1. 2024年3月

2024年3月アーカイブ

現在の民法では、離婚後300日以内に生まれた子は「前夫」の子と推定すると定められています(民法772条)が、2022年12月に民法が改正され、離婚後300日以内に生まれた子であっても再婚後に生まれた子については、父を「現夫」と推定する例外規定が設けられました。

この改正法が2024年4月1日から施行されます。同日以降に生まれた子に適用されます。

 

これは、離婚した前夫の子になるのを避けたい母が出生届を出さず、子が無戸籍となる問題を解消することが狙いです。

しかし、これで問題がすべて解決したわけではありません。再婚していない場合には、「前夫」の子と「推定」されて戸籍に入ってしまうからです。

ただ、これまでは、子どもや母親は、この「推定」を否認する訴えを提起することができませんでしたが、改正により、子どもや母親も嫡出否認の訴えを提起することができるようになります。

 

また、女性に限り離婚後100日間再婚を禁止していた規定も廃止されます。

映画「ゴジラー1.0」を観て来ました

幼い頃に、怪獣映画を劇場に観に連れて行ってもらったことはあるが、「ゴジラ」映画については、これまで何作も作られているようだが、おそらくテレビでしか観たことがなかった。

 

今回の「ゴジラ-1.0」も、昨年11月から公開されていたようだが、およそ劇場に出向いて観るつもりはなかった。

しかし、アジアで初めてアカデミー賞の視覚効果賞を受賞し、その制作費がハリウッド映画の1/10~1/20だったことを知って、すぐに、絶対に、劇場の大画面で観ようと決めた。

 

全く予備知識なしで観た。

時代設定が敗戦直後の日本で、朝ドラ「らんまん」の夫婦役2人の俳優が登場したのも意外だったが、やはりゴジラ登場場面等の迫力には圧倒された。

 

あとでネットで映画評を読むと、「シン・ゴジラ」の方が良かったという意見もあったので、再度、テレビで「シン・ゴジラ」も観た。でも、ゴジラのリアルさは「-1.0」の方が格段に上だったし、「シン・ゴジラ」は政府側や自衛隊とゴジラとの闘いが中心だったのに比べ、「-1.0」は民間人が中心の人間ドラマになっていたことがより感動的だった。

 

いやあ、観に行って良かった!面白かった!

 

相続が発生したにもかかわらず、不動産の登記名義の死亡した人のままにしていませんか?

 

これまでは、相続が発生しても、不動産の登記名義を変更するか否か(相続登記をするか否か)は任意でした。

しかし、相続登記がされないため、登記簿を見ても所有者がわからない「所有者不明土地」が全国で増加し、社会問題になっています。

そこで、この問題を解決するため、2021年に不動産登記法が改正され、2024年4月1日から相続登記が義務化されることになりました。

 

相続人は、不動産(土地・建物)を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記をしなければなりません。正当な理由がないのに相続登記をしない場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。

 

2024年4月以前に既に相続が発生している不動産も義務化の対象となりますので、注意してください。この場合、3年間の猶予期間(2027年3月31日まで)がありますので、早めに準備をしましょう。

 

相続人の間で遺産分割の話し合いがなかなかまとまらない場合には、今回新たに作られた「相続人申告登記」という簡便な手続をとることによって、義務を果たしたとみなされる方法もあります。

 

また、今回新たに、不動産の所有者名義について旧姓を併記することも可能となります。

更に、相続人がDVやストーカーの被害者あるいはこれらに準ずるような人で法務省令に該当する場合には、その住まいを加害者に知られないよう、第三者が閲覧できる証明書に被害者の代理人弁護士や支援団体・法務局の住所を記載できるようになります。

 

詳細については、お近くの法務局や司法書士にご相談ください。

 

 

 

 

 

今朝の京都市内

もう3月下旬なのに、早朝、雪が降っていて、ビックリです。

 

 

 

 

 

 

書店が好き、紙の本が好き

また1つ書店がなくなる・・・2024年3月15日付け京都新聞朝刊には、1968年に創業し、ラクト開業に併せてオープンした「山科書店ラクト店」が3月31日で閉店するとの報道が掲載されていた。

 

2022年調査で、書店のない町村は、全国で47%、2023年1~10月は550店が閉店したという。

近年は、書店に足を運ばなくても、ネットで注文すればスピーディに本が届き、また電子書籍はスマホでも読むことができ、更には、朗読してくれるというオーディオブックもある。

書店が閉店に追い込まれるはずだが、なんとも寂しい。

 

それでも、私は書店が好きで、紙の本が好きである。

 

街を歩いて書店を見つけると、必ずと言っていいほど立ち寄る。

さまざまなジャンルの本があるので、興味があるものを見つければ立ち読みもできる。また、読むか読まないか迷うような本は目次や内容をペラペラ眺めないと判断できないこともある。書店で見つけて「面白そう」と思って購入することもある。

書店の中をグルグル回って過ごす時間は、私にとってはささやかな幸福な時間だ。

 

紙の本については、数ヶ月前に読んだ「世界でいちばん透きとおった物語」のように絶対に紙の本でなければ読めない、紙の本だから面白いものもある。

 

滋賀県在住の直木賞作家今村翔吾さんが全国各地の書店を応援行脚されている。

私も書店を応援していきたい。

 

 

 

 

 

 

