1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

ブランピエールでランチ

 
うちの事務所から歩いて1~2分の所(御幸町夷川上る)にあるフレンチレストラン「ブランピエール」。
 
昨年できたばかりだが、テレビや雑誌などにも時々紹介され、結構、予約の取れない店になっている様子。
ランチも前菜からスープ、メインディッシュもついて本格的なので、割と気に入っている。
普段の昼食は近所のお弁当ですませてしまうが、友達が来たりすると、時々、行ってみる。
 
昨日は、離婚訴訟が終了した女性依頼者の方とランチをご一緒した。
遠方から高速道路を飛ばして、昼ごろに来訪。
彼女は、地元の弁護士に頼んだ離婚調停がうまくいかず、遠方にもかかわらず「離婚訴訟は、先生に是非担当してもらいたい」と頼まれ引き受けた。
初めて相談に来られた頃の彼女は、自分は離婚できるだろうか、子どもの親権は取れるだろうか、その2つの大きな不安が顔にも言葉にも出ていた。
そんな彼女に対し、子どもを引き取っての別居期間が結構長くなっていることもあり、「訴訟をすると時間がかかるかもしれないが、大丈夫」と答えた。
 
昨日の彼女は、夫との婚姻から開放され、本当に嬉しそうだった。
今まで何度もこのような女性たちの顔を見て来たが、何度そして何人見ても、私もその都度嬉しくなる。
二人ともおなか一杯となり、「また京都に来た時には寄ってもいいですか?」「是非!是非!」と約束して別れた。
 
お幸せに!
 
 

旭岳~トムラウシ大縦走(その2)

 
8月2日朝、昨夜の雨もやみ、雲はあるが、晴れてる!やっと、白雲岳避難小屋から先に行ける!
 
この日は、約16キロの長い歩行。最初しばらくは、高根ケ原の溶岩台地の稜線歩きが続く。周囲の山々を眺めながら高山植物が咲く高原の歩きは快適である。天候が悪化したら、風の通り道になるような台地。その時は地獄。でも晴れれば、天国のような散歩道である。大雪山系の奥深くに、こんなに広大で平坦な場所があるなんて・・・
いくつかの山を越え、化雲平(かうんだいら)に至る。ここも広大な平原。周囲には高山植物や池があり、トムラウシ山もすぐ近く、雲の間から見え隠れする。のんびり木道を歩く。ここは本当に「カムイミンタラ」(アイヌ語で「神々が遊ぶ庭」)のよう。
化雲岳を超え、雪渓を通過すると、まもなくヒサゴ沼避難小屋に着いた。
 
8月3日、今日はいよいよトムラウシ登頂だ。晴れてる!
ヒサゴ沼から続く大きな雪渓を登り、ヒサゴのコルから少し上ると、目の前に別世界が広がっていた。巨岩の庭。その向こうには、勇壮なトムラウシの姿も。ここが「日本庭園」と呼ばれる場所。すごい!すごい!
「日本庭園」「ロックガーデン」を過ぎ、トムラウシ直下の北沼に到着。北沼の周囲には花が咲き乱れていることを想像していたが、ごくわずかにエゾコザクラの群生地があっただけで、花は少なかった。時期的なものもあるかもしれないが、あとから本を読むと、地球温暖化と鹿害のため、大雪山系の花も減少しているとのこと。
2009年の遭難の時は、この穏やかな北沼が川のようにあふれ、そこを渡るのに多くの時間を要し、登山者の体温を奪った。北沼でも二人の遺体が発見されている。その場所に手を合わせ、いよいよトムラウシへの上りへ。
 
ごろごろした岩場を慎重に上ると、まもなくトムラウシ山頂に。
2141M。百名山97座目達成!やっと来れた・・・
頂上で大展望を楽しんだ後は下山を残すのみ。下りも長い。前トム平を過ぎると、展望のない樹林帯が続く。行けども行けども、先が見えない。この下山道を利用すると日帰りでトムラウシ山に往復できるので、登山者も多いが、大雪山系の「カムイミンタラ」を感じることはできず、つまらない。やはり縦走が最高である。
 
こうして3度目の挑戦でトムラウシ山に到達することができた。
 
 

旭岳~トムラウシ大縦走(その1)

