1. 南阿蘇復興のために~國弘正樹弁護士~
女性弁護士の法律コラム

南阿蘇復興のために~國弘正樹弁護士~

 
(女性弁護士の法律コラム NO.228)
 
2016年6月14日付け京都新聞朝刊で、懐かしい弁護士の名前を目にした。
京都弁護士会の尾藤廣喜弁護士が京都新聞の連載コラム「暖流」」を執筆されているが、その中で、
「國弘正樹弁護士」
のことを書いておられた。
 
國弘弁護士は、長い間、京都弁護士会に所属されていたが、2000年に、日弁連が弁護士過疎地域に初めて開設した公設事務所「石見ひまわり基金法律事務所」の初代所長として島根県浜田市に移られた。
私が知っているのは、そこまでだった。
 
尾藤弁護士は、コラムの中で、今年5月17日に生活保護裁判の打ち合わせで熊本に訪れて知った、熊本の弁護士たちの被災者支援の奮闘を書かれ、そしてその中に、國弘弁護士のことも書かれていた。
 
國弘弁護士は、現在69歳。
2013年3月に、南阿蘇村の雄大な自然に感動して移住し、弁護士も辞めて悠々自適の生活を送っていたが、今年3月に弁護士再登録。村で唯一の弁護士になった。
そして、直後の震災。
被災者の相談にのりながら、再建に努めているという。
 
尾藤弁護士は、「まさに弁護士『魂』ここにあり」と書かれていた。
 
常に、社会的弱者の側に立って弁護士活動を続けられてきた國弘弁護士の生き方には、頭が下がる思いだ。
こんな弁護士の生き方に私も少しでも近づきたいと思う。
 

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