1. 重要なお知らせ

重要なお知らせ

DIYに初挑戦

色んなことをやってみたい、いや、少しだけかじってみたい、というのが私の性格かもしれない。

 

「作る」ということについては、「料理」は好きなものの、なぜか、亡母が得意としていた「洋裁」については、やってみようという意欲も、ましてや才能もなく、いつも友達まかせ。

 

でもDIYは、ずっと前から1度やってみたいと思っていた。

そこで、思い切って、先日、カルチャー教室に参加してみた。

色んな作品のキットがあり、1回目は飾り棚2個を制作する。ドキドキ。

キットなので組み立てれば良いだけなのだが、完成した時の前後・左右の印付けから始まり、設計図を見ながら釘を入れる位置を鉛筆でつける、ニカワを塗る、電動ドライバーを使って穴をあけて釘を入れて組み立てていく、そして最後は色を塗る。

 

すべてが初めての体験だった。

 

これが完成品。事務所の資料コーナーに置かせてもらい、グリーンなどを飾りました。

 

 

なかなか面白かった。もう少し続けてみようと思う。

 

 

 

なんだか「屋根の上のバイオリン弾き」のようなタイトルだが、京都を舞台とした、ほんのり心温まる、そして最後は涙する小説。

第一回京都文学賞優秀賞を受賞した作品とのこと。

 

2001年、兄に命じられて、京都で一人で暮らす89歳のおばあちゃん「ゑい」に会いに行った失業中の孫の哲郞34歳。デジタル化の中で、東京での現像の仕事を半年前にリストラされていた。

玄関先で、屋根の上から哲郎にバケツの水を浴びせかけたのがおばあちゃん。それが27年ぶりの再会だった。

その夜、おばあちゃんは倒れて入院することに。

物語は、1930年代の「ゑい」と2001年の「哲郎」の姿が交錯しながら描かれる。

親が亡くなり、天涯孤独の身となって一人で丹波から京へやって来た19歳の「ゑい」。

三条室町の呉服屋に奉公することになり、その呉服屋を飛び出しサイレント映画の活動弁士となったもののトーキー映画の時代となって切り捨てられた長男良一と関わり、やがて結婚する二人。

八百屋を始めた二人だったが、映画への思いがあきらめきれない良一は太秦撮影所に入り浸る。

1941年戦争が始まり、そんな良一にも赤紙が。最後の晩に、良一がゑいに託したのは1巻きのフィルム。それは良一が最後に撮った映画だった。そして良一は戦死。

2001年、おばあちゃんも退院し、哲郎はたまたま冷蔵庫の中から、おじいちゃんのフィルムを見つける。そして哲郎は、フィルムの修復の仕事をしている源田の助けを借りて、おじいちゃんのフィルムの修復に成功する。

その映画に撮されていたものは・・・・

 

最後は、涙、涙。

機械の発達に翻弄され自暴自棄になりながらも、再生していく、おじいちゃんの良一と孫の哲郎。

おじいちゃんの心を奪った映画が「恋がたき」だったが、人生の最後にやっと愛おしく思うようになったゑい。

 

文明の流れには抗しきれないが、それでも変わらずに残る古き良きものと新たな再生をほのぼのと感じさせる作品であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の若い人は・・・

自分の周囲に、10~20代の若い人がいないので、最近の若者の「生態」は全く知らない私である。

 

2021年7月26日夕刊1面の「現代のことば」欄に、狂言師茂山千之丞さんが「娯楽の速度」というタイトルで、最近の若者の行動パターンを紹介していた。

 

それを読むと、私にとっては、目が点になるようなことばかりが書かれてあり、驚きの連続であった

 

まず、「若年層のテレビ離れ」。

これは、あちこちで言われていることなのであるが、「20代以下のひとり暮らしの若者で家にテレビがないと言う人は確実に増えてきている」「10代以下の子供達も今はテレビより携帯やタブレットばかり見ている気がする」。

 

帰宅すると、ほぼテレビ漬けの私には信じられないことだ。

テレビは大画面化し、映像も鮮明で美しくなっているに、なぜ、あの小さな画面の携帯なんだろうか・・・

もっと驚いたのは、「動画の視聴方法の大きな変化」。

「若い世代では映画やドラマを1.5倍速や2倍速で視聴するのが当たり前になって来ている」。

「作品の良さをじっくり味わって楽しむことより、なるべく短い時間で多くの情報を手に入れることが良いとされてきている」。

更に節約したい人は「まとめ動画」で済ませることも。

 