 
1、トムラウシへの想い~1度目の挑戦~
 
北海道の最奥、大雪山系にトムラウシという山があり、その周辺は、高山植物の花々が咲き乱れ、まるで天上の楽園のよう・・・・
 
そんな文章を読んだのはもう15年も前のこと。
「行ってみたい!」と思った。しかし、縦走路には避難小屋しかなく、シュラフやマット、食料を持参しなければならない。それまでの有人小屋のラクチン登山とは違っていた。
それでも、「行きたい!」という思いは抑えられず、1997年黒岳~トムラウシの縦走を試みた。
天候は、初日からあまり良くなかった。それでも、1日目の白雲岳避難小屋まではだどり着いた。しかし、翌朝からは、台風のように雨風が吹き、その中を必死で引き返した。
 
2、2度目の挑戦
 
それ以降は、トムラウシのことは考えず、北海道以外の山をあちこち登っていた。
そんな折りの2009年7月、トムラウシでアミューズトラベル社のツアー登山客らの大量遭難事故(低体温症死亡)が発生した。
1度目の時、吹き飛ばされそうな強風と雨の中を歩いた記憶がよみがえった。北海道の気候は、荒れると、尋常ではない。
特に、このコースは1度山の中に入ってしまうと、簡単にエスケープできるルートがなく、怖さを認識した。
 
そして翌2010年7月、2度目の挑戦を試みた。
 
今度は、アミューズトラベル社のコースと同じく旭岳から入ることにした。昨年遭難があったせいか、登山客が少ないとタクシーの運転手さんから聞いた。
初日は、快晴。道内最高峰の旭岳(2290M)の山頂からは360度の展望があり、トムラウシ山も遠くに望むことができた。前回と同じく白雲岳避難小屋泊。ところが、翌朝、再び天候は悪化。回復する気配もない。またしても泣く泣く撤退した。
 
3、3度目の挑戦
 
そして今回。
天気予報はまあまあ。「3度目の正直」「今度こそ」という思いは強い。
 
8月1日、昨年と同様、旭岳から登り始める。
初日の天気は昨年の方が良い。トムラウシ方面が雲で見えず、周辺も所々雲がかかって展望がきかない。
でも、高山植物が咲き、快適な歩行となった。
そして、三度目の白雲岳避難小屋泊。
夜は雨が降るという予報。
同行のA弁護士は、テント持参にもかかわらず、雨を避け、小屋泊まりにすると言う。
眠っていると、雨が屋根を打つ音が聞こえる。ほんとに雨が降ってきた・・・・
 
(続く)
 
 
 

醒ヶ井の「梅花藻(バイカモ)」

 
滋賀県米原市醒ヶ井(さめがい)の地蔵川で、今、バイカモが見ごろを迎えている(2011年7月27日付け朝日新聞)。
 
バイカモは、キンポウゲ科の水生多年草で、清流にしか育たない。梅の花に似た白い小花を咲かせることから「梅花藻(バイカモ)」の名がついた。
 
このバイカモをどうしても見たくて、数年前、醒ヶ井を訪れた。
済んだ川の流れにゆれている白い花は、とても幻想的で、暑さを忘れてしまうほど。
川縁に座って、いつまでも眺めていたい気持ちにかられる可愛らしい花だった。
 
今年は開花が例年より2週間ほど遅かったようで、8月後半ごろまで見ごろという。
醒ヶ井の町も、中山道の宿場町として栄えた古い町並みを残している。
おすすめスポットである。
 
 

宗 由美子展ー呼びかけあうこころⅡー

 
昨日、ギャラリーかもがわで開かれている宗由美子さんの個展に出掛けた。
 
もう20年以上前だったと思うが、宗さんがまだOLをされておられる頃に、職場の権利問題を通じて知り合った。
その後、交流はなかったが、数年前、偶然、由美子さんの個展の案内を目にし、「これは、絶対、あの時の由美子さんだ!」と思って行ってみた。
 
由美子さんの絵は墨で描かれていたが、「墨絵」とは少し異なり、メルヘンのような、何かほんわかした、優しさにあふれた絵だった。
 
その時は、由美子さんには会えなかったが、その後にご本人から手紙や電話をいただいた。
 
そして今回。
東北大震災を経て、由美子さんは語る。
「混沌とした社会の中だからこそ、誰かとつながっていると思えることは大切です。ささやかでも生きていく勇気を生み出します。呼びかけあう心が誰かと共鳴するとき、共鳴の輪が拡がるとき、人は信頼のなかで穏やかに生きていけるのではないしょうか。」
今回の絵は、墨だけでなく、絵具やペンを使ったものもあり、また画仙紙の下からにじませて描かれているものもあり、技術的なすごさを感じた。また、作品自体からは、前回の「ほんわかさ」「優しさ」は消え、むしろ「混沌」や「もどかしさ」などの感情が感じられたのは私だけだろうか。
 
