1. 「弘前城の桜」は、なぜ美しいか
ブログ マチベンの日々

「弘前城の桜」は、なぜ美しいか

京都市内は、3月下旬から4月上旬、晴天が続いたことで、どこを歩いても、綺麗な桜を観賞することができた。

 

ところで、先日、友人らとの会話の中で、「弘前城の桜はなぜ美しいか」が話題となった。

私は、1度だけ、弘前城の桜を見たことがある。

弘前城の桜がどうしても見たく、1999年4月28日夜、当時、大阪発で走っていた「日本海」という夜行列車に乗って29日朝に青森まで行き、29日は弘前に1泊して30日に弘前城の満開の桜を堪能し、30日夜発の夜行列車に乗って帰京し、5月1日のメーデーに参加したことがあった。

確かに弘前城の桜はとても見事で美しい。

友人の問いに対し、私は、「弘前城の桜が雄大な岩木山を背景にしている景色が素晴らしいからじゃないかな」と答えた。

 

私の答えもまんざらはずれではないと思うが、実は、「弘前城の桜」の美しさには秘密があることがわかった。

2022年4月10日付け読売新聞朝刊で、青森出身の気象予報士奈良岡希実子さんが「弘前城の桜」の秘密に触れていた。

美しさの理由は「ボリューム感」であり、実は、弘前城の桜は、「弘前方式」と呼ばれる管理法が用いられているとあった。それは、リンゴの栽培技術を参考にした、昭和30年代から続く管理法で、これによって花数が多く、ぼんぼりのような形になるとのこと。

やはり、美しくすること、そしてそれを維持することには、人の手による努力が存在するのである。

 

もう1度、弘前城の桜を見に行くことはあるだろうか。

もし機会があれば、その時は、岩木山を借景にして、このぼんぼりのような桜を大いに堪能したいものである。

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