1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

フルーツパーラークリケットのフルーツゼリー

 
依頼者Yさんから、フルーツパーラークリケットのフルーツゼリーをいただいた。
 
フルーツパーラークリケットは、平野神社の近くにあるフルーツ屋さんで、1974年創業というから、40年弱の歴史がある店だ。
若い頃、立命館大学衣笠校に用があって行くついでに立ち寄って食べたフルーツサンドがとてもおいしかったという記憶が残っている。
 
さて、いただいたフルーツゼリーは、グレープフルーツの中身をくり抜いた皮の部分にゼリーが入っており、そのゼリーの上に、皮のフタの部分についているグレープフルーツの果肉をしぼって果汁を入れ、更に、生クリームをのせて食べるというもの。
 
1個630円とお高いので、たびたびは食べられないが、これまで食べたどのゼリーよりもおいしい!
いつか近くに行く機会があれば、懐かしいフルーツサンドも食べてみよう。
 
 

自民党・石原伸晃幹事長「ナマポ」発言

 
twitter上で石原幹事長の「ナマポ」発言の話題が飛び交っている。
「ナマポ」って何?
 
発端は、石原幹事長は、昨日、自民党の総裁選に出馬表明したこともあり、昨日のテレビ「報道ステーション」に生出演したようだ。
「ナマポ」とは、そこで出た発言。
インターネットで得たにわか知識によると、これはネット上で主に若者の間で使用されている「生活保護」の「生保」を読み替えた言葉で、揶揄、侮蔑、軽蔑などのニュアンスを含んでいるよう。
おそらく石原幹事長としては、若者受けを狙ってこの言葉を使ったのかもしれないが、一国の総理大臣をめざそうとする人間であれば、1つ1つの言葉でも、TPOに応じた使い方をすべきである。
麻生元総理が「未曾有」を「みぞゆう」と読み間違えたというおそまつな笑い話ではすまされない気がする。
 
ところで、数ヶ月前、ある若い裁判官が、面会交流のことを省略して「めんこう」と言っていた。
初めて聞いたので、一瞬「エッ、何?」と思ったが、すぐに面会交流のことを言っていると気が付いた。
裁判所内でそのような略語が使用されているのかどうかはわからないが、「めんこう」は、なんとなく「えんこう」→「援助交際」を連想させるので、もし当事者が聞いたら、どう思うだろうと考えた。
 
私たちも気を付けないと・・・・・
 
 
 
 
 
 

 
毎年この時期になると、立命館大学法科大学院では、リーガルクリニックⅡが開講される。
リーガルクリニックとは、法科大学院の院生が実習として行う法律相談で、私は、数年前から、離婚や相続、セクハラなど、女性が社会や家庭におてい直面する問題を専門に扱う「リーガルクリニックⅡ女性と人権」のアドバイザーとしてお手伝いしている。
相談時間は1時間以内と他の機関の法律相談よりは長く、しかも無料なので、おトクである。
 
私は、8月25日と9月8日の2回参加し、8月は私が相談を聞いて院生が傍聴する、9月は院生が相談を聞いて私が必要に応じてアドバイスをするという形式だった。
 
院生による相談の場合には、院生2人1組であるが、始まる前、皆一様に「緊張する」と言っていた。
相談内容の概要はあらかじめ伝えられており、院生も事前に勉強してきているようだが、実際の相談がそれと異なる内容になると、なかなか対応ができず、教科書的な問答になってしまうという印象を持った。法律実務の経験も社会経験もないのでやむを得ない。
 
相談終了後、私と院生2人とで意見交換する機会があるが、「どうしたら、うまく法律相談が受けられるか何かコツがありますか?」と尋ねられたので、「数をこなすしかないね」と答えた。
 
