1. ブログ マチベンの日々

ブログ マチベンの日々

3.8国際女性デー京都集会で講演しました

 
3月8日は、国際女性デー。その京都集会で久しぶりに講演をした。
 
国際女性デーは、20世紀初頭、アメリカの女性たちがパンと参政権を求めた行動に学び、1910年、第1次世界大戦を前にコペンハーゲンで開かれた第2回国際社会主義婦人会議でクララ・ツェトキンらが提案、世界の女性の統一行動日として決まった。
 
京都では、毎年3月8日に集会が開かれてきたが、今年1月、その京都集会での講演を依頼された。タイトルは「未来に向けて 今、女性の力をー平等・権利・平和」。
 
「離婚」「DV」「働く女性の権利」「相続・遺言」など個別」テーマの講演であれば、それなりに話す題材も持っており悩むことはなかったが、「未来に向けて~」となると、いったい何を話せばいいやら・・・・
 
最初は「エ~ッ、無理!無理!」と固持したのだが、主催者は引き下がらず。講演を引き受けた直後から悩みの毎日が始まり、色んな本などを読んでは、ああでもない、こうでもないと日が近づくにつれ考えあぐねた.
結局、自分がやってきたことや、今、考えていることを話すしかないと割り切り、これまで関わった2つの差別裁判を通じての原告の思いや私の思いを話すことにした。
 
当日は、私が弁護士になって以来、一緒に女性の権利や地位向上などの運動の中で知り合った女性の方々がたくさん参加されてまるで同窓会のよう。緊張して迎えたこの日だったが、少し安心して話すことができた。
 
これからも今自分ができることを精一杯やっていこうと改めて思った1日だった。
 

ブログ「マチベンの日々」再開です!

 
2ヶ月ぶりのブログです。やっと事務所のホームページができあがりました。
それに伴い、私のブログもきょうから再開します。
 
2012年1月6日から京都リバティス法律事務所で仕事を始めています。
この2ヶ月、事務所の運営の何もかもが新しいことばかりなので
バタバタと雑務に追われてきました。
3月になって少し慣れてきたかなって気がしています。
 
30年も弁護士やってますが、フレッシュな気持ちで頑張ってます。
 
 

中村和雄さんを応援しています

 
来年2月5日投票の京都市長選挙に、今回も、私と同じ京都弁護士会所属で友人の中村和雄弁護士がいち早く立候補を表明した。
 
4年前の市長選挙の時も、このブログで彼の人柄を紹介したが、その時は、残念ながら951票差で涙をのんだ。
今回は、私たち弁護士も、いち早く、中村弁護士を応援する「弁護士FORの会」を立ち上げ、活動を始めている。
 
この4年間の彼の活動は、本当に勢力的だ。市民ウオッチャーの事務局長として京都市政の様々な腐敗を正す訴訟を提起したり、違法な派遣切りなどを許さない運動に取り組んだり、格差・貧困をなくすための調査や提言を行ったり。
さらに、彼の公約の1つである「公契約条例」については、既に実施されている他の自治体の条例を十分調査して、今回具体化している。
 
中村さんは、話の中で、全国の他の自治体で実際に行われている政策も紹介してくれるので、いかに私たちがお粗末な市政の中で暮らしているのかが良く実感でき、市長が代われば、それが実現すると確信を持つことができる。
更に、「脱原発」を明確にしており、私たちの命と暮らしを託せる候補者である。
 
今度こそ、中村さんを市長に押し上げたい。
※中村さんのブログ http://neo-city.jp/blog/
 
(村松の新事務所のお知らせ)2012年1月6日から下記事務所で執務します。
京都市中京区堺町通竹屋町下る絹屋町136番地  ヴェルドール御所102号
京都リバティス法律事務所
電話075-744-0026
 
 

こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」

 
収納の流行が、「断捨離」から「ときめき」へとかわっていっている。
 
「こんまり」こと近藤痲理惠さんの「人生がときめく片づけの魔法」という本が2011年には100万部を超えるベストセラーになった。書店に行くと平積み状態。今や、こんまりさんはテレビでもひっぱりだこ。
こんまりさんは、20代の小柄で可愛らしい女性。これまで収納のプロと呼ばれてきた人は、中年女性が多かったが、こんまりさんは若い。若いが、収納に対しては、はっきりと自分の考えをもっている。
 
実は、この本はまだ読んでいない。自宅にある大量の物を1つ1つ手に取って「ときめく」か否かで、捨てるか捨てないかを決めるというものらしい。
本を読んでいないから、こんまりさんの言う「ときめき」という意味はあまりよくわからないが、こんまりさんが出演するテレビ番組を何回か観ていると、片付けてみようと思うから不思議なものだ。
とりあえず昨日と今日の2日間、衣類を整理し、こんまりさんの言う方法でたたんで収納してみた。立てる収納、そして色別収納だ。美しい!そして、何があるかよくわかる。
 
でも、まあ、ここまで。疲れた・・・・
 
最近は、新事務所への移転のため、仕事の合間に過去の事件ファイルと格闘している。とにかく30年分の記録を整理してリセットしないと、自宅の中の片付けまでなかなか手がつけられそうにない。
 
(村松の新事務所のお知らせ)2012年1月6日から下記事務所で執務します。
京都市中京区堺町通竹屋町下る絹屋町136番地 ヴェルドール御所102号
京都リバティス法律事務所
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アイメイク、やり過ぎちゃう?

 
最近、目元を強調するアイメイク=「目ヂカラ」メイクが流行っているよう。
 
目の際ぎりぎりまで、アイラインやアイシャドーを塗り込んだり、まつ毛をマスカラでボリュームアップしたり。
10代や20代の若い女性だけでなく、中年の女性にも見かける。
そんな女性たちを見ると、思わず見入ってしまう。
大きな目の可愛い顔の女の子なのに、こんなに目の周囲を黒々と塗りたくったりしなくてもいいのに・・・と思ったりする。
 
前に弁護士会のレクリエーションで山登りに行った時、どこかの法律事務所の事務員さんがそんなメイクをして参加していた。
下山後、皆で日帰り温泉に立ち寄り汗を流した。
私は、彼女が入浴後にまたそのメイクをするのかな?と興味津々だった。
でも、後で聞くと、彼女は顔も頭も洗わなかったとのことだった。おしゃれって大変だ!
 
ところで、この過剰なアイメイクによるトラブルが増えているらしい。「目が痛い」「ごろごろする」と訴える女性の目を顕微鏡で見ると、まつ毛の生え際より内側の粘膜に、落としきれていないメイクの汚れが点々と残っているという。角膜に無数の傷ができていることも多い。
 
過剰なおしゃれは要注意ですね。
 
※(村松の新事務所のお知らせ)2012年1月6日より下記場所で執務します。
京都市中京区堺町通竹屋町下る絹屋町136 ヴェルドール御所102
京都リバティス法律事務所
電話075-744-0026
 
 
 
 

12月末で事務所を退所致します

 
突然ですが、12月末をもって、京都法律事務所を退所し、来年1月6日から新しい事務所で執務することになりました。
退所までまだ時間がある、と思っていましたが、いつの間にか、1か月を切ってしまいました。
 
弁護士になって30年、ずっと京都法律事務所で弁護士として仕事をしてきました。
今、仕事の合い間に過去の事件ファイルの整理をしていますが、どの事件も、思い出深いものばかりで、皆さん、今どうしていらっしゃるだろうとついつい懐かしく手を止めてしまいます。
 
新事務所は、京都地方裁判所の西側にあります。依頼者の皆さまには、場所が変わり、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
 
新事務所の住所:京都市中京区堺町通竹屋町下る絹屋町136番地 ヴェルドール御所102号
京都リバティス法律事務所
電話075-744-0026
 
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元最高裁判事 原発訴訟を語る

 
最高裁は、司法の「最後のよりどころ」と思っていた。でも、わが国に1つしか存在しない最高裁判所でどのように審理が行われているのか・・・私たち弁護士ですら、実はあまりよくわかっていない。
 
