1. 上田正昭京大名誉教授死去
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上田正昭京大名誉教授死去

 
2016年3月14日の京都新聞朝刊で、上田正昭京大名誉教授の死去を知った。
3月13日に亡くなられ、88歳とのこと。
 
私は上田先生と個人的には面識はないが、私が京都大学1回生だった頃、1年間、上田先生の講義を受講したので、よく覚えている。
私が入学した当時、京都大学では、1-2回生は、教養部で一般教養を学んだ。
それまで受験勉強しかして来なかった女子学生にとって、大学における様々な分野の専門的な講義はとても刺激的で、必須科目の語学以外に、文化人類学、自然人類学、心理学、教育学など、合格した法学部系以外の講義もたくさん受講した。
 
その中に上田先生の講義もあった。
確か「古代史」という講義名で、内容は「卑弥呼」が中心だったと記憶している。
当時、邪馬台国が、近畿にあったのか九州にあったのかという論争もあり、上田先生の講義は私にとってはとても興味深く、真面目に(?)受講したと確信している。
 
私が大学を卒業した後も、京都新聞などに執筆されている上田先生の記事を頻繁に目にし、たった1年だけ受講した学生にすぎなかった私だが、お元気でご活躍なんだなあと嬉しく思っていた。
 
京都新聞には、上田先生の原点は、学徒動員に駆り出された「戦争」と、高校教師時代に目の当たりにした部落差別や在日韓国人・朝鮮人「差別」だったと書かれてあった。
 
もう1度、上田先生の本を読んでみたいと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 

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