院生の皆さん、頑張ってください。

「なでしこ」たちを待つ日本のお寒い事情

 
9月5日付け京都新聞夕刊「現代のことば」で上野千鶴子さんが書かれた「『なでしこ』たちを待つ日本のお寒い事情」を興味深く読んだ。
 
ロンドン・オリンピックで日本勢が獲得したメダル38個のうち17個が女子の力による。「女子力がひときわ炸裂した夏」
 
「なでしこジャパン」という名前の「従順でおとなしいやまとなでしこ」というイメージに、私自身もかつては不快感を感じたが、上野さんは「『ナデシコ』はいまや闘志とがんばりの代名詞」となったと言う。
 
「女子力」という言葉も同じ。もともと男受けのする女性性偏差値の高さをあらわす言葉だったが、今や、言葉どおりの、「女子」の「力」=「女子が発揮するパワー」という意味が伝わってきている。
「ことばは生きものだ」「それでいい」
 
「それにしても」とジェンダー研究の第一人者である上野さんは続ける。「ロンドンから帰還した彼女たちを迎える日本の状況は、女には冷たく、寒い」
「女性の非正規就労率は55%と半分以上」
「女性差別の度合いを示すジェンダー・ギャップ指数では世界135カ国中98位」
「男女賃金格差は男性100に対し女性は67.8」
 
女の努力が報われる社会でなけれればならない。

やっぱり「脅し」だった!電力不足なし

 
6月に関電から送られてきた「万が一の場合の計画停電」のお知らせ。
 
もし停電になったら、法律相談や打合せは、どうしよう。電話も使えないし。
裁判所はどうするんやろ?などと、色々考えた。
(でも、なぜか、この通知は、事務所には届いたが、行政区の異なる自宅には配達されなかった。)
そんな中で、野田内閣は、福井県・大飯原発再稼働にゴーサイン。
クーラーはつけても設定温度は28度、コンセントはこまめに抜く、など例年以上に節電に心がけた。
 
ところがである。
この夏の猛暑の中、企業や家庭の節電などによって、電力需要のピーク(2682万キロワット)は関電予測の90%以下。
他方、原発以外による電力供給は関電の予測より大きく、最大2946万キロワットに。
 
大飯原発を再稼働しなくても、電気は足りたのである。
全国的にみても、この夏、大飯原発以外は1基も原発は動いていないが、原発なしで電力需要ピーク時でも足りていたのである。
 
電力が足りない、というのが「脅し」であったことがはっきりした。
 
そんな中、財界が次に持ち出しているのが「原発がないと国際競争力が低下する」。
しかし、例えば、省エネや自然エネルギーを進めているドイツなどでは新たな雇用が生まれている。
原発に頼る経済はもはや時代遅れである。
 
私たちが求めているのは、原発ゼロにすることの確認とそれに向けた道筋であり、そのためにはどんな協力でも惜しまない。
 
 
 

船窪小屋のオトキさん

 
私が船窪小屋に泊まった8月17日には、小屋には、松澤さん夫婦以外に、3人の従業員が働いていた。
 
1人目は、ネパール人のペンパさん。
3ヶ月のビザで日本に滞在し、小屋を手伝っている。
 
2人目は、到着した時、鐘を鳴らしてくれた青年。
ペンパさんが不在の時、皆は、彼がネパール人だと思っていた。夕食後、自分でも「僕は、ニセ・ネパール人です」と言って笑わせていた。
彼は、山梨に住む山好きの青年で、1週間だけ手伝いに来ていると言っていた。
 
3人目が、オトキさん。
山小屋の従業員で、こんなに綺麗な女性に会ったのは初めて。
女優に例えるなら、鈴木京香??
笑顔で夕食のおかずを1つ1つ丁寧に説明してくれるので、恐縮してしまった。
彼女は、昨年から船窪小屋で働いているとのこと。
それまでは、仕事をしながら、タイやネパールを旅行したりしていたが、昨年の震災を機に
思い切って仕事を辞め、(山は初心者なのに)山小屋で働こうと思い、偶然、船窪小屋と出会ったと語っていた。
電気も水もない船窪小屋の生活は自分にピッタリと言う。
 