今朝の朝日新聞の「元最高裁判事 原発訴訟を語る」という記事で、2人の元最高裁判事が原発をめぐる訴訟との関連で、最高裁の審理について述べている。
 
●園部逸夫さん
「最高裁には、行政庁の言うことを基本的に正しいという感覚がある」「それを理屈立てするために『行政庁の自由裁量』という逃げ道が用意されている」
「もう1つは政治的裁量」「特に最高裁は、地裁・高裁よりも国策的な問題について軽々に判断しにくい」
 
●元原利文さん
「(原発)事件の詳細はよく記憶していない」「覚えていないのは特別なことではない。」「そういう仕組みなのである」
「全事件の9割以上が(合議が開かれず)持ち回り審理によって『上告棄却』か『不受理』になっていた」
これが日本の三権分立の実態なのだ。最高裁判所だけに行政のチェック機能を求めるのは無理ということだ。これでは、法律家としては割り切れないし、最高裁こそ司法改革の対象とされなければならない。
元原さんは続ける。「原発差止めの下級審判決がもっと多く出ていれば、それに同調する世論も高まり、最高裁ももっと正面からこの問題に取り組んでいたかもしれません」「今後起こされる原発訴訟では、裁判所の判断が大きく変わると予想しています」
 
とりあえず、最高裁の行政追随の姿勢を変えるには、地裁・高裁段階での国民的運動が大切だということをあらためて痛感した。
 
 

奈良・山の辺の道コースを歩く

 
久しぶりに週末の天気が晴れたので、11月26日土曜は、奈良県の「山の辺の道」を歩いた。
 
山の辺の道は、大和盆地がまだ湖だった頃に湖岸にできた道だと言われる日本最古の幹線道路。近鉄天理駅から歩き始め、桜井駅までの約16キロを歩く。集落や、柿畑、ミカン畑など里山風景が広がる道で、途中には、いくつも神社や古墳があり、古代ロマンにあふれる道である。遠く、二上山や金剛山などの眺望も美しい。
でも、ただ歩くだけでは物足りないので、途中、竜王山(586M)にも登る。二等三角点がある広い山頂で、奈良盆地はもとより、京都、大阪まで望むことができた。
 
山の辺の道のもう1つの楽しみは、お買い物。道のいたる所に無人販売所があり、1袋100円と書かれ、みかん、柿、なす、里芋、ゆずなどがたくさん置いてある。みかんとなすを買い込んで、行きのリュックより帰りの方が重くなってしまった。
 
今年の山登りは、これで終わりかなあ・・・・
 
 

 
生まれて初めて「料理教室」なるものに行ってみた。
 
料理は食べるのも作るのも大好きで、料理番組やレシピ本を見て、おいしそうで、かつ簡単そうなものを我流で作ってきた。
 
昨年、我が家のポストに手作りの可愛らしいチラシが入っていた。
「玄米キッチンsimple-lifeお料理教室」  http://ameblo.jp/viovio-life/
化学調味料を使わず、有機・無農薬野菜・自然の食材を使うというコンセプトがいい、それに教室の場所も近そう・・・・
いつか行ってみたいと思いつつ、なかなか時間が取れなかったが、先日、思い切って参加した。
 
11月のメニューは、黒ごまとチーズの玄米リゾット、チキンのスイートチリマヨソース、朝採れ野菜のポン酢ジュレサラダ、自家製生地のフルーツピザ。
当日の参加者は私を入れて5名。うち3名は若い30代の女性だったが、先生も含めてすぐに皆うちとけ、談笑しながら、手際の良い先生の指示で、みるみるうちにご馳走ができあがっていく。
完成後、実食。どれも美味。
ピザの生地は、こうやってこねて、発酵させるのね!最近、流行りのポン酢ジュレはこんなに簡単に作れるのね!・・・・
 
