1. 北アルプスの遭難事故、多発
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北アルプスの遭難事故、多発

ネットニュースを読んでいると、今年は北アルプスでの遭難が例年より多いような気がして、少し気になっていた。

 

実際、長野県警山岳安全対策課のまとめによると、今年(1~8月)の県内の山岳遭難者数は昨年同期比56人増の303人、山域別では北アルプスが全体の65%を占め、そのうち槍穂高連峰は29%の57人だった。

 

遭難原因についても、「足がつって歩けなくなった」「転倒して歩けなくなった」など、滑落のような事故と比べると軽度の事故の報道も目立ち、なんだか例年と違うような気がしていた。

そんな感じを裏付けるように、「信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ」によると、近年SNSやYOUTUBEを見て、「自己流」で登山する人が増え、安易に難度が高いコースに挑んだ結果、救助になるという例もあると言うことを知った。

 

そこで、環境省中部山岳国立公園管理事務所は、9月13日から、北アルプス上高地から入山し、槍穂高連峰などの高山帯を目指す人については、横尾にゲートを設け、登山者に装備や体調、マナーの確認を促す実証実験を始めるという。ゲートは初の試みで、期間は10月13日まで。

 

登山は死に至る危険性を常に伴っている。

登山する場合には、自分の体力はもとより、荷物の重さ、持参する水分の量、天候、時間などなど、あらゆる事柄に気を配ってほしい。

 

 

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