1. 北アルプスの春山遭難
ブログ マチベンの日々

北アルプスの春山遭難

 
GW中の北アルプスでの10人もの遭難は衝撃的だった。
大半が中高年の登山者だったこと。皆、数十年の登山経験者であったこと・・・
雪山のアルプスと中高年の登山者という関係は、私の頭の中ではおよそ結びつかないが、
それだけ登山が雪山でも身近になったということだろうか。
しかし、裏返せば、「危険」もやはり身近になってしまったということだ。
 
山での遭難事故がニュースになるたび、いつも知人らから「村松さんじゃないかと心配した」と言われる。
今回も2人の知人から同じことを言われた。心配してもらって有り難い。
 
今回の事故が起こった5月4日、私は富士山近郊の山「三ツ峠山」(1786m)を登っていた。
朝は晴れていたが、昼頃から突然雨が降り出し、尾根を歩いている時は、雨の中にヒョウも混じって降ってきた。
でも、それほど高い山ではないので、傘をさしながら下山し、下山した頃には、また太陽が顔を出していた。
1500m位の山でも、かように天候は急変する。
 
アルプスは3000m級の山々。
GW中のアルプスは、春とは言え、まだ冬山である。
晴れた日に雪の中の歩くのはものすごく快適だが、いったん天候が崩れると吹雪となる。
 
皆、おそらく元気な中高年だっただろうに・・・残念でならない。
ご冥福を祈る。

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