1. 樹木希林さんのことば
ブログ マチベンの日々

樹木希林さんのことば

 
これまで、亡くなってからこれほど本が売れている芸能人はいないのではないだろうか。
書店に行くと、樹木希林さん関連の本のコーナーがあったり、平積みされていたりする。
「一切なりゆき~樹木希林のことば~」(文春新書)は、2018年12月20日の発売から3ヶ月で100万部を超えるベストセラーとなった。
 
先日、私も「一切なりゆき」と2019年3月16日に発売された「いつも心に樹木希林」を購入した。
 
悠木千帆という芸名で「七人の孫」に出演していた頃から知っていたが、私が、彼女の言葉や生き方そして役者としての演技に興味を覚えるようになったのは、自分が全身ガンだと公表してからだったと思う。
晩年に彼女が出演した映画は、ほとんど観た。
 
「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」
「モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ」
「人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前」
などなど、その言葉どおりの徹底した生き方は、まさに理想である。
 
今回、あらためて2冊の本を読んで、最も印象に残ったのは、彼女が人や自分を「俯瞰(ふかん)」で見るようにしていたということ。
俯瞰というのは、高い所から見ることで、イメージとしては、空から町を眺めるようなこと(かな?)。
客観視と似ている(?)。
樹木さんは、例えば、年を取ることに対して、「おっ、今度はここが動かなくなってきたか」「あぁ、なるほど、耳が遠くなってきたな」とか、・・・そういうものを俯瞰で見て「自分の変化を楽しんだほうが得ですよ」と言う。
 
人間、なかなか自分を「俯瞰」するなんてできないけどね。
自分を「俯瞰」しながら、それを楽しんで生きられれば、最高。
 
この2冊の本は、アッという間に読んでしまったけど、「いつも心に樹木希林」の方が面白かった。
なぜかと言うと、「一切なりゆき」は樹木さんの言葉のエッセンスだけが抜粋してあるのに対し、「いつも心に樹木希林」は対談や彼女が書いたエッセイなどが収録されており、どのような流れでその言葉を発したかがよくわかるからである。
 
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
私がこんなふうに悟ることができるのは、いつになることやら・・・・
 
 
 

月別アーカイブ

弁護士紹介TOP