1. トルコ・シリア地震の救援を!~日本とトルコの深い関係~
ブログ マチベンの日々

2023年2月6日にトルコ南部を震源とするトルコ・シリア地震発生から、13日で1週間が過ぎた。死者は、同日、トルコで3万1643人、シリアで4574人となり、計3万6000人を超えた(2023年2月14日付け毎日新聞朝刊)。

東日本大震災の死者・行方不明者が1万8423人なので、発生1週間でその2倍に達している。

 

トルコと日本のつながりは深い。

東日本大震災の際、トルコ政府はいち早く救援チームを派遣し、各国で最長となる3週間活動を続けてくれた。

また、昨年11月、私は友人と訪れた和歌山県串本町がトルコと深い関係があることを知った。

明治23年9月16日、日本親善使節団を乗せたトルコのエルトゥールル号が串本町大島沖で台風に遭い、587名が死亡、生存者はわずか69名という大海難事故が起こった。この遭難に際し、当時の大島島民は、不眠不休で生存者の救助、介護、遺体捜索などにあたった。この話は、今でも、トルコの子どもたちは、歴史の教科書で学んで知っているという。

そして、この話には更に続きがある。

イラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、イラクは「今から48時間後にイランの上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃する」という声明を発表した。世界各国は自国民を救出するための飛行機を出したが、日本は、航行の安全が確保できないという理由から飛行機を出さなかった。そんな時、トルコは、救援機2機を出し、日本人215名全員がイランを脱出することができた。タイムリミットの1時間前とのこと。

 

トルコ西部を訪れたことがあるが、南部はない。でも、これまで私が観光で訪れた外国の中で、トルコは一番好きな国だ。

 

今、1人ひとり、できることでの救援が求められている。

 

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