とても楽しいひとときだった。また、参加してみよう。
 
 
 

 
気象予報士の猪熊隆之さんが、山岳気象専門の予報会社「ヤマテン」を長野県茅野市内に設立した(2011年11月16日信濃毎日新聞社WEB)。
 
猪熊さんは、私が2001年にマレーシアのキナバル山(4095.2M)に登った時にツアーガイドをしてくれた青年。
とても明るく優しい青年で、冬の富士山に登山中滑落して、死にそうになったことなど話してくれたことが今でも記憶に残っている。
その後、重い病気に罹患し、それを克服後、気象予報士の資格を取得、気象予報会社で山の天気予報を担当していた。そして今年10月に独立し、ヤマテンを設立した。
 
ヤマテンでは、山小屋や旅行会社と契約し、気象データを提供する。また全国15山域の天気を予報し、ウェブサイトを通じて登録(月額315円)した会員に提供。登山中に携帯電話のメールで情報を受け取ることもできるとのこと。
山の天気は、街中の天気とは異なるので、通常の天気予報だけでは正確な情報がつかめない。登山人口も増えると、天候悪化による遭難事故も多発する。山の天気に特化した情報が気軽に得られるのは有り難い。
 
猪熊さん、頑張ってください。
 
 
 
 

製造業派遣 禁止せず!また民主党の公約破り

 
またまた民主党のマニュフェスト破り。沖縄普天間基地問題、子ども手当・・・そして今回、派遣法改正までも・・・
 
民主党は、11月14日、国会で継続審議となっている派遣法改正案について、自民党などの反発に配慮して、大幅な修正に応じる方針を固めたと報じられた(京都新聞2011年11月15日朝刊)。
 
派遣労働者が増え続ける中で、2008年のリーマンショック以降の景気悪化により「派遣切り」が横行し、大きな社会問題となった。政権交代を果たした民主党は、派遣労働者の雇用の安定を掲げ、2010年4月派遣法改正案を国会に提出した。
この改正案自体、労働者保護の観点からは不十分な内容であったが、今回の修正案では、自民党・公明党の主張を受け入れ、仕事がある時だけ雇用契約を結ぶ登録型派遣や製造業派遣の原則禁止などの規定が削除される。
また、違法派遣があった場合、派遣先企業が労働者に直接雇用の契約を申し込んだとみなす「みなし雇用制度」の施行は、3年後に延期する。短期派遣の禁止対象も、「2ヶ月以内」から「30日以内」に緩和。
 
民主党は、マニュフェストで労働者保護の観点からの規制強化を目指したのでなかったのか。
結局、自民党でも民主党でも、二大政党の政権なんて、こんなもん。
 
そう言えば、TPP問題でも、逆に、自民党は、経団連から「あんたら政権取ったら、TPPに参加するんやろ。今、政府に文句言ったら、自分の手足を縛ることになる」なあんて言われてたよね。
 
これからの日本はどうなっちゃうんだろう・・・・

大山(おおやま)は山ガールで一杯

 
11月11日横浜で日本弁護士連合会の業務改革シンポジュウムが開かれ、それに参加したついでに、翌12日、神奈川県の大山(おおやま、1252m)に登ってきた。
 
前日の冷たい雨とはうってかわって、12日は晴れて10月並みの気候。暑い!
大山は、小田急小田原線伊勢原駅で下車して、バスで大山ケーブル終点まで乗る。
どんな山なのかの事前知識なく出かけたが、電車が伊勢原駅に近付くにつれ、綺麗な山容の大山が姿を現した。
伊勢原駅につくと、駅には大山のパンフレットが置かれ、大勢の登山客がバス停へと急ぎ、人気のある山であることがすぐにわかった。
バスを降り、「こま参道」を上がって行くと、参道の両脇には土産物屋や旅館がひしめいている。
ケーブルに乗れば、6分で標高696mの大山阿夫利神社下社に着くのだが、ケーブルには乗らず、下社まで階段状の登山道を約40分歩いて登る。
どうも私はこの階段が苦手で、足取りは重く、どんどん追い抜かれていく。
下社に着いても、更にここから約90分の登り。やはり階段状の登山道が続く。
足が重い。息が切れる。
 