由美子さん本人にも会うこともでき、しばらくおしゃべりした。
人とのつながりというのは、本当に不思議なものである。
 

簡単料理(その6)~ラタイトゥユ

 
野菜がたぷっり取れる料理で、夏の代表は、やはりラタイトゥユでしょ。
 
ラタイトゥユとは、フランスのプロバンス地方の家庭料理。
 
冷蔵庫に残っている野菜なら何でもOK。なす、人参、たまねぎ、ズッキーニ、かぼちゃ、ピーマンなどをすべて小さめの角切りにする。
それらをオリーブオイルとにんにくで柔らかくなるまでいためる。
その後、湯むきしたトマトを入れて強火でさらに炒め、弱火にかえてフタをして10分ほど煮込む。トマトの水煮カンを使ってもOK。その場合には、あまり煮込まなくても大丈夫。
野菜の味がギュッとつまってて、そのままでおいしく食べられる。だから塩・胡椒はお好みでね!
 
 

薬師岳へ(百名山96座目登頂)

 
山好き仲間4人と、連休を利用し、7月15日から北アルプスへ山小屋3泊で今夏最初の夏山登山に行ってきた。
 
メインの山は、薬師岳(2926M)。
 
薬師岳の山容はなだらかで優しい姿である。頂上付近も平たいだが、ひとたび天候が荒れると、方向を見失う危険な面もある。
昭和38年冬、愛知大学の山岳部の学生13名全員がルートを誤り遭難したことは有名。
 
朝京都を出発し富山へ。折立から入り、1日目は太郎平小屋、2日目はスゴ乗越小屋、3日目は五色が原山荘に泊まり、室堂に至るコース。
今年は、梅雨が早く空け、全行程、晴れの素晴らしい山歩きとなった。
 
2日目、3日目は、ほぼ昼過ぎには小屋に着き、男性陣は昼間からビール漬け。最近マラソンにはまっているF弁護士だけは、真夏のマラソン大会の訓練と称して、重いリュックを背負い、一人テント泊。
 
今年は、夏山に向けての訓練があまりできず、体力が不安だったが、余裕を持ったコースだったことや天候に恵まれたこともあって、ペースを落とすことなく歩き続けることができた。
 
 
 

「原発のウソ」(小出裕章著)

 
小出裕章氏(京大原子炉実験所)の「原発のウソ」(扶桑社新書)を読んだ。今年6月に出版されたものだが、すでに20万部のベストセラーになっている。
 
小出氏は、7月6日付けブログに書いた今中哲二氏と同じく京大原子炉実験所に所属し、今中氏とともに一貫して反原発の立場をとってきた研究者である。
 
なぜ原子力の学問を続けているのか?
「原子力の学問の中にいながら、原子力が抱える問題を指摘し続けるのが自分の歩む道」が小出さんの答えだ(2011年7月11日付け毎日新聞朝刊)。
 
「原発のウソ」は、とても平易に書かれており、どんどん読んでいける。
特に、まえがきの一文がいい。
「私はかつて原子力に夢を持ち、研究に足を踏み入れた人間です。でも、原子力のことを学んでその危険性を知り、自分の考え方を180度変えました。『原発は差別の象徴だ』と思ったのです。原子力のメリットは電気を起こすこと。しかし『たかが電気』でしかありません。そんなものより、人間の命や子どもたちの未来の方がずっと大事です。」「起きてしまった過去は変えられませんが、未来は変えられます。」
 
是非、多くの人に読んでほしい本である。
 
 

うなぎの白焼

 
先週の土曜、高島屋に行った。前日に近畿は梅雨明けし、気温は朝からぐんぐん上がっていた。そこで、精をつけようと、昼食に久しぶりに、うなぎを食べた。
 
「うなぎの思い出」と言うと、ちょっとオーバーだが、亡母もうなぎが好きで、母がガンで手術して退院したその日、「何が食べたい?」と聞くと、「うなぎ」と言ったので、病院からうなぎ屋に直行したことが思いだされる。
 
高島屋のレストラン街には、静岡に本店のある「八百徳」という店があった。
「櫃まぶし」も魅力的だったが、蒲焼・白焼・塩焼から2つをチョイスできる定食があり、白焼と塩焼をチョイスした。
うなぎは、やはり蒲焼が一番かなあと思ったが、白焼も塩焼もどちらもあっさりしていて、とてもおいしかった。
特に白焼に、はまった。白焼は、うなぎをタレをつけずに焼いて蒸して更に焼き、それをワサビ醤油で食べる。うなぎのふんわりした食感とワサビ醤油とがマッチし絶品。
 
