1. 2016年12月

2016年12月アーカイブ

2016年を振り返って

 
今年も今日を含めてあと3日を残すところとなった。
 
対外的な事務所業務は、昨日の正午で終了したが、午後は、事務員さんと一緒に事務所内の掃除。
夜は、私の友人の紹介の方の法律相談を受けた。
今日も、遠方に住む依頼者が京都に来られることがわかり、午後から打ち合わせの予定。
なんか最後までバタバタ。
よって、自宅内は、全く片付いていない。トホホ・・・
 
今年1年を振り返ると・・・
 
仕事については、丁寧にすること、そして依頼者とのコミュニケーションを大切にすることを心がけた。
高齢の依頼者の方の場合には、ご自宅に伺うことも何度かあった。
 
健康については、この1年、大きな病気はしなかったが、2月に膝を負傷するというアクシデントに遭い、「歩けない」というつらさを味わった。幸い、今は、登山もスキーもできるようになった。
また、歯周病にもかかったため、以前よりも、毎日、丁寧な歯のケアを行うようになった。
 
生活面では、「ミニマリスト」を知ったことが、私の日常に少し変化を与えてくれている。
なかなか思い切って物を減らすことはできていないが、掃除が苦手な私が日々のチョコチョコ掃除を行うようになったので、掃除が少し楽になった。
そして、何より、物よりも大切なもの・・・自分の時間、人との時間、自然、健康、心などへの比重がより高まっていった。
今年亡くなった登山家田部井淳子さんが、生前、病におかされながらも、福島の高校生たちに登山を通じて「あきらめない」という気持ちを伝えていったように、目に見えない何かを伝えられるような生き方がしたいと思った。
 
4月から通い始めた、Aちゃんの料理教室では、食に対する考え方等とても勉強になっている。また若い生徒さんとの交流も楽しい。
 
いくつになっても、新しいことに挑戦する気持ちを忘れないでいたい。
さて、来年は、どんな出会いがありますやら。
 
 
 
 

手作りのフォーク

 
友人のCさんから、彼女のパートナーさんが手作りされたフォークをいただいた。
何と、名前入り。
 

 
嬉しい。大切に使わせてもらおう。
 

エコなクリスマスの飾り付け

 
昨日の朝、出勤して事務所の前まで来ると、事務員さんが手に松の枝を持って立っていた。
聞くと、事務所の近所の住宅の庭で、植木屋さんが庭木の剪定をされており、正月用に使えないかと切られた松の枝をもらったとのこと。
すぐに私も、そこへ行ってみた。
トラックの荷台には、選定された枝が山積みされ、庭にある高い松の木の上では、オッチャンが一人で作業中。
「どれでも好きなだけ持って行きな~」
 
荷台を見ると、サツマスギ(?)の枝がある。
クリスマスの飾り付けに使える!と思い、何本かいただいた。
 
実は、今年は、クリスマス用の花を花屋まで買いに行く余裕がなかなかなく、パスしようかなと思っていた。
事務所に戻り、早速、スワッグの作成にかかる。
スワッグの作成と言っても、昨年、友人のTさんが作ってくれたスワッグ用のオーナメントは保管してあったので、私がしたことと言えば、スギを適当に切りそろえ、オーナメントを取り付けただけ。
 
早速、事務所の入り口の壁に飾る。
 

 
受付にも、クリスマス用の飾りを置いた。
 

 
すっかりクリスマスモードとなった。
とってもエコなクリスマス。
 

 
(女性弁護士の法律コラム NO.234)
 
今日から年賀はがきの受付が始まった。
今朝の京都新聞で、「お年玉付きくじ」付きはがきを国に提案したのは、京都の男性であったことを知った。
国は、提案には乗り気でなかったが、男性の熱意が勝って世界初のくじ付きはがきが1949年12月に発行されたという。
国が当初反対した理由の1つは「賭博的で射幸心をあおる」
 
それから67年後の2016年12月14日。
与党自民党や日本維新の党などの賛成多数により、カジノ法案が強行採決され、成立した。
 
カジノは、現行刑法の賭博罪(185・186条)に該当する。
そのカジノを、国が率先して導入したのである。
 
刑法の教科書(大塚仁著)には、賭博罪について「偶然的事情によって財物の獲得を僥倖しようとする行為を内容とする犯罪である」と書かれてある。
そして、「私有財産制度のもとでは、自己の財産を任意に処分することは、本来、各人の自由に委ねられているところであり、・・・別段、罪悪とするにあたらないようでもあるが、一面、これら偶然の事情によって財物の獲得を僥倖しようと争う行為を容認するときは、国民の射幸心を助長し、怠惰浪費の弊風を生じさせ、健康で文化的な社会の基礎をなす勤労の美風をそこなうばかりか、さらに、暴行、脅迫、殺人、傷害、窃盗、強盗、詐欺、横領その他の副次的な犯罪をも誘発し、ひいては、国民経済の機能に重大な支障をきたさせるおそれがある」と指摘されている。
 