やっと頂上に着く。
頂上には大山阿夫利神社本社があり、売店もある。
たくさんの登山客でにぎわっていた。まるで、大阪の金剛山のようなにぎわいだ。でも、この山は、とにかく若い登山者が目立つ。
女性も多く、そのほとんどが山ガール姿。色鮮やか!私も山ガール姿で登ったのだが、なんとなく気恥ずかしかった。
 
下山は、コースを変えて、見晴台の方へ下る。下山の得意な私は、ここから本領発揮で、走るように下り、前行く人をすべて追い抜いた。
参道脇の旅館で日帰り入浴して汗を流し、道の脇で売っていた大きなみかんをたくさん買って帰路に着いた。
 
 
 
 
 
 

岳ーガクー

 
最近、久しぶりに漫画を読んでいる。10年ぶり位だろうか。
「岳ーガクー」の単行本。
今年5月に小栗旬主演で映画にもなったが、残念ながら映画は見ていない。
 
山仲間から「『岳』の漫画は面白いよ」と勧められ、誰か単行本を持ってないかあ・・・と思っていたら、何と、同じ事務所の古川弁護士が持っていることがわかり、15巻全部を借り、今、4巻目を読んでいる。
「岳」は、ビッグコミックオリジナルに連載されている漫画で、島崎三歩(さんぽ)という山を愛する青年が山岳救助ボランティアとして遭難者を救助したりする物語である。
当然、遭難場面もたくさん出てくるし、遭難者が死亡する場面もあるが、「悲惨さ」や「怖さ」よりは、登山者への暖かい思いや山を愛することの素晴らしさがほのぼのと伝わってくるストーリーである。
 
三歩はどうやって食ってるんだ!?などと野暮なことは考えない。
山はいいよ、山においでよ、と思わず言ってみたくなる漫画である。
 
 

デモは市民の意思表示

 
これまで「デモ」というものに参加された方はどのくらいおられるだろう。街中で「デモ」を見かけても、自分とは無関係と思っていた人も少なくないだろう。でも、脱原発を求めて初めて「デモ」に参加する人も増えている。
 
2011年11月4日付け京都新聞に「デモは市民の意思表示」というタイトルで記事が掲載されていた。
「東京電力福島第1原発事故の発生以降、各地で行われている脱原発デモには多くの知識人が参加。集会や会見などの場で、市民の意思表示の手段であるデモの重要性について、積極的に発言している」
 
9月末、同月11日に新宿で行われた脱原発デモの際に参加者が公務執行妨害容疑で逮捕されたことを批判する記者会見で、評論家柄谷行人氏は「単に原発に反対するだけでなく、個々人がその意思をデモを通じて表現することが重要だ」と強調した。
更に、柄谷氏は、日本にデモが少なくなってきたことと、これほど地震が多い国に54基も原発がつくられたことには関係があると言う。そんな「人任せ」の作法が、地震大国に世界中の原発の1割以上を集中させるという異常事態を作り出した。
 
ヨーロッパなどでは、政府の政策などに納得いかないと、当たり前のように「デモ」に参加して意思表示を行い、政策を変えている。
「デモ」や「集会」は、日本国憲法が保障している表現の自由の1つ。民主主義の基本である。
わたしたち一人ひとりの国民が動かなければ、未来は変わらない。
 
 
 