これからしばらくの間は、私は白焼に夢中です。
 
 

被災地からの手紙

 
思いがけず、見ず知らずの被災地の方から手紙をいただいた。
 
私は、2011年6月7日のブログで紹介した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の活動に賛同し、この間、何回か、被災地の避難宅に物資を送付してきた。
物資を送る際、本来なら何か一言でも励ましの言葉を書いて同封するところであるが、「頑張って」というようなありきたりの言葉しか思いつかなかったため、結局、何も書かなかった。
また、送付先の方から何か返事をいただくことなど、全く思ってもみなかった。
 
そんな折り、昨日、宮城県気仙沼から1枚の自筆の葉書が届いた。
 
物資のお礼とともに、「この震災で、私たちは、たくさんの物や命を失いましたが、みなさんに助けていただきながら、生かされた命を大切に前向きに楽しい毎日を過ごせるように頑張ります」と書かれてあった。
テレビや新聞などではない、生の字に接し、とても感動し嬉しかった。
被災地で頑張っておられる姿が、私たちの日々の生活の糧の1つにもなっている。
 
ありがとうございました。
 

今中哲二助教(京大原子炉実験所)の講演

 
昨夜は、弁護士会内の四一会というグループの例会があり、福島原発以降、時の人となっている今中哲二助教の講演だったので参加した。
 
今中氏は、話題の本「原発のウソ」の著者小出裕章氏と並び、以前から原発の危険性を訴えてこられた京都大学内の数少ない研究者の1人である。
 
以下は、印象に残った話。
●当初、原発事故が起こった時の莫大な損害試算額を前にして躊躇する民間企業に対し、国が、1961年に原子力損害賠償法を作り、「50億円(今は1200億円)」以上は、企業に負担させず、国が責任を負うという法律を作り、原発を推進した。東電が口にする「免責」というのは、このこと。
●国が莫大な税金を投じて危険性の高い原発を推進したのは、憲法9条によって核を作れない日本国が将来もしそれが可能となった時に、いつでも核開発ができるようにするため。
●現在、放射能が100ミリシーベルト以下なら健康に影響がないと言われているが、1999年に茨城県東海村で臨海事故が起こった時は、50ミリシーベルトだった。いつから変わったのか。将来の健康被害については、何ミリシーベルトだから安全などという基準はない。
●そして「安全な原発などない」と言い切られた。
●もし国民が原発が必要と判断するならば、田舎ではなく、それを一番利用する東京湾や大阪湾などの大都会近くに作ったらよい(←これは皮肉ですね)
 
今を生きる私たちは、これからのエネルギー政策を選択すべきだし、それができる立場にいる。しっかり行動しなければ。
 
 

扇風機がない!

 
我が家には扇風機が1台ある。
数年前にうちの事務員さんのSちゃんが「大阪に500円で売ってた!」と言って買って来てくれた扇風機である。
大きさも機能も普通の扇風機と同じなので、お買い得!と思っていたところ、しばらくして首振りができなくなってしまった。
まあ、首が振らなくても、それほど困らないのだが、この夏、もう1台買おうと思い、週末に電気店に行ってみた。
 
なんと、どこにも扇風機がない!1台もない!
 
店員さんに尋ねると、今シーズンの入荷の見込みはないとのこと。
最近出始めた羽のない扇風機(値段が高い!)だけは飾ってあったが、その入荷も9月末と書かれてあった。
 
みんな、節電に協力してるんだ。
私も首の振らない扇風機で我慢しよっと。
 

切り絵作家 蒼山日菜さん

 
毎週日曜夜、テレビ東京系列で放映されている「ソロモン流」。
アーティスト、料理研究家、フラワーデザイナー、俳優など、様々なジャンルで、今、最も輝いて活躍する人たちの仕事や生活を紹介するドキュメンタリー番組である。
 
6月26日は、フランス在住の切り絵作家「蒼山日菜」さん。40歳。
2008年、スイスのシャルメ美術館で3年に1度行われるペーパーアートの国際コンクールでアジア人として初めてグランプリに輝く。
 
