登山仲間のA弁護士から「今年はまだ、干支の山に登っていないから行こう」とお誘いがあり、3人で三重県熊野市にある「大蛇峰」(687m)に登りに行きました。
干支の山なら近く(滋賀県朽木)に「蛇谷ケ峰」(じゃたにがみね)があるじゃん、と思いましたが、蛇谷ケ峰はこれまでにも何回か登っているので、別の山へということで「大蛇峰」に行くことになりました。
大蛇峰は、私は初めての登山でした。熊野市は、三重県南部に位置し、山と海に囲まれており、大蛇峰は海を眺めることができる山でした。
637mの低山ですから、最近日本のあちこちに出没する「熊」が棲息する可能性は十分あります。今回は、私も鈴を持参することを忘れませんでした。
登山口には、今年1月に熊の目撃情報があったとの看板が設置されていました。

熊除け鈴をうるさいほど鳴らしながら、進みました。
途中の分岐までは、川沿いのなだらかの登山道を歩きました。
分岐からは、尾根の急登です。標高差400mをいっきに登ります。
道は荒れており、しかも登っても登っても急登は続きました。
稜線に出ると5分くらいで山頂に到着しました。

山頂は石が積まれた小さな広場になっていました。海側の展望も開けてはいるのですが、木々に遮られ視界はあまりよくありませんでした。
下りは、展望の良い烏帽子岩に立ち寄るコースを下山しました。
下山道も登りに負けず、急傾斜の道で、至る所にロープが設置されていました。
烏帽子岩は、登山道から少し離れた所にあるので、往復します。
烏帽子岩からは、海が見えて、絶景でした。

その後は、ひたすら下山しました。
天候に恵まれ、幸い、熊に出会うこともなく登頂できましたが、ここの登り(尾根直登)はかなりきついものがありました。