映画やドラマは、途中のちょっとしたセリフや所作が、後々の伏線になっていたりするのに、倍速で観たらあかんやろ~と突っ込みたくなる。

 

茂山さんは、「今後とも世界的に娯楽の更なる高速化は止まらないだろう」と書かれていた。

 

他方、自分はと言えば、年を重ねるにつれ、スローな思考・行動になっているような気がするし、それを心がけている自分もいる。

スピーディーな思考・行動は、しようとすると、どこか「忘れ」や「欠落」「失敗」が生じる可能性が高い。

 

もはや「最近の若者」とは生態自体が違うのだろうな。

 

映画「83歳のやさしいスパイ」

8月5日まで京都シネマで上映されている「83歳のやさしいスパイ」。

夕刊各紙に映画の紹介がされており、すぐに「観たい!」と思った。

 

スパイ映画ではあるが、アクションや悪者はない。

舞台は南米チリ。83歳のセルヒオという名前のおじいちゃんが主人公。

新聞広告を見て応募し、見事スパイとして採用された。

しかもフィクションではなく、ドキュメンタリー。

ある老人ホームに虐待がないかどうかを潜入捜査する役割のスパイ。

ホームの許可を得て、セルヒオがスパイであることを明かさず3ヶ月撮影したとのこと。

そんな設定が面白い。

 

セルヒオが相談相手となる美しいおばあちゃん。1年以上家族の面会もなく「孤独」を訴える姿は他人事とは思えない。

 

私の元依頼者の何人かは老人ホームに入所されていたことがあり、遺言作成などのために面会に訪れたことが何回かあった。

深くその気持ちを聞いたことはなかったが、家族は事情があって離れており、おそらく寂しさを感じられていたのではないだろうかと思った。

 

ほのぼのとした映画であるが、老人の悲哀も感じさせるものであった。

セルヒオは、間違いなく、世界一やさしいスパイである。

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの観劇と公演

コロナ禍、その前は家族の看病などで、1年半以上、映画や劇や公演を観ていなかった。

もとより文化芸術に関わる職業の人達は、観客を伴う企画の開催自体が止められていたので、経済的な苦労等は、想像を超えるものがある。

 

7月12日以降、東京は非常事態宣言下であり、既に第5波が始まっていることは間違いないだろう。

他方、京都は7月11日でまんえん防止法の発令が解除され、現時点では、日々のコロナ感染者数も50人を割っている。

 

そんな中、この1週間の間に、久し振りに、劇と公演を観る機会を得た。

 

1つは、南座での松竹新喜劇。NHKの朝ドラ「おちょやん」で子役を演じた毎田暖乃(まいだのの)ちゃんが特別出演するということで、新聞各紙が取り上げていた。

1部は「一休さん」(新作)、2部は「愛の子守歌」。

1部は、藤山寛美の孫藤山扇治郎と渋谷天外が中心の舞台で、藤山直美のような大スターはいなかったが、扇治郎の頑張りと暖乃ちゃんの可愛らしさと芸達者さが印象的だった。

 

2つめは、7月16日、金一志(きむいるち)韓国伝統芸術院定期公演。

本来は3月に公演予定だったのが、3回の延期を経て、やっとの開演となったとのことだった。

金さんは京都在住で、何度も公演を開催されているが、私が観たのは今回が初めてだった。

想像していたよりは静かな舞踊で、日本の白拍子の舞を想像させた。

 

久し振りに文化芸術に触れ、やはり人間にとって生活に潤いをもたらすもので、なくてはならないものだと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沈黙してはいけない「五輪中止を」

「五輪中止 それしか道はない」

2021年6月6日付け朝日新聞朝刊の読者欄に作家赤川次郎さんが、一般読者として、上記のタイトルの文章を投稿した。

 

この出来事が2021年7月15日付け毎日新聞夕刊「特集ワイド」で大きく報じられ、私は、この毎日新聞記事を読んで、赤川さんの読者欄への投稿を知った。

 

朝日新聞の読者欄は500字という字数制限があるようで、「何度も文章を削り、短くするのが大変でした。自分の小説でも、ここまでしませんよ」と赤川さんは語る。

 