「切り絵」とは言っても、これまで私が持っていたイメージとは全く異なっていた。
 
0.3ミリという線の細さで表現されるその美しさは、まさに魔法のよう。これが紙でできてるの?実物を見てみたい!
言葉では言い表せないので、彼女のホームページやYouTubuをぜひ見てほしい。
 
蒼山さんは、23歳でフランス人と結婚。1児をもうける。しかし、言葉もわからない異国、異文化の地で、友人もなく、うつに。そんな折、2000年に切り絵を知り、夢中に。
 
日々新たな作品作りにも挑戦されており、今後、京都の高山寺の「鳥獣戯画」や高台寺にある台座の模様に取り組むとのことで、京都で蒼山さんの作品をじかに見ることができる日もそんなに遠くない気がする。
 
楽しみ。
 

北海道のアスパラガス

 
元うちの事務所で事務員さんとして働いていたMちゃん。
結婚して、今は、北海道に住んでいる。そのMちゃんから、先週、大量にアスパラガスが届いた。
 
近所のスーパーには、やせ細ったアスパラしか売っていないので、北海道のぶっといアスパラは嬉しい。
早速、千切りしたじゃがいも、アスパラガス、豚肉を一緒に塩こしょうで炒めて食べる。
う~ん、美味!
冷凍保存用には、ゆでたが、少々、ゆですぎたかも。
ゆで加減が難しい。
自分はゆで方を失敗しておきながら、翌日、事務所では「ゆですぎたらあかんよ」などとえらそうに忠告してしまった。
やっぱ、焼いた方がコリコリした感触が残って、私は好き。
 
Mちゃん、どうも、ありがとう!
 
 

簡単料理(その5)~タイ風カレー

 
タイ料理が好き。
 
京都地裁のすぐ近くに「バンコク・ガーデン」というタイ料理の店があるので、無性にタイ料理が食べたくなると、一人でお昼に行ったりする。
裁判官や修習生も来てたりする。
また、河原町丸太町の東北角にも「パクチー」という店があり、そこには、時々、夜、元フラメンコ仲間と行ったりする。
 
でも自宅でタイ料理なるものを作ったことはこれまでなかったが、昨日初めて作ってみて意外に簡単だったので、ご紹介。
 
具材は、鶏もも肉のほか、好きな野菜。昨日は、ピーマン、なす、トマト、かぼちゃを入れた。
それらを簡単に炒めた後、クミンというスパイス(スーパーに売ってます)を大さじ2杯ととうがらし4-5本入れ、あとはココナッツミルク1缶と水を1/2Cとナンプラー(家になかったので、醤油で代用)大さじ1杯入れて煮込むだけ。
ちょっと味が物足りなかったので、市販のカレールーをほんのひとかけ入れてみた。
それだけで、これって、まさにタイ風カレーやん。
 
 

だまされた国民の責任

 
最近の毎日新聞には、なかなかすぐれた記事が掲載されている。
今朝の朝刊の和歌山支局の記者が書いた「だまされた国民の責任も問う 原発を拒否した町が教えること」もその1つ。
 
和歌山県日高町と旧日置川町(現白浜町)での、町を二分した原発誘致拒否。兄弟、親戚で賛否が分かれ、結婚式や葬式に出ないなど人間関係がずたずたになった。
しかし、京大の研究者小出裕章助教や今中哲二助教らの支えもあり、今ここに原発はない。
 
記者は、小出さんの「だまされた国民の責任もある」という言葉から、かつて敗戦直後の1946年に、だまされた国民にも戦争責任があると断じた映画監督伊丹万作のエッセイを紹介する。
「『だまされていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいない」(ちくま学芸文庫「伊丹万作エッセイ集」所収)
 
「安全神話」を吹聴した国や電力会社のが厳しく批判されるのは当然だが、だまされた国民の責任からも目を背けてはならない。
原発差し止め判決を下した井戸謙一元裁判官は、福島原発事故後、各所でその思いを語っておられるが、他方、日本全国の原発差止め訴訟で、差し止めを求める住民側に敗訴判決を下した裁判官たちは、今いったいどういう思いでいるのだろうか。
退官して現役の裁判官でない人も少なくないに違いないが、誰からも、その声が聞こえない。「だまされていた国民」の一人、それも原発を止めることができたかもしれない国民として、是非、その胸の内を語ってほしいものだ。
 
 