若いからできるだろうか、羨ましいなあ。
私も山小屋のオバサンになりたいなあ・・・・
 
 
 
 
 
 

船窪小屋のおかあさんに会いに

 
8月17日から19日まで、北アルプスの七倉ダム登山口から入山し、針ノ木岳(2821M)まで縦走した。
 
もちろん山を歩くことが目的ではあったが、今回は、もう1つ、船窪小屋のおかあさん松澤寿子さんに会いに行くこともあった。
 
山仲間のA・F両弁護士が2009年に船窪小屋に泊まり、「この小屋はいい!」と薦められていたこと、そして昨年のテレビ番組「天空の小屋へ」で船窪小屋が放映されたこともあり、是非、船窪小屋へ泊まり、そこのおかあさんとおとうさんに会いたかった。
 
船窪小屋は、電気も水もなく、「ランプの小屋」と呼ばれ、70代の松澤さん夫婦が営んでいる。
 
船窪小屋は、七倉岳(2509M)の山頂付近にあるが、どこから入山してもたどり着くためのルートは遠くしかも厳しい。
テレビ番組では、小野寺昭と伊吹吾郎が七倉ダムの登山口から登っており、私たちもそこから入山した。標高差約1400Mの登りである。
俳優2人が登ったのだから「軽い」と思っていたのが大間違い。
急登・直登の連続で、今までの登りの中でも一番きついと感じられた。
 
やっと船窪小屋に到着すると、従業員の青年が鐘を鳴らしてお出迎え。そして、すぐに暖かいお茶を出してくれた。ホッ!
先に着いた登山者らが、囲炉裏を囲んで談笑している。
夕食は、山小屋の料理と思えないほど豪華。あざみの天ぷら、かき揚げ、生春巻き、サラダ、冷や奴と蕗味噌、みそ汁、古代米のご飯など。もちろん完食。
夕食後は、囲炉裏を囲んで、松澤さん夫婦も交じり宿泊者の自己紹介。
ほとんどの人が、おかあさん目当てで来ている。
ネパール人従業員のペンパさんがネパールティーをふるまってくれた。
船窪小屋は、来年60周年を迎え、おかあさんは喜寿になるとのこと。
 
翌朝、出発の時、おかあさんが鐘を鳴らして見送ってくれた。
あったかい小屋。リピーターが多いはず。
 
また、行きますからね。喜寿になっても元気で続けてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
昨年11月に生まれて初めて行った料理教室、「玄米キッチンsimple-lifeお料理教室」(2011年11月25日付けブログを参照してください)。
少人数で家庭的、しかも場所も近いところが気に入って是非また参加したいと思ったが、それ以後、事務所開設の準備やら開設後のバタバタやらで、なかなか行くことができなかった。
 
ようやく8月に2回目の参加が実現できた。
 
8月のメニューは、
・玄米のジェノベーゼサラダ
・トマトの冷製パスタ
・カボチャと豆腐のキッシュ
 
今回は、8名の参加者。先生の教えの下、皆で少しずつ交代で調理していく。
ジェノベーゼソースは、いつも市販のものばかり使っていたが、こうやって作るのか・・・
冷製パスタのトマトソースは甘くてスープみたい・・・
キッシュにも初挑戦。
 
地球にも人にも優しいオーガニックライフは、見たり聞いたりはするものの、実際に、先生の言葉で語られると、少しは実践してみようかなあと思うから不思議。
 
「実は、先日、京都新聞の取材があって、8月15日の朝刊に載るんですよ」と先生。
本日の京都新聞の朝刊の「オーガニックライフの魅力」という特集の中で教室の様子も紹介されていた。
 
オーガニックライフ、素敵です。

「50℃洗い」に挑戦中

 
以前、NHK「ためしてガッテン」を観て、蒸し野菜は、低温(50~60℃)で作る方が野菜がシャキシャキして美味しいことを知った。
でも、なかなか低温を保つことは難しく、低温調理には興味はあったが、実行できなかった。
 
最近、書店で「50℃洗い」の本が何冊か置いてあったので、「50℃洗いのすべてがわかる本」(マキノ出版)を1冊買ってみた。
野菜から果物、肉・魚までそのほとんどを50℃のお湯で洗う。驚き!
 
