上部から、いよいよ登山道に入る。登山道は整備されており。最初は緩やかな道を登って行き、途中急坂の箇所もあるが、道は広くて歩き易い。ジグザグの登りを経ると、参道との分岐に至る。ここから右へ進むと、金胎寺(こんたいじ)という寺に至る。

 

 

「行者めぐり」は、この金胎寺の寺務所を通った奥から始まる。

出入り口には、下の写真のような看板が設置されており、なにやら恐そう・・・

今回の山仲間は誰も行ったことがない。

 

 

行者めぐりの門をくぐってもすぐに険しい道が始まるわけではなく、しばらくはなだらかな道を下っていく。

「行者めぐり」は2時間程の周回コースで、順路は一方向と決められている。一度入ってしまうと、後戻りはできないのだ。

分岐から急坂の下りが始まる。落ち葉で滑らないよう、木を持ったり姿勢を低くしたりして慎重に下る。

千手の滝の上部で昼食。

昼食後、千手の滝(下の写真)と五光の滝を通過する。

 

 

登山道には、テープやペンキで印が付けられているが、たまに見おとしてしまい、引き返すこともあった。

しばらく進むと、今度は岩登りが始まった。

「登りより下りの方が恐いよね」なとど言っていると、私には一人でとうていよじ登れそうにない岩が現れた。滑落すれば、重傷を負うことは明らか。

二人が先に登ってくれて、私は先にリュックを渡し、空身となって二人に引っ張り上げてもらい、やっとよじ登ることができた。

恐かった、良かった・・・ホッとした。(ここの写真はありません)。

その後は、急坂を登り、分岐そして金胎寺に戻ることができた。

 

まだ時間があったので、金胎寺から約10分くらい歩いて鷲峰山の山頂まで登った。山頂には票はなく、多宝塔が建っていた。

 

 

 

帰りは、来た道を戻った。

 

「行者めぐり」は修験道の道で、さすが大変な道だった。

もう2度と行くことはないなと思った。

 

 

 

 

 

 

先日、友人同士の間で「京都に文化庁が来て、何か京都に変化があったかなあ?」「ないなあ」というような会話があった。

市バス停留所の名前が「府庁前」から「文化庁前・府庁前」に変わったくらいか・・・

 

その文化庁が、2026年2月27日策定した2026年度から2030年度までの5年間にわたる第6期中期目標において、国立博物館・美術館に対し、入館料など展示事業に関する自己収入比率について、5年以内に65%以上、10年後までに100%にすることを求めている。

その上、もし2029年度において、自己収入比率が40%を下回るなどした場合、「社会的な役割を十分に果たせていない」とみなされ、「再編」となるという条項も盛り込まれている。

明らかに「稼げ」という圧力だ。

文化庁は公式サイトで、「再編については『閉館』を想定しているものではありません」と明記しているが、統合や合併は想定されているだろう。それは「閉館」と同じではないか。

 

橋下徹氏が大阪市長時代に、人形浄瑠璃への補助金をカットしたことを思い出してしまった。

 

朝日新聞の3月9日付け「天声人語」は、「そんなことをすれば各館とも、客を呼べる企画ばかりに必死になり、それ以外が後回しになってしまわないか。財務諸表だけでは計れない文化的価値というものがあるはずだ」と書いており、もっともだと思う。

 

そもそも博物館や美術館の目的は、文化財の保存や学術研究、教育などであって、金もうけではない。

ICOM(国際博物館会議)も2022年のプラハ大会で採択した定義で、博物館は「社会に奉仕する非営利の常設機関」としている。

年々増えていく膨大な軍事費を削れば、予算的には賄えるものであり、戦争はまさしく文化を破壊するものにほかならず、今回の文化庁の目標も何か「戦争への国家作り」と重なっているようでうすら寒い。

しかも、昨今の国立博物館・美術館の「特別展」の入館料は2000円超のところも多く、市民の誰もが文化的な価値に触れることが出来る機会をなくしているような気がする。

 

文化を守るため、今後も市民の監視が必要である。

 

 

 

 

マージャン、今昔

2026年3月10日付け毎日新聞夕刊の1面は「マージャン 老若男女に『役満』」というタイトルの記事だった。

 

記事によると、「老若男女の間で今、マージャン人気が高まっている」とのこと。「たばこの煙が充満した部屋で、酒を飲みながら夜通し続けるギャンブル・・・。そんなネガティブなイメージは今は昔」だそうだ。

(賭けマージャンが発覚して、辞めた検事長もいたけどなあ・・・)

 

私の元依頼者の中に、健康マージャン教室の講師という仕事をする当時70代の女性がおられた。

「健康マージャン」は「賭けない、飲まない、吸わない」がルールで、認知症予防などにつながるとして高齢者を中心に人気が広がっており、カルチャーセンターの中には健康マージャン講座があるところもある。

 

私自身は、マージャンを小学生の時に覚えたから、一応、牌の並べ方は知っている。

自宅にもマージャンパイのセットがあり、休日に父親が友人らと自宅でマージャンで遊んでいたのを父の横に座って眺めていたという記憶がある。母もマージャンができたので、親子3人で遊びながらマージャンを覚えた気がする。

私たちの大学時代は、マージャンに明け暮れて大学に来ない男子学生も少なくなかったが、私は、大学時代はマージャンなどせず「品行方正」に(?)学生生活を送った。

司法試験に合格し、司法修習生になると、修習生の娯楽の1つがマージャンだった。マージャンが好きな裁判官もおられ、裁判官・修習生でマージャンをしたことも何回かあった。

最近の大学生や司法修習生はどうなんだろう・・・?

