1. えん罪と裁判員制度を考える市民のつどい
ブログ マチベンの日々

えん罪と裁判員制度を考える市民のつどい

 
27日(日)は、「えん罪と裁判員制度を考える市民のつどい」に参加。
 
裁判員制度が始まって今年5月で3年が経過した。
新聞紙上では裁判員からのアンケートや声などが紹介されている。
市民が刑事裁判に参加することによって、司法は変わったか。
 
メインゲストは、映画「それでもボクはやってない」「Shall we ダンス?」の周防正行監督と、えん罪「布川事件」の元被告人桜井昌司さん。
コーディネーターのインタビュー形式で進行。わかりやすかく、内容も良かった。
 
周防監督は、時々テレビで見かけるが、静かできちんとした話し方。
監督は、市民には「本当に人を裁けるだろうか」という恐れがあるが、だからこそ、より証拠をきちんと調べて判断したいという思いが強いと評価された。
また、そのような市民が市民感覚によって発言することによって、裁判所という組織の中で仕事をする裁判官の意識も変えていくことができる。
だから、わからないことがあれば、どんどん裁判官に質問すればいいし、それが日本の刑事裁判を変えることにもつながると強調された。
そして、えん罪を作らないという意味でも、そしてすべての証拠を見て判断したいという市民の願いに答えるという意味でも、すべての証拠を開示されるのが当然とされた。
 
つどいの参加者は約160名で、やや空席が目立った。
宣伝不足か、関心の低さか・・・・
内容が良かっただけに、もっと多くの市民に参加してほしかった。

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