本によると、50℃洗いの利点は、
①鮮度がよくなり、保存性が高まる
②アクや臭みが消え、旨味が増す
③甘味が増す
④表面についた汚れなどが落ち、色つやがよくなる
⑤肉や魚は、雑味の元である酸化物が落ちる
ちなみに、42~43℃に下がると、逆に雑菌が繁殖してしまうとのこと。
 
本には、食材別にどのように何分洗ったら良いのか書かれてあるので、とても便利。
本の付録として50℃がわかる特性温度計も付いていたが、わが家の給湯器は「50℃」という温度設定もできるので、実行しやすい条件が整っている。
 
早速、ためしてみた。
50℃のお湯であれば、素手で洗うことができる。
一番効果がわかるのは、生野菜。
本当にシャキシャキよみがえる。
 
私は始めたばかりで、未だ挑戦中だが、皆さんも是非1度試してみてください。

ねぶた祭り

 
今年も、青森では、8月2日から「ねぶた祭り」が始まった(8月7日まで)。
私は、青森県とは縁もゆかりもないが、「ねぶた祭り」と聞くと、なんとなく心がはやる。
 
実は、10数年前に青森出身の友人に連れて行ってもらい、初めて「ねぶた祭り」を見た時から、その迫力と面白さに圧倒され、これまでに合計3回も見に行っている。
「ねぶた祭り」は、坂上田村麻呂が蝦夷征伐で勝って凱旋して来た時の勝利の祭りらしい。
 
初めて行った時は、青森市内の友人の親戚の家に泊めてもらい、「ハネト」の衣装を着せてもらって、「ねぶた」と一緒の列の中で、「らっせら~、らっせら~」と歌いながらハネた。
「ねぶた」の大きさと迫力に目を見張り、また参加型の祭りってオモロイなあと実感した。
 
同じ時期(8月1~7日)、弘前でも「ねぷた祭り」が開催されている。
なぜ、青森は「ぶ」と発音し、弘前は「ぷ」と発音するかはわからない。
「弘前ねぷた」は、坂上田村麻呂が蝦夷征伐にでかける時の祭りということで、勝利して凱旋した時の「青森ねぶた」と比べると、やや静かであるが、その情緒がとても好きで、もし「ねぶた」に行かれることがあれば、是非、「弘前ねぷた」も見てほしい。
 
青森には、もう1つ。五所川原市に「立ちねぶた」という祭りがある。
まだ見たことがないので、これも、是非見てみたいものだ。
 
 

フレンチトースト体験

 
今まで、フレンチトーストを、自分で作ってみたことはあったが、喫茶店などで食べたことはなかった。
最近の私のフレンチトースト体験、2つ。
 
●スマート珈琲店
「寺町通三条上る」に昭和7年からあるレトロな喫茶店。
ここに喫茶店があることは知っていたが、私の行動エリアではあるものの1度も入ったことがなかった。
このスマート珈琲店のことが本「おひとりさまの京都」(葉石かおり著)で紹介されていた。
「今時、並ぶ喫茶店なんてあるんだろうか?」という出だしで始まる文章どおり、前を通るたびに客が必ず何人か待っていた。
本によると、フレンチトーストとホットケーキが有名らしい。
以来、いつか食べてみたいと思っていた。
 
