1. 南座観劇・錦秋新派公演「滝の白糸」「麦秋」
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南座観劇・錦秋新派公演「滝の白糸」「麦秋」

 
ほんと久しぶりに生の舞台を観に行った。
南座の11月公演は、劇団新派の「滝の白糸」と「麦秋(ばくしゅう)」の2本。
 
観に行こうと思い立った動機は、「男はつらいよ」の山田洋次監督が脚本・演出した「麦秋」を観たいと思ったからだった。
でも「麦秋」目当てに行ったのだが、「滝の白糸」の方が面白かった。
 
「滝の白糸」は、泉鏡花原作で、明治中頃の北陸を舞台に、美貌の太夫・滝の白糸と元士族の青年との恋い物語。
主人公の「滝の白糸」を演じるのは女形歌舞伎役者の市川春猿。
太夫や旅芸人らの華やかな芸と悲恋の舞台で、劇中で実際に披露された水芸は、初めて観たが、圧巻だった。
最後は、「滝の白糸」は裁判所で舌を噛みきって自害、検事補となった青年はピストルで自決という悲劇で幕。
 
これが泉鏡花の世界なのだ・・・と思わせる舞台だった。
 
 

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