 

弁護士になってからは、京都弁護士会でもマージャン大会が開催されるようだが、弱いし下手なので参加したことはない。

今は、時折マージャンゲームをするくらいである。

 

マージャンはそのルールが面白く、本当によく考えられたゲームだと感心する。

対戦相手が人間であれば「心理戦で、対戦相手との駆け引きが楽しい。相手の癖や打ち筋を読むのが肝になる」(上記毎日新聞)ようで、パソコン相手ではなく、4人で卓を囲めば、もっと楽しめるんだろうなと思う。

 

高齢者の「認知機能の改善や、精神的な健康に非常に効果的との研究結果も複数ある。高齢者を孤立から守る強力なツールにもなる」(上記毎日新聞)というから、マージャンもなかなか魅力的な娯楽である。

 

2026年1月19日付け当ブログで書いたものの「続き」である。

https://www.kyotolaw.jp/introduction/muramatsu/blogs/2026/01/7349.html

 

1月19日付けブログの最後で、私は「こんな裁判官はいない」と書いた。

これはおそらく弁護士の間での共通の感想であろうが、友人弁護士の中には、「だから、このような非現実的な法廷ドラマは好きじゃないから観ない」と言う人もいる。

 

確かに、裁判官・弁護士・検察官そして警察、私たちの仕事に関連する職業のドラマは、現実とは異なる描かれ方をしているものが多い。

しかし、それらドラマの中で、単なる犯人捜しミステリーではない作品であれは、視聴者に何を伝えたいのかを考え、感じることができる。

 

心療内科医の海原純子さんは、このドラマを評して「自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)を隠しながら働く裁判官の主人公を演ずる松山ケンイチさんの演技が非常に素晴らしく生きにくい社会の中でどう生きていくか、という葛藤を見るものに問いかけるドラマになっている」「発達障害を持つ自分がこの仕事をしていいのか、裁かれる人は受け入れられるのか、と悩む主人公の問いかけは本人だけでなく見るものにも与えられた問いかけでもある」と書かれている(2026年2月22日付け毎日新聞)。

 

裁判や法廷の現実を私たち弁護士は知っていても、(私自身も含めて)かような障害を抱えている人たちの悩みや不安そしてその行動の仕方などを知らない弁護士は多く、知らないからこそコミュニケーションが難しく、冷たい対応をしてしまう場合もあるだろう。

そんなことが自分に問いかけられているドラマだと思う。

 

3月3日放映は第7回だから、ドラマももう終わりに近づいていると思うが、2月24日放映分からは「死後再審」というハードなテーマが真正面から取り上げられている。

折しも、同日の2月24日当事務所から岡根・佐藤弁護士が弁護団に加わっている「死後再審」の滋賀県の「日野町事件」について最高裁が再審開始決定を下した。

ドラマでは、証拠隠しなどの検察官の不当な対応により、長年、再審開始決定が決まらないという問題点もきちんと描かれており、法廷ドラマとしてもますます見応えがあると思う。

 

ちなみに、このドラマを制作しているのは、私が2024年10月21日付けブログで紹介したNHKドラマ「宙(そら)わたる教室」と同じチームだそうで、やっぱりいいな、という感じである。

 

 

 

2026年2月22日午前5時からMBSで放映されたドキュメンタリー「映像’26 弾薬庫が増える町」を観ました。

 

京都・大阪・奈良にまたがる関西文化学術研究都市(通称、学研都市)の中に陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地(京都府精華町、京田辺市)があります。

私も以前、車で通ったことがありますが、樹木に囲まれ、分屯地の様子はあまりわかりませんでした。

京田辺については、私は、これまで京都弁護士会から派遣される出張法律相談を何回か担当しているので、割と身近に感じる市です。それ以上に、私が住む京都府の町の1つです。

 

政府は防衛力強化のため、全国に弾薬庫130棟を建設します。中でも最多の14棟がこの祝園分屯地に計画されているそうです。

敵国の軍事基地を直接攻撃できるような射程1000キロを超える長距離ミサイルが保管される可能性があるそうです。

有事の際には、真っ先に標的になるでしょう。しかし、その弾薬庫に何が保管されるかは、住民に明らかにされていません。

既に、昨年8月から工事は始まっています。

 

映像では、住民たちで作るグループ「ほうそのネット」が学習会や防衛局への申し入れを続け、町議会議員も誕生させました。しかし、議会でも「安全保障は国の専管事項」としてまとも取り上げられません。ひどい話です。

 

また、反対運動の中に、以前の安保法制反対運動の時のような、若者の姿がほとんど見受けられないのが残念であり、日本の将来が心配です。

 

それでも住民たちは、全国の運動と連帯しながら、声を上げ続けます。

 

 

 

 

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