4月25日午後、自由法曹団京都支部主催で、JR向日町駅前タワーマンションの工事現場とアリーナ建設地の現地視察の企画があったので参加した。
まず、駅前のタワマン工事現場。
JR向日町駅のホームからよく見える。JR向日町駅は、京都府向日市にあり、京都駅からは普通電車で3駅8分という近さである。
下の写真の右側は建設中の5階建ての駅ビル。その向こう側の重機がある辺りがタワマン建設予定地。

これは、京都府向日市のJR向日町駅前再開発事業で、高さ130m・38階建ての高層マンション建設が計画されている。建設されれば、京都府内初のタワーマンションとなる。
5階建て駅ビルでさえ、かなり高く見えるのに、38階建てなど巨大すぎて、およそ想像できない。景観などが大きく変わることは明らかだろう。
しかも、駅ビルとタワマンとが3階部分の渡り廊下で相互に行き来できるという構造になっているようで、これによって2つの棟を「一体」と見て住宅棟の容積率をクリアしているとのことであった。
現在、近隣住民の方々が京都府建築審査会に審査請求中。
次は、アリーナ建設地へ移動。
京都市の北山アリーナ計画が住民の大きな反対運動によって頓挫した後、2024年3月に京都府は、突如、向日市にある向日町競輪場横に、9300人以上の観客が入れる巨大アリーナを建設すると発表した。総額348億円をかけ、3年後の開業を目指している。しかし、住民には事前に何の説明もない発表だった。
JR向日町駅から阪急東向日駅を通り、建設予定地へ向かう。
京都市内と違って、道路は片側一車線しかなく、歩道も整備されておらず狭く、競輪場周辺の道路事情は最悪である。
建設地は、競輪場の広さを縮小し、その隣接地にアリーナの建物を建てる。
計画の全体像については、北山アリーナが頓挫した「経験」からだろうか、住民が何度求めても明らかにされていない。
下の写真は、競輪場の建設地。
-300x226.jpg)
下の写真は、アリーナ建設地。
-300x226.jpg)
そして、建設地のすぐ横には、閑静な住宅街もある。
-226x300.jpg)
-1-226x300.jpg)
最後に、住民の皆さんも交えて、お話を伺った。
京都府はアリーナ来場者が車で来ることは想定せず、電車やバスに乗って来場することを考えているとのこと。
しかし、前記したとおり、周辺の道路事情は最悪で、イベント終了時に多くの観客がどのように駅まで歩くのか、近隣住居への迷惑、人や車の渋滞、救急車などの運行などを考えると、住民の不安が増すことは明らかだ。
長年京都に住んでいても、向日市という町はあまり訪れたことがなく、なじみがなかったが、実際に現地を訪れてみて、行政が町を壊していく様を実感することができた。
今後も注目していきたい。