先日ついに行ってみた。
並ぶのがイヤだったので、平日の朝8時半頃に入店。
なんとか1テーブルだけ空いており、すぐにフレンチトーストセット(1000円)を注文した。
運ばれてきたのは、ホットコーヒーにフレンチトースト2切れ。ボリューム満点。
表面からふんわり卵の風味がするが、味は素朴。
初めてのフレンチトースト体験だったが、私の朝食としてはちと量が多すぎた。
 
●京都ホテルオークラのレストラン「レックコート」
ここのフレンチトーストはインターネットのブログで知った。
パンを24時間卵液に浸して作るとのことで、作り方もインターネットで紹介されている。
最近、宿泊客だけでなく、1日10個限定で一般客も食べられるとのことだった。
でも、セットメニューで1575円はちょっと高いなあと二の足を踏んでいたら、テイクアウト(630円)もあり、午前中なら手に入りやすいことを知ったので、買って帰って自宅で食べてみた。
 
1切れだが、大きさは十分。今度は昼食として食べた。
さすが24時間浸してあっただけに卵液が中まで染み渡り、これがパン?と思うほど、フワフワで、まるで卵焼きを食べているようだった。
 
●初体験してみて、今の私には、フレンチトーストを朝食として食べるというのは、ちょっと重すぎるというのが感想です。
 
 

山の気象予報士、猪熊隆之さん

 
2011年11月21日付けの当ブログで紹介した猪熊隆之さん。
昨年、長野県茅野市に山岳気象予報の専門会社ヤマテンを設立した。
私が2001年にマレーシアのキナバル山(4095.2M)に登った時のツアーガイドさん。
 
その猪熊さんが、本日付けの京都新聞朝刊に大きく取り上げられていた(共同通信配信記事)。
 
記事によると、猪熊さんは、登山家の竹内洋岳氏が世界8千M峰全14座を日本人で初めて登り切った際、山岳気象予報を提供し、アタック予定日の天候をぴたり当てて成功を支えた。
その精度の高さを、猪熊さんは次のように語る。
「空気を感じること、風の気持ちになる、雲の気持ちになること」
なんだかロマンチックな言葉だが、彼の登山家としての経験によってしっかり裏付けられている。
 
今年のGW、北アルプスの白馬岳付近で北九州市男性6人が遭難したことは記憶に新しい。
この時も、猪熊さんは、遭難2日前に大荒れ情報を出したと言う。
この遭難については、事故後しばらくしてからの報道により、彼らが当日小屋を出発した時には、半袖で歩ける程の晴天であり、それがしばらくして瞬時に荒天へと変わり、装備を着ける間もなく低体温症で亡くなったことを知った。
 
猪熊さんは、予報を聞いただけでは事故は減らない、事故は天気だけで起こるのではない、便利な情報だけに頼って自分で考えないと山に対する防衛能力が落ちてしまうと語る。
 
山スカ、山ガールブームにより、若い登山者も増えているようだが、山の怖さについても是非頭に入れておいてほしい。
自戒も含めて。
 
 
 
 
 
 

百名山へあと1座!99座目登頂(十勝岳)

 
今週初め、猛暑の京都を脱出し、北海道の十勝岳(2077M)に登って来た。
日本百名山99座目である。
 
1日目は、標高1280Mの十勝岳温泉から、まずは富良野岳(1912M)を目指す。
天気は晴れ。
富良野岳は花の山で、チングルマやエゾツツジなどたくさんの高山植物が登山道や斜面を彩っていた。
でも、もう1週間早ければ、もっと満開だっただろう。
登山道には、時々シマリスが顔を覗かせる。
富良野岳への分岐までは緩やかな坂を登って行くが、ここから山頂までは急坂となる。
富良野岳山頂は、360度の展望。遠く夕張岳も見える。
 
富良野岳からは、三峰山、上富良野岳、上ホロカメットク山を縦走。
アップダウンはあるものの、快適な尾根歩きだ。
上ホロ小屋泊。無人の避難小屋で、その日の宿泊者は3人だけ。
 