稲村ガ岳

 
10月29日、奈良県の山、稲村ガ岳(1725.9M)に登って来た。
 
この山は、「花の百名山」として知られているが、今の時期は花はなし。でも、1700M以上もあるのだから、おそらく上の方は紅葉の真っ盛りだろうと期待して出掛けた。
 
稲村ガ岳登山口(母公堂=ぼこどう)から登る。ダラダラした登山道が続く。最初は、杉林の中を登り、法力峠からは、広葉樹の林の中のやはりダラダラした登山道を登る。
どのあたりから山道らしくなるのかしら?と思いながら更に登って行くと、山上辻(さんじょうつじ)の稲村小屋(1540M)に着いてしまった。そこから笹原を過ぎると、ようやく山道らしく急坂や鎖・ハシゴなどがあり、やがて山頂へ。
 
山頂には鉄製の展望台があり、そこからは360度の展望。山上ヶ岳、大普賢岳、八経ヶ岳などを望むことができた。
 
下りは、小屋まで戻り、山上ヶ岳への女人結界門のあるレンゲ辻へ向かう。レンゲ辻までは、やはりダラダラした登山道。
でも、そこからが違った。レンゲ辻からは、ジグザグの急坂となり、その後は沢沿いに急な悪路が続き、やっと林道へ。
登りがあまりにも楽過ぎたが、運動不足の今の私には、ちょうど良かったかも。でも、期待の紅葉は、残念ながら既にほとんど枯れてしまっており、美しい紅葉を愛でることはできなかった。
 
下山後は、洞川(どろかわ)温泉で汗を流した。
京都から車で約3時間もかかるのが難だが、オススメの山である。今度は、花の時期に行こう。
 
 

調停は、スーツで?!

 
先日、離婚調停を申立てたという女性の法律相談を受けた。その法律相談が終わりに近付いた頃、「あのー、インターネットで読んだんですけど・・・・、調停には、スーツで行った方がいいんでしょうか?」と尋ねられた。
 
へぇ~、そんなことが書いてあるホームページがあるんだ。知らなかった!
 
家庭裁判所の調停は、男女1名ずつの調停委員が担当する。
調停委員は、公務員ではなく、民間人で、職業は、元裁判所職員、学者、僧侶、弁護士、会社役員、主婦などさまざま。年齢は、おそらく40代から60代と思われる。
調停委員が調停を進行していくわけだから、当事者が調停委員にどのような印象を持たれるかは、重要かもしれない。
でも、ケバい服は確かに「?」だが、別に就職面接でもないのだから、スーツを着て行く必要はなく、普通の服で十分だと思う。
また、どのような印象を持たれるかは、服装だけでなく、言葉使いや受け答えの仕方によっても異なるだろう。
 
そう言えば、ある依頼者と、第1回調停の日、家裁のロビーで待ち合わせの約束をしたことがあった。
約束の時間になっても来ないなあと思っていたら、その依頼者は、それまでの事務所での打ち合わせの時はスッピン・普段着で来ていたのに、その調停の日は、スーツを着てメイクもバッチリして来ていたので、私は全く気が付かなかったという笑い話のようなことがあった。
 
ちなみに、私は、調停へ、いつもスッピンで行ってまーす!
 

カスタネット

 
2011年10月11日付け読売新聞夕刊に、池辺晋一郎氏が面白いエッセイを書いていた。
タイトルは、「カスタネット 札幌で『流行』」。
 
札幌では2001年に「札幌カスタネット協会」が設立され、それは、やがて「日本カスタネット協会」と改称。
そのおかげで、カスタネットのための作品が次々と生まれているらしい。
また、カスタネットのみならず、世の中の関心が変化し、小さな楽器にまで多くの人の興味が集まっている。
殺伐としがちなこの時代に、面白いというか、これはなかなか目が離せない現象だと、池辺氏は締めくくる。
 
「カスタネット」と聞くと、子どもの頃に使った、ゴムがついた赤と青の楽器を思い出す人が多いと思うが、実は、違う。
 
私は、約20年フラメンコを習ってきたが、カスタネットはフラメンコに不可欠な楽器で、踊り手がカスタネットを鳴らしながら踊る曲も少なくない。
両手の親指にカスタネットのヒモ(ゴムではない)を通し、親指以外の4本の指を細かく動かして演奏する。綺麗な音色をかなでるのはなかなか難しく、奥が深い。
 
しばらく忘れていたカスタネットだったが、このエッセイを読んで、ボケ防止にもいいかな?と思い、しまい込んでいた引き出しから取り出してきた私だった。
 
 

ルンバ!

