1. 再審法「改悪」を許さない緊急市民集会
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再審法「改悪」を許さない緊急市民集会

2026年5月9日、京都弁護士会主催で「再審法『改悪』を許さない緊急市民集会」が開催された。

現在、再審法案をめぐる議論が本格化し連日のように報道されており、私たち法律家にとっては再審法改正は最優先の課題の1つである。

袴田事件に見られるように、現在の再審制度では、えん罪救済という目的を真に実現することができないからである。

そして、2025年12月3日には、再審法改正に関する元裁判官の共同声明も発表され、弁護士だけでなく、元裁判官も声を上げ始めた。

 

この日の集会では、えん罪被害者の家族である「袴田事件」の袴田ひで子さんと、「日野町事件」の阪原弘次さん、そして二人の元裁判官(井戸謙一弁護士、根本渉弁護士)も交えてパネルディスカッションなどが行われた。

報道のテレビカメラも入り、会場は約110人の参加者で満員となった。

 

 

袴田ひで子さんはこれまではテレビの中だけで、実際に話を聴いたのは初めてだった。

事件が起こったのがひで子さんが33歳の時、そして現在93歳。

弟の巌さんの再審無罪が確定したのが2024年9月。ひで子さん91歳。

58年間もえん罪に苦しみ闘い続けた人生は想像を絶するものがあった。

 

また元裁判官のお二人は共に共同声明の呼びかけ人であり、根本弁護士は、私と司法研修所の同期同クラスで、今回のシンポジュウムには東京からの来京だった。

根本弁護士は、裁判官時代に、大崎事件の再審開始決定(後に最高裁で覆る)を出したという経歴がある。

再審を開始するか否か決定を下す側にいた元裁判官らが声を上げ始めたことは、間違いなく重みがある。

(なお、根本弁護士とはシンポ終了後の懇親会で旧交をあたためたことは言うまでもない)

 

今後一層、国民の大きな声で、本当に無辜(むこ)の人が救済される再審法を実現しなければならない。

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