こんなタイトルの記事が、2025年9月9日付け朝日新聞朝刊に載っていました。
「拍手」の練習ってしたこと、ありますか?
実はダンスの中で、おそらくフラメンコだけには、手拍手(スペイン語でパルマと言います)が伴います。
ですから、私がフラメンコを習っていた時は、パルマの練習もしました。
低い音と高い音とでは、手をたたく場所もたたき方も異なっています。良い音を出すのはなかなか難しく、一生懸命練習しました。
朝日新聞の記事には、「拍手の音の正体は、両手がぶつかりあう音ではない」「空きびんに息を吹き込んだときに音が鳴るのと同じ現象」という米日の研究チームの成果が米科学雑誌に掲載された書かれていました。
人の手というやわらかいもの同士の衝突と音波の伝わりがからんだプロセスは複雑で、音が出る仕組みや音の特性は詳しくわかっていなかったようです。
米コーネル大などの研究チームによると、手と手とぶつかった瞬間はほぼ音がせず、両手の間の空洞の空気が、親指と人差し指の根本のすき間から噴き出す時に音が出ることがわかりました。
そして、その音の周波数は、「ヘルムホルツ共鳴」と呼ばれる現象の理論式から導かれるものと一致しました。
空きびんの容器に息を吹き入れた時、「ぼーっ」と音が出るように、拍手では、「両手の空洞」が容器、「親指と人差し指の付け根にできるすき間」が開口部に対応するそうです。
面白いですね。