「アクティブ・バイスタンダード」(行動する傍観者)という言葉を聞いたことがありますか?
たとえば、職場で、同僚が上司からきつい口調で叱責されているところに居合わせた時、たまたまあなたが側にいた時、どうしますか?
ただ黙って見ているだけなら、「傍観者」。それに対し、アメリカの非営利団体 Right To Beは、アクティブ・バイ・」スタンダードと5Ds(Distract,Delegate,Documennt,Delay,Direct)を提唱してきました。
日本にもアクティブ・バイスタンダード協会が設立され(共同代表:安藤真由美さん、浜田真理さん)、第三者として遭遇したときにどう動けばいいか、考え実践する研修を全国の企業や大学などで開いています(2026年1月17日付け朝日新聞別刷be)。
京都弁護士会でも、昨年「憲法と人権のつどい」でアクティブ・バイスタンダードをテーマとして取り上げました。
同協会は、「行動する傍観者(アクティブ・バイスタンダード)」のポイントとして、「たすけを求める」「より添う」「レコーディングする」「まちがいを指摘する」「すり替える」の頭文字をとって、「たよレます」を商標登録しています。
たとえば、「より添う」とは、その場で介入が難しくても後から被害者に声をかけて一人にさせない。「すり替える」とは、わざと電気を消したり、物を落としたりして会話を中断させる。
ハラスメント行為に遭遇した時に、何もしないということは、結果としてその行為を容認することになりかねません。
でも、実際にハラスメントに遭遇した時に、誰でもが簡単に行動できるワケではないと思います。
自分自身や周囲がケガをしないよう安全を最優先にして有効な戦術を採ることは並大抵ではできない気がします。
アクティブ・バイスタンダードの研修を受けたり、本を読んだり、普段から色んな場面を想定して自分ならどうするかを考えたり同僚と意見交換をしたりすると良いかもしれませんね。