競馬や競輪なども「賭博罪」に該当するが、「公設、公営、公益のため」「法令に因る行為」として違法性が阻却されてきた。
ところが、今回は、民営カジノが合法化されてしまうのである。
 
「カジノ」は、人が負けることによって潤うものにほかならず、刑法の教科書に書かれてあるとおり、勤労意欲を低下させ、挙げ句の果てには、犯罪にまで走らせる恐れがある。
 
30年以上も弁護士業をしていると、仕事柄、ギャンブルで人生を狂わせた人をたくさん見て来た。
破産申請をしても、免責(=借金支払が免除されること)決定が受けられないかも知れないことを悲観して、自殺した人。
競馬にはまって借金が増え、その借金を返そうとまた更に馬券を買う・・・そしてついには、会社の金にまで手を出して横領罪で処罰を受け、刑務所に入った人。
親がギャンブルに手をつけて負債を抱え、子どもと親子断絶してしまった人。
 
人は、強い意志を持つ人ばかりではない。
たとえ意思が弱い人でも、夢のある健全な人生を送ることができる社会にするのが、国の役目ではないだろうか。
 
もう、こんな政治は、ヤメにしよう。
 
 
 
 

 
本棚の片づけをしていたら、一昨年亡くなった友人Mさんから生前「すごく良かったから」といただいた本「十二番目の天使」を見つけ、まだ読んでなかったことに気が付き、早速、読んでみた。
 
「十二番目の天使」という本は小説で、2001年に初版が発行され、2005年には90万部を突破し、本の帯に「90万人の人が涙を流しました。」と書かれてあった。
オグ・マンディーノという著者も知らない。
「本当かなあ?」と半信半疑で読み始めた。
 
コンピューター会社の最高経営責任者にまで上り詰めたジョン・ハーディングは、故郷であるニューハンプシャー州のボーランドという町に妻と一人息子と共に帰り、華々しい歓迎のセレモニーが開かれた。
しかし、その2週間後、妻と息子は交通事故により即死し、ジョンは、生きる希望を失い、拳銃に弾丸を込めた。
そこへ訪れたのが幼なじみで親友のビル。リトルリーグの仲間でもあった。
ビルは、ジョンに、ボーランド・リトルリーグのチームの監督を依頼し、ジョンは引き受けることになる。
ジョンのチーム「エンジェルス」に入ることになった12人の少年たち。
その中に、動きがにぶくバラバラで、ボールも取れない打てない11歳の男の子ティモシー・ノーブルがいた。
しかし、ティモシーは、決して落ち込まず、彼の口から出る言葉は「毎日、毎日、あるゆる面で、僕はどんどん良くなっている!」「絶対、絶対、あきらめない!」
そして、リトルリーグ4チームの公式戦が始まる・・・・
 
半信半疑で読み進めたが、最後は、もう涙、涙だった。
ティモシーという天使のような少年に、ジョンと同じく、心から「ありがとう」と言いたい気持ちだった。
 
ガンの告知を受けても、最期まで前向きに生きたMさんの姿にも重なるようだった。
 
 

 
12月11日(日)は、Angel Kitchen料理教室。
今日のメニューは、クリスマスパーティーレッスン。
参加者の皆さんたちとは、もうすっかりお馴染みさんとなって、ワキアイアイな雰囲気。
 
キッチンはクリスマスの雰囲気満点の飾り付け。
Aちゃん先生も、スノーマンのイヤリングに、赤い洋服・赤いエプロンと、すっかりクリスマスガール。
 
●ビ~風ストロガノフ
肉じゃない「ある物」を使った本格的なストロガノフ。
「ある物」を冷凍庫で1度凍らせてから解凍して使う。
こんな料理の仕方があるんだと目が点!
 
●ツリーバターライス
ストロガノフには、やっぱりバターライスよね。
でも、AK教室では、バターじゃなく、豆乳マーガリンを使う。
そして、作ったライスを、Aちゃん先生がワイングラスを型代わりにして詰め、ツリーを作ってくれる。
 
●スノーマンポテトサラダ
ポテトサラダは、豆乳マヨネーズで。
冷めたら、手作りのスノーマンを作る。
皆、個性的でカワイイ!
 

 

 
●ホワイトクリスマスシチュー
野菜たっぷりのホワイトシチュー。
これまで市販のルーを使って食べていたシチューは、いったい何だったの?と思うほど、野菜のうまみが溶け込んでいる。
 

 
●ジンジャーマンクッキー
デザートは、しょうがパウダーやシナモンパウダーが入ったクッキー。
クッキー作りは、初体験。
ジンジャーマンクッキー型で抜いて、皆、思い思い、個性的な顔やスタイルに。
できあがりは、お土産に。
 

 

 
今回が、今年最後の料理教室だった。
 
今年4月、当時、小学生だったAちゃんと何十年ぶりかの再会を果たしたばかりなのに、なんか、もうずっと前から教室に通っているような錯覚に陥る。
食に対する考え方、素材の扱い方や健康に良い料理の仕方など、とても勉強になり、私の食への興味はまますます刺激されて広がっている。
 
来年も楽しみ!
 
