1. 防衛省「反戦デモ」を敵視
ブログ マチベンの日々

防衛省「反戦デモ」を敵視

今なお停戦に至らないロシアのウクライナ侵攻。

ヨーロッパ各地では、大きな反戦デモが起こっています。

そんな中、2022年3月31日付けの「しんぶん赤旗」の1面を読んで驚きました。

 

防衛省陸上幕僚監部が2020年2月4日、記者を対象とした勉強会に配布した資料の中に、安保法制を発動する事態の1つである、武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」に当たる事例として、テロと横並びで、市民による「反戦デモ」をあげ、敵視していたことがわかりました。

陸自は、参加した記者から「『反戦デモ』の用語は不適切ではないか」と指摘を受け、翌5日に資料を回収し、「暴徒化したデモ」と書き換えて再配布したそうです。

 

政府は「誤解を招く表現」と述べるにとどめ、表現の自由を危うくする不適切な対応であったとは明言していません。

そして共産党の穀田議員が衆院外務委員会で批判したように、いくら書き換えても、「反戦デモ」をいつ暴徒化するかわからないと敵視する認識に変わりありません。

 

今、ロシアでは1枚のプラカードを掲げて「反戦」を訴えても逮捕され、刑罰を科されるかもしれません。

日本がそんな国に近づいていくことを決して許してはなりません。

 

 

 

 

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