2日目。当初の雨予報がずれ、晴れている。良かった!
朝、5時半出発。
三角錐の形をした雄々しい十勝岳に向かって歩を進める。
十勝岳は、植物に覆われていない活火山である。
下方の火口からは噴煙があがっている。
約1時間で山頂に着き、99座目達成の記念写真を撮る。
ここも360度の展望。
その後は、白金温泉をめざし、草木のないザレた登山道をひたすら下った。
 
あと1座(東北・飯豊山)で百名山達成である。
本当は、来週達成予定であったが、都合が悪くなり、来年へ。
山は逃げないからね。
 
 
 
 
 

ついに、沢田研二のコンサートへ!

 
 
(2012年5月1日付けの当ブログの続編です)
 
ついに、沢田研二のコンサートへ行った。
7月20日夜のびわ湖ホール。
 
還暦を過ぎて、何かから解き放たれたかのように、憲法や原発のことを語り始めたジュリー。
幼い頃はファンではなかったが、そういうジュリーのコンサートに行きたくて、これまで何度もチケットをゲットしようとしたが、叶わず、昨日やっと生ジュリーと会えた。
 
びわ湖ホールの大ホールは中高年女性で満席状態。
私は2階席だったが、まずまずの位置。
 
まず驚いたこと。
1曲目は、静かな曲だったが、2曲目の軽快な曲のイントロが鳴った途端、1階席に座っていた人たちが突然一斉に立ち上がり、ジュリーの振りに合わせて手を振るノリノリ状態。目を見張った。
2階席以上の人で立っている人はパラパラだっだので、私も座ったまま。
 
曲の合間に、何か「しゃべり」があるのかなあと思っていたが、それはなく、次々と歌が続く。64歳なのにパワフルに動き、歌いまくるジュリー。
 
私の期待どおり、脱原発の歌「F.A.P.P」(フクシマ・アトミック・パワー・プラント)や憲法9条の賛歌「我が窮状」も歌われた。
胸にジンジンと響いた。
 
最後にバンドメンバー紹介が終わり、アンコールかなあと思っていたら、そこから、ジュリーの「しゃべり」が始まった。
コテコテの関西弁で、しゃべる、しゃべる。
自分が太っていることの自虐ネタも入れた64歳のオッチャンの「しゃべり」。
脱原発とか平和とかの言葉はなかったが、そこには、確かに、自然体で語り生きて行こうとしているカッコいいジュリーの姿があった。
 
そして、アンコール2曲。
私は自分の席を離れ、2階のドア近くに立って、最後は一緒に踊りながら楽しんだ。
 
これが最初で最後のジュリーのコンサートと思って出かけたが、これからも目が離せないなあ。
 

切り絵

 
私が切り絵に興味を持ったのは、まだ最近のこと。
2011年6月28日付けの当ブログでも紹介したが、テレビ番組「ソロモン流」でフランス在住の切り絵作家蒼山日菜さんの切り絵を初めて見て、そのレースのような繊細で美しい切り絵に心惹かれたのがきっかけだった。
 
先週、京都駅にある美術館「えき」に久保修さんの切り絵展が開催されていたので、出かけた。
作風は、もちろん蒼山さんとは異なっているが、その繊細な切り絵の技巧と色遣いは素晴らしかった。
ただ、たくさんの作品があった町並みを描いた図柄の線が、建築家が描くデッサンにどこか似ているなあと感じ、帰宅して久保さんのプロフィールを読むと、やはり建築のパースを勉強されたことがあることを知った。
私は柔らかな線が好きなので、久保さんの作品の中では「曼珠沙華」が気に入った。
 
他方、蒼山日菜さん。
神戸の画廊で個展が開かれていたようだが、ちょっと神戸まで出かける余裕はなかった。
でもホームページに、京都の手ぬぐいの永楽屋さんとのコラボで、蒼山さんの切り絵がデザインされた商品が紹介されていたので、昨日、永楽屋さんに寄ってみた。
白い手ぬぐいに蒼山さんのデザインがプリントされたものが販売されていたが、やはり所詮はプリントされた絵なので、感動はなかった。
 
蒼山さんは、10月から京都高台寺で個展を予定されているとのこと。
早く本物が見たい!
 
