朝ドラ「あんぱん」で、俳優妻夫木聡が演じている「八木」。
戦時中は八木上等兵、戦後は九州コットンセンターを設立してビーチサンダルなどを販売している。
そのモデルは、山梨シルクセンターの社長辻信太郎氏である。
山梨シルクセンターは、のちに社名をサンリオと変え、ハローキティをはじめとする世界的なキャラクターを生み出すことになる。
辻氏は、キティーちゃんの生みの親だったのだ。
史実としては、たかしが辻氏と出会ったのは、戦後の1965(昭和40)年。たかしが辻氏から、お菓子のパッケージのデザインを依頼されたことから始まる。
辻氏は、1927(昭和2)年生まれ。たかしより8歳年下だった。知りあった当時、辻氏の会社には社員は数人しかいなかった。
その後、辻氏は、日常の言葉で書かれたシンプルきわまりないたかしの詩に強く心惹かれ、社員や銀行の反対を押し切って、出版部を作り、たかしの初の詩集「愛する歌」を出版する。
ここらあたりまでが、今週の「あんぱん」の放送予定だろうか。
その後も、たかしと辻氏の関係はどんどん深まっていく・・・・楽しみですね。