 
「ルンバ」が流行っているらしい。
ただし、踊りのルンバではない。お掃除ロボット「ルンバ」である。
 
その存在だけは、雑誌で読んで知っていたが、結構値段も高く(1台6~8万円)、自分で掃除すればタダなのに、何でそんな高い金をかけて掃除せなあかんの?と貧乏性の私は思っていた。
ところが、先日、他事務所の弁護士がルンバを使用していると聞いたばかりのところに、実は、わが事務所の中にも自宅でルンバを使っている弁護士がいることを知り、結構、流行っていることに驚いた。
使っている人の話を聞くと、留守中、部屋のスミからスミまで綺麗にしてくれ、その後、ちゃんと自分で充電する場所まで動いて行き自ら充電するらしい。
人間が掃除をする以上に綺麗にしてくれるとのことで、使っている人達は口々に絶賛する。
確かに魅力的だ。ただ、片づけまでしてくれるわけではないので、床の物は、とりあえず上に上げて置くしかない。
 
昨日、たまたまヨドバシカメラに行ったら、ルンバの実演をしていたので、しばらく、その様子を眺めていた。
でも、ほこりもゴミもないスペースを動き回っていただけなので、その性能は実感できなかった。
 
強く惹かれるものはあるが、やはりまだ買うとことろまではいかないなあ。多少のほこりでは死なないからなあ・・・・!?
 

 
昨夜は、京都コンサートホールで開かれた「震災復興国際交流演奏会(F・リスト200年の祈り)」に行ってきた。
 
これは、今年で生誕200年を迎えるリストを記念し、日本の震災からの復興を支援しようというチャリティコンサートで、国内では京都・東京・仙台、海外ではパリ・ワルシャワ・ウィーンで開催されている。
またリストは、1838年にドナウ川流域で未曾有の洪水被害が起こった際、自らチャリティーコンサートを開催し、ブタペスト市に多大な寄付を行い、故国の復興支援に尽力したと伝えられている。
 
昨夜の演奏曲目は、第1部は、東誠三さんのピアノで「ピアノ協奏曲第1番変ホ長調:リスト」と近藤由貴さんのピアノ「トーテンタンツ:リスト」、第2部は、フランスのシブリアン・カツァリス氏のピアノで「ピアノ協奏曲:ショパン」「葬送行進曲:ショパン」「オマージュ:アレンジ曲」。
リストのピアノ曲を生で聴いたのは初めてだったが、超絶的な技巧を持ち「ピアノの魔術師」と呼ばれたリストの曲だけあって、その指使いや力強さは、すごい迫力があった。
他方、リストの親友であったショパンの曲を弾いたカツァリス氏のピアノは、本当に繊細で柔らかく、美しく優しい音色と響きにとても感動し、魅了された。
 
秋の夕べにピッタリのひとときだった。
 
 
 
 
 

祭っ娘20周年記念コンサート

 
2011年4月4日の当ブログで書いた「祭っ娘」。
 
1991年4月に京都の太鼓センター専属の青少年チームとして発足。小学6年から高校3年までの女の子ばかりの太鼓グループ。
毎年春に、高校を卒業して卒団していく子らを送ることもかねたコンサートがあり、はまってしまって、ここ3年ほど毎年観に行っている。
 
昨日は、その「祭っ娘」の20周年記念コンサートがあった。
 
現役の祭っ娘メンバー19名に加え、卒団あるいは退団したOBメンバーも加わり、総勢34名が出演。
はつらつとして元気一杯のバチさばきで、皆、青春がはじけていた。その上、OBメンバーも加わり、大迫力。あっと言う間の2時間だった。
 
 
 
 

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