 
 
 

脱原発、再稼働反対の大きな動き

 
脱原発、再稼働反対を訴え、毎週金曜日夕に首相官邸前に集まる市民の数が爆発的に増えている。
3月に始まった当初は300人で、5月末の約700人から、政府の再稼働への動きが本格化してからは、1万人の大台を超え、ついに6月29日には20万人となった。
(2012年6月30日付け京都新聞夕刊)。
 
当初、首相官邸前に1万人もの人が原発反対、再稼働反対と訴えて集まっても、ほとんどの大手マスコミは報道しなかったが、20万人もの人が集まり無視できなくなったのか、最近、ようやく報道し始めた。
 
これらの多くは、ツイッターやフェイスブックで情報を知り、集まっているとのこと。
日本もエジプト並みになって来たなあ。
 
参加者の思い「どこかで政治家や原発推進派に『間違っている』と言わなきゃ」。
いろんな人が気軽に集まるからこそいい。
「僕たちに民主主義と未来があるのか確認してみたいんですよね」
 
とにかく20万人もの人が集まるというのは、日本では近年ないこと。
すごい!
デモって、なんとなく「恐い」っていうイメージがあるようだが、国民一人ひとりが行動で自分たちの意思を示すことは大切なこと。
民主主義ってこういうもの。
今や、国会は国民不在の状況だが、こういう国民の行動がこれからの日本を変える力となると確信する。

今、「アラウンド90」が静かな人気

 
6月7日付けの当ブログでも紹介した97歳の笹本恒子さんをはじめ、今、「アラウンド90」が静かなブームとなっている(2012年6月23日付け朝日新聞be)。
 
「アラ90」の女性と言えば、笹本さん以外に、生活評論家の吉沢久子さん(94歳)、文筆家の清川妙さん(91歳)などが有名。
 
報道写真家の笹本さんは、年齢がわかったら仕事が来なくなると思って伏せていたが、「もういいか」と明かしたところ、それからは、取材や執筆などに忙殺される日々だとか。
 
その背景には、日本の平均寿命が男性79歳、女性86歳となり、90歳以上の高齢者が100万人を突破し、「人生90年」が現実感を帯びてきたことがある。
 
私は、書店に行くと、すぐ彼女たちの本を手にとってしまう。
友人からは「90歳まで生きるつもり?」と皮肉られる。
でも、90代の彼女たちが、人生が長い分だけ戦争や愛する者たちとの別れなどたくさんの困難や悲しみを乗り越え、しかも、現在、基本的には、質素でシンプルな生活をしていることが、私自身の人生の目標になっている。
 
これからも元気な「アラ90」の女性たちが出てくることを大いに期待している。

AKB48はゲーミフィケーション

 
NHKで「総選挙」がニュースとして取り上げられるほど社会現象化しているAKB48。
 
昔は、ミリオンセラーのヒット曲であれば、誰もが歌手の名前を知っており、歌を口ずさむことができた。
でも、AKBの場合、100万枚以上売れている曲が何曲もあると言われても、その曲名を正確に言え、歌をフルコーラス歌える人はどれほどいるだろう。
元ミーハーの私でさえ、顔と名前が一致する子は、今のところ5人しかいない。
 
総選挙のしくみもあまり知らなかったが、最近、朝日新聞や雑誌AERAで、「AKBはゲーミフィケーション」という記事を読んで、なるほどと納得した。
ゲーミフィケーションとは、ゲーム的な仕掛けをゲーム以外にも活用するという意味。
 