網戸をひもで上下に開け閉めする製品があります。輪状のひもを引くと、窓枠上部に収納されている網戸が引き下ろせる構造です。

そのひもが首に引っかかって女児(当時6歳)が死亡した事故をめぐり、両親が製造元とリフォーム業者に対し損害賠償を求めた訴訟の判決が、2024年3月14日大阪高等裁判所でありました(2024年3月15日付け毎日新聞)。

 

1審の大阪地裁は、両親敗訴だったようですが、控訴審の大阪高裁は、製品に欠陥があるとして企業の製造物責任を認めました。

 

報道によると、その理由として、上記のような網戸は一般的ではなく「危険性が広く認知されているとは言えない」こと、子どもの手が届かない高さにひもを束ねられるクリップが付属されていたが出荷時にクリップはひもに装着されておらず取扱説明書も同封されていなかったことなどから「十分な指示や警告がなく、安全性を欠いていた」として製品の欠陥を認定しました。

 

またリフォーム業者についても、ひもの危険性などを説明することを怠った注意義務違反を認めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レターパックの追跡シールを剥がし忘れた!

最近は、普通郵便の土曜配達がなくなり、普通郵便の到着に結構、時間がかかる。

それに引き換え、レターパックは、値段は高めだが、土曜日でも配達があり、番号によって到着の確認もでき、重要書類を送る場合には便利である。

 

先週、青のレターパックを郵便ポストに投函した際、追跡番号が書いてあるシールをはがすのを忘れてしまった。投函後すぐに気がつき、その郵便ポストのある特定郵便局に申し出たが、ポスト自体を管理していないので、直接、集配局である中京郵便局に連絡してということだった。

 

事務所に帰って、事務員さんたちにそのことを話すと、「追跡できないだけで、大丈夫ですよ」と言われた。

最初は「大丈夫よね」と思ったが、割と心配性の私は、次第に不安になってきた。

それで思い切って、中京郵便局に電話をしてみた。

 

担当の方が丁寧に応対してくれた。

担当者からは、差出人の名前、宛て先、投函ポストの場所、投函時間を尋ねられ、集荷が帰って来たら番号を調べて電話すると言われた。

約2時間後、担当者の方から電話があり、私がはがし忘れたシールの番号を教えてもらうことができた。

 

もしシールをはがし忘れた時には、参考にしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

名古屋刑務所で2021~2022年にかけて、刑務官22人が受刑者3人に対し、暴行や暴言を繰り返し行っていたことについて、法務省の第三者委員会は「人権意識が希薄」などと指摘し、改善を求めていました。

 

それを受けて、法務省は、刑務所内の刑務官らが使っていた35の隠語(例えば、散髪を指す「ガリ」、食後の食器を下げる「空下げ」など)について、2024年2月9日、使用をやめるよう各施設に通知しました。

 

また、4月からは、受刑者の呼び捨てをやめ、名字に「さん」を付けた呼称に改める方針です。

 

小泉司法相は「言葉のゆがみは虐待を誘発しかねない。粘り強く改善する」と述べたそうです。

 

私の「ブログ マチベンの日々」でご紹介した小説「看守の流儀」と続編「看守の信念」には、それぞれ各物語毎に刑務所内で使用されている隠語がサブタイトルとして付されています。例えば、「看守の流儀」では第1話「ヨンピン」・第2話「Gとれ」など、「看守の信念」では第1話「しゃくぜん」・第2話「甘シャリ」など。

 

そもそも刑務所内で使用されてきた隠語がいくつあるのか、また使用が廃止される35の隠語が何なのかはわかりませんが、小説の中で使用されている言葉も含まれているかもしれません。

 

上記の扱いは、受刑者の人権尊重の観点からすれば当然のことです。ただ、単に言葉の問題にとどまらず、今後、どのような改善が具体的になされるのか、しっかり見ていく必要があるでしょう。

 

 

 

 

NHKBS1ドラマ「舟を編む」が面白い

先日、同期の元裁判官や京都新聞社を退職した知人らと夕食を共にした時、現在、NHKBS1で放映中のドラマ「舟を編む」が「イイ!」という話題が出た。

 

辞書作りの話ということだったが、私は、全く知らなかったので、2月25日の第3話を観た。

いやあ~ホント、実に面白く、興味深い。

 

原作は、直木賞作家三浦しおんの小説で、2012年に本屋大賞に選ばれている。

また、翌2013年には松田龍平主演で映画化もされており、日本アカデミー賞6部門を受賞している。

更にアニメにもなっているという。

 

「辞書は言葉の大海を渡るための舟」

10年以上という途方もない年月と情熱をかけて「大渡海」という1冊の辞書を作る編集者の人間模様を描く。

 

実は、私は、先日、持っていた2000年代初めに出版された辞書「広辞苑」を捨てたばかりだった。最近はネットで簡単に用語の検索もできるので捨ててしまったのであるが、1冊の辞書を作るのに、どのような語釈にするのか、どのような新しい言葉を入れるのか等々、想像を絶するような考量や作業を経て編集・出版されていることをあらためて認識した。

 

皆さんは、「右」とは?「北」とは?、あるいは「恋愛」とは?って、わかりやすく説明できますか?

 

今回、初めてテレビドラマ化されたとのことで、あと7話(全10話)続く。

 

映画の方は、友人宅のテレビで見せてもらった。

原作の小説も読みたい。

 

そして何より新しい辞書を買ってみようと思った。

 

 

 

 

 

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