なぜ読者欄だったのか。

「特別な立場ではなく、一市民としての意見を載せたかった」

 

なぜ「五輪中止」を投稿したのか。

赤川さんは戦後生まれだが、戦争による貧しさを味わい、あの時なぜ戦争に反対しなかったのだろうと素朴な疑問を持った。

現在の五輪開催判断はとにかくやり遂げるという精神論で、科学的な根拠が感じられないだけに神頼みに近い、と赤川さんは語る。

敗戦の後悔を五輪に当てはめ、同じことは繰り返すまいと考えた、と。

沈黙してはいけない。

それで赤川さんは500字の投稿を書いた。

「(中止によって)賠償金を払わねばならないのなら払えばいい。経済は取り戻せても、人の命は取り戻せないのだ」。

 

京都でも、15歳の男子高校生が五輪中止を求め、一人でサイレントスタンディングをしている。

 

他方、メディアは、もう、オリンピックありきで、観客を何人入れるかに話題は移り、メダルの数予想まで行っている番組もある。

 

しかし、国によってコロナ感染状況やその対策が異なる中で、選手をとりまく環境も平常とは大きく異なっているはず。国の経済格差がコロナ対策格差を生んでいることは、既に明らか。それは選手にとってフェアなのだろうか、そんな状況でメダルを取って本当に喜べるのだろうか。

そして、何より、人の命は何ものにも変えがたい。

 

安倍前首相は、五輪反対を言う人を「反日的」と語った。

戦時中に戦争反対を言う人を「アカ」と言ったのと同じだ。

 

沈黙してはいけない。

一人ひとりのやり方で「五輪中止を」訴えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手作り「マリトッツオ」

今、世の中では「マリトッツオ」がブームらしい。

つい先日まで、私も全く知らない物だったが、「マリトッツオ」とは、ブリオッシュ生地に生クリームをたっぷりはさんだスイーツである。

イタリア・ローマでは朝食にも食べられるらしい(知らんけど)。

 

先日、友人宅に遊びに行った時、たまたま「マリトッツオ」の話題となり、「じゃあ、作ってみよう」ということになった。

要するに、パン(今回はコッペパンを購入)に生クリームをはさむだけ。

ネットで、生クリームと砂糖の分量を調べ、生クリームは動物性と植物性を半分ずつ混ぜる方が美味しいと書かれてあったので、豆乳生クリームも購入した。

最も時間がかかるのは、生クリームを泡立てる作業。角が立つくらいまで。

それもブレンダーがあれば、簡単。

あとはパンに出来上がった生クリームをたっぷりはさみ、冷蔵庫で30分ほど寝かせれば、出来上がり。

 

完成!!

 

 

美味しい!悪魔のスイーツやね。

作るの簡単やし、手作りの方が断然安い。

しばらくはまりそう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナワクチン接種が始まり、地域や会場によってはワクチンが余っているため、政府は企業にもワクチン接種を行うようにした。

そして、その対象は、企業内で働く人、出入りする関係者、それら家族になっているという。

 

他方、医療従事者は最も早くワクチン接種を行うことが出来たが、対象者は病院で働く職員と出入りする関係者に限られ、家族は入っていなかったとのこと。

家族は、政府が決めた接種の順番を待っているのである。

テレビや新聞では、医療従事者の子どもが保育園に行かれなかったり、医療従事者自身が家族に感染させないためにホテル住まいをしたりなど、頑張っている医療従事者の過酷な実態が報道されている。

なぜ、企業の場合は家族も可能で、医療従事者は家族が除外されるのだろう。

優先されるのは、企業よりも、医療従事者の家族ではないだろうか。

 

医療と関係のない家族が医療従事者の家族より早く接種でき、そのような企業のために、病院が集団接種に医療従事者を派遣する。

そんな不条理が起こっている。

 

そんな国のやり方に怒ったある病院では、病院として職域接種を申請することとしたところ、県からは国に聞いてくれと言われ、国に申請書を出すと、家族接種が認められ、3000人の家族の接種ができるようになったとのこと。

これで、医療従事者自身のモチベーションも上がるのではないだろうか。

 

政府も、次は、医療従事者の家族が優先的に接種する方針を早急に出すべきだろう。

 

 

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