私が最初にAKBを知った時、総選挙で勝ち抜いてセンターになった子も含め、「普通っぽい、どこにでもいそうな感じの子やなあ」と感じた。
AERAによると、AKBはクラスの中の10番目位の綺麗な子が選ばれ、ファンがそれを育て上げていくゲームだそうで、得心した。
1枚1600円のCDを買って投票権を得て、それによる投票結果によって、候補者237人から次のシングル曲に出られるメンバーやセンター(立ち位置)などが決まる。
まるで、以前流行ったゲーム「たまごっち」のよう・・・・(やったことはないが)
 
でも、総選挙の投票権を得るためは、対象のCD(1600円)を買わなければならないシステム。
お気に入りの子を上位にするため、一人で数十万円を費やしてCDを何百枚も買うファンもいるとのこと。
これもやったことがないが、ソーシャルゲーム「コンプガチャ」と似ている。
無料で始められるが、ある時点からお金を出せば、より強いアイテムなどが手に入るため、子どもや若者らがスマートフォンなどで何十万円も使ってしまうということで社会問題化した。
 
ギャンブルや浪費で破産する人もいるが、AKBにはまり過ぎて破産、というような若者が出てこないことを願うばかりである。

片泊まりの宿「庵」

 
昨日、幼なじみのshocoさんが京都へ来たので、またまた女子会。
 
今回は、shocoさんとその友達3人が片泊まりの宿「庵」(いおり)に泊まるとのことだったので、私は夕食に合流すべく「庵」にお邪魔した。
 
「片泊まりの宿」というのは、1泊朝食付きの宿のことを言い、京都では町屋を改装した宿が多い。
「庵」のホームページを見ると、京都に何カ所かある町屋に泊まることができ、定員2~14名の1棟貸しなので、他の客の気を使うこともない。
「片泊まりの宿」は初めてだったので、興味津々。
 
昨日の宿は、「富小路高辻下る」にあったが、表札が出ているわけでもなく、初めは通り過ぎてしまった。
内部は綺麗に改装されていたが、町屋らしく中庭もあり、中庭を眺めながら入浴できるようになっていた。
 
配達してもらった仕出し料理で女子会。
とてもリラックスして、話に花が咲いた。

満開のミヤマキリシマ~大船山・平治岳縦走~

 
先週、ミヤマキリシマの花に会いたくて、大分の山(大船山と平治岳)に登った。
 
この山では、毎年6月になると、ミヤマキリシマの花で山が染まる。
ただ、花の開花状況は微妙に毎年異なるのと、ちょうど梅雨の時期なので天候不順な日が多く、遠方から行く場合には、運・不運が左右する。
 
今回は、長者原(ちょうじゃばる)から坊ガツルを通って、大船山(1786M。たいせんざん)、平治岳(1643M。ひいじだけ)と縦走し、また坊ガツルから長者原に戻るコースを歩いた。
約8時間。
なお、「坊ガツル」というのは、芹洋子が歌う「坊ガツル賛歌」の「坊ガツル」である。
幸い、天気は曇り。
 
長者原から登山道を登っていき、坊ガツルを展望できる場所まで登ると、2つの山が本当に濃いピンクの絨毯に覆われているように染まっているのが見えた。ワクワク
 
まず、大船山へ。
段原という尾根に出る手前から傾斜がきつくなるが、登山道脇に少しずつミヤマキリシマが増えていき、段原に着くと、そこは、満開のミヤマキリシマに覆われていた。
大船山山頂へピストンし、大戸越(うとんごし)へ下る。
目の前の平治岳の斜面全体がミヤマキリシマでピンク一色。
大戸越からはミヤマキリシマの間の急な登山道をひたすら登る。
ここからは、混雑を避けるため、上りと下りと登山道が区分されていた。
 
平治岳の頂上付近は、更に別天地。
「すばらしい!」の一言・・・・
残念ながら、平治岳頂上で雨が降り出し、あまりゆっくりできず下山を余儀なくされたが、念願のミヤマキリシマを十分堪能できた登山だった。

 
 
 
 
 

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