映画「チャイナ・シンドローム」

 
原発を描いた映画だと聞いたので、DVDを借りて観た。
 
ジェーン・フォンダ演じるキンバリーは、テレビ局のレポーター。
原子力発電所のドキュメンタリーの取材中、原発トラブルに遭遇。しかし、その後、発電所側からトラブルの報告は何もなし。
だが、発電所の技師ゴデルはトラブルの原因につながる重大な欠陥を発見。キンバリーと連絡を取り、マスコミに公表しようとするが、証拠資料は奪われてしまい、ゴデルは原子力制御室にたてこもる。
そしてテレビ報道が始まった直後、発電所側が要請した警官にゴデルは「精神異常者」として撃ち殺されてしまう。
キンバリーは「彼はまぎれもなくヒーローでした」と泣きながら叫ぶが・・・・
 
「チャイナ・シンドローム」とは、燃料がメルトダウンして地面に潜り込み、地球の反対側にある中国まで到達する、というジョーク。
作品中でジョークとして語られる。
 
この映画は1979年3月16日に公開されたが、その12日後の3月28日にペンシルベニア州のスリーマイル島の原子力発電所でメルトダウン事故が実際に起こり、大きな反響を呼んだ。
 
2011年3月に発生した東日本の地震によって起こった福島第1原子力発電所事故では、当初はメルトダウンは起こっていないとしていたが、専門家が懸念していたとおり、地震の数日後以内にはメルトダウンを起こしていたことがわかった。
この映画の発電所側の対応は、まさしく今、現実に日本で起こっていることと重なってしまう。
 
原発という社会問題とマスコミのありかたを問うた、素晴らしい作品。現在に置き変えても、全く遜色ない。
 
 

吉本漫才師おしどりの「脱ってみる?」

 
脱原発で頑張っている夫婦漫才師がいる。
「おしどり」のマコさんとケンさん。(2011年6月15日付け毎日新聞朝刊)
 
コンビを結成した2003年に若手漫才師の登竜門「M1ーグランプリ」で準決勝に進出したらしいが、私自身は彼らの漫才を観たことがない。
 
二人は、東京電力福島第1原発事故に関する政府や東電の会見に出席し、出席するだけでなく、入念に下調べをして質問もする。
そして、その詳細をマコさんが「おしどり」のHPのブログで紹介する。
すごい!
 
「絶対にテレビに出られへんようになる」と忠告されたが、「芸人は国のために漫才したらあかん。お客さんの幸せのためにせなあかん」という大先輩の故喜味こいしさんの言葉を胸に刻んでいる。
 
脱原発の輪は着実に広がっている。
そして彼らの漫才も観てみたいな。
 
 

殺される夫の条件

 
妻が夫を殺害するという事件が相次いでいる。
 
報道によると、その背景にはDVがあるという。保護命令を申し立てたり、弁護士に相談したりするなどの方法はとらなかったのだろうか。
でも、所詮、保護命令にも期限があり、DVで夫が警察につかまってもじきに出所してくる、離婚しても追いかけてくるのではないか。
そういう恐怖や絶望感が妻を殺人にまで追い込んでいくのだろうか。悲しい事件である。
DVなどの性暴力について相談や診察を一度にできる「ワンストップセンター」が全国各地に設置されることが求められる。
 
ところで、AERAの2010年8月30日の記事は、「殺される夫の条件」。
 
残念ながら、直接原文にはあたっていないが、その条件とは、
1、妻にDVしたことがある。
2、浮気したことがある。
3、生活に余裕がある「小金持ち」だ。
4、妻から離婚を申し込まれても応じる気がない。
5、妻はちょっとした美人だ。
 
世の中のDV夫よ、高いびきをかいて安眠していると、そのまま地獄に堕ちることにもなりかねませんぞ!
 

今年も恋の花 咲かせます

 
「花の寺」として有名な宇治市にある三室戸寺。
広い庭園に四季折々に花が咲く。私も5月のしゃくなげの頃に訪れたことがある。
 
今の三室戸寺は、アジサイ。
境内には植栽された約1万本のアジサイが見頃を迎えている。
 
その三室戸寺で、ハート形のアジサイが咲き、「見つけたら幸せになれる」と話題を集めている(本日付け京都新聞朝刊)。
 
アジサイの花は、通常は球形にまとまって咲く。
しかし、房の分かれ具合によってハート型になるものも時々見られるという。
三室戸寺では、昨年初めて発見され、今年もいくつか見つかっている。
でも、花の形は気候などで毎日変わるらしい。
そのため「見つかったら恋が成就するかも」。
 
でも、アジサイの花ことばの1つは「移り気」。
その恋は移り気?
いやいや、ロマンチックですね❤
 
 
 

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