 
 
 
 
 
 
 

ワンオペ育児

 
ワンオペ育児・・・・今、そんな言葉がツイッターなどで広まっているそう
 
牛丼店などで従業員一人がすべての業務を切り盛りすることで問題となった「ワンオペ(オペレーション)」が語源で、育児や家事を一人で担い、破綻寸前の状況を指す。
 
背景には、ひとり親や単身赴任の家庭が増えているほか、長時間労働で夫が不在がちのため、妻が実質的に一人で育児と家事を担わざるを得ない事情もあるという。
気軽に相談できる友人もなく、残業続きの夫にも悩みを打ち明けられず、うつ状態になる人もいる。
 
また、総務省の平成23年社会生活基本調査によると、共働き家庭において1日あたり家事に費やす時間は、男性は子どもの有無にかかわらず十数分であるのに対し、女性は子どもがいない場合は150分、子どもがいる場合は207分となっている。
 
最近は「イクメン」の増加で、育児については積極的に参加する男性が増えているようだが、家事については、共働きでも大半は女性が担っている。
 
「女性の社会進出」が叫ばれ、家電製品の機能が向上しても、社会が女性を応援するしくみが相変わらず貧困なため、家庭の中でも、あいかわらず、私たちが若かった頃とあまり変わりがない役割分担が続いていることを実感した。
 
 
 

 
久しぶりに劇場で映画を観た。
12月16日まで京都シネマで上映中のドキュメンタリー映画「はじまりはヒップホップ」。
 
以前、京都新聞にこの映画の紹介が掲載されていたので、是非とも観たいと思っていた。
そして、思っていた以上の感動を味わった。
 
舞台は、ニュージーランドのワイヘキ島。住民8000人くらいの小さな島だ。
そこに、60代から90代まで平均年齢84歳の高齢者のヒップホップグループがある。
グループの名前は、「ヒップ(=腰痛)オペレーション(=手術)」。
彼らのグループが、毎年アメリカのラスベガスで開かれるヒップホップの世界大会に特別出演することになる。
2013年のこと。
でも、アメリカまでの旅費が、体調が、家族が・・・
悩みを乗り越えて、助け合って、可能なメンバー20数名が渡米して世界大会に出場。
10代の若者らからは、割れるような拍手喝采。
 
感動!感動!
笑いも涙もある、まるでドラマのような展開。でも、本当にあった話。
出演者の内の数名が映画上映に合わせて、日本にも来たらしい。
 
バアちゃんたちは、家にこもらないで外に出ることが好き、人と接することが好き、何か新しいことに挑戦することが好き、と語る。
それが若さの秘訣。
そんなバアちゃんたちを暖かく応援する若者の姿も素敵!
 
いくつになっても輝いて生きていきたい・・・
そう思わせる映画だった。
 
 
 

ゆず風呂

 
「ゆず」をたくさんいただいたので、ゆず風呂にしてみることにした。
初体験。
 
まず、ゆず4~5個をまるごと洗濯ネットに入れて、湯船に浮かべてみた。
あまり匂いはしない。
そこで、ゆずの皮を少し裂いてみる。
香りが広がり、お湯も柔らかくなった感じ。
 
いい気持ち・・・
柑橘系の香りが浴室全体に漂っている。
 
風呂から出た後も、ホカホカ。
 

自衛官の母、南スーダンへの派遣差し止め提訴

 
(女性弁護士の法律コラム NO.233)
 
自衛官の息子を持つ北海道千歳市の50代の母親が、自衛隊の南スーダンPKOへの派遣は憲法違反として、国に対し、派遣差し止めと撤退などを求めて、札幌地裁に提訴しました(2016年12月1日付け赤旗)。
 
南スーダンPKO派遣問題で、自衛隊員の家族が訴訟を起こしたのは初めてです。
 
安倍政権が新たに付与した「駆け付け警護」の任務は、12月12日から実施可能とされています。
原告である母親は、今回の派遣は、本来任務である「国土の防衛」から逸脱しており、一母親の立場から疑義を唱えるべく行動を起こすことにしたと提訴の理由を語っています。
「普通の母親なら自分の息子が危ない状況に立たされた時、だれもが持つであろう気持ち、その1点で行動しています」と。
 
稲田大臣のたった7時間の南スーダン滞在で、どうして「安定している」などと言えるのでしょうか。
11月に青森から自衛隊が南スーダンに出発して以降も、次々と南スーダンの現状の危険性、いつ戦闘となるかわからない状況が報道されています。
自衛隊員が他国の人を殺し、あるいは殺されてしまう危険性は極めて現実的になっています。
 
20万人の自衛隊員の命と家族の悲痛な思いの上に、「駆け付け警護」の新任務などの違憲性を問う重要な意義を持っている裁判です。
 
 

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