1. 若冲水墨画の世界(相国寺)
ブログ マチベンの日々

若冲水墨画の世界(相国寺)

 
今日は、快晴で、やっと5月の初夏らしい気候となった。御所1周4キロのランニングの途中、汗をかきながら、ちょっと寄り道。
 
「若冲水墨画の世界」を見に、御所の北側にある相国寺・承天閣美術館へ。
 
京都に住んでもう35年以上になるが、実は、相国寺を訪れたのは初めてで、しかもここに美術館があることなど全く知らなかった。もちろん伊藤若冲(じゃくちゅう)という江戸時代の絵師のことも。
 
実は、4月末に突然電話をくれた幼なじみのshocoさんのブログに紹介されており、5月10日で若冲の特別展は終了することを知り、急遽、行くことにした。
 
水墨画にはほど遠いが、昨年少しだけ「墨絵」というものを習った。もともと絵を描くことは好きだったので、「墨絵」も簡単に描けるものと思っていたが、これが大きな間違いだった。「墨」1つで濃淡を出し、様々な線や面を描く。思い通りの絵が描けず、悪戦苦闘し、挫折。
 
だから、若冲の水墨画が無性に見たかった。
 
素晴らしかった。特に、若冲が実際に何十羽の鶏を飼って観察して描いたという何枚もの「鶏の絵」に心打たれた。迷いのないのびやかな強い濃い線、産毛のような柔らかい薄いが濃淡のある線、そして鶏の動きと表情・・・
 
静かな時間が流れたひとときだった。
 

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