1. 自転車事故で5000万円近い賠償が
岡根弁護士のぼやき論壇

自転車事故で5000万円近い賠償が

自転車で走行中に歩行者と衝突してしまい、その歩行者が打ち所が悪く死亡してしまったという事故が起こりました。 自転車でも結構なスピードが出ることから、凶器にも変わります。 この判決が出た件で、加害者側は支払うことができるのかなぁ、と余計な心配をしてしましました。


 自転車は、手軽な乗り物で、免許もなく乗れますし、京都市内での移動手段は場合によっては自転車が最も便利な乗り物ともいえそうです。 ただ、結構混んでいても走ってますし、ちょっとした接触事故なんかは誰もが体験しているのではないでしょうか。

 ここ数年(以前からあったのかもしれませんが)、自転車が加害者となる重大事故が起こっており、対策を講じなければならないという問題意識は持たれるようになっています。ただ、日本の道路事情からなかなかこれは!といった解決策は見つかっていないようです。 車道と歩道の他に自転車道も設けられれば、随分と自転車の事故は減るように思います。 ところが、烏丸通ではせっかく自転車専用レーンが設けられたのに、違法駐車が並んでいて「自転車専用レーン」の意味がなくなっています。

 それは兎も角、自転車で事故を起こした場合、自転車も「車両」ということもあり、車の事故と同じような責任が生じる場合があります。 高額の賠償義務を負うこともあるわけです。 ところが、自転車には、「自賠責保険」のような加入が義務付けられたような保険がありません。 万が一のために保険に入っていないと、一生債務奴隷になってしまいかねません。 このところ、専用の保険もあるようですが、保険料が高額という印象があります。 ただ、火災保険などのオプションに自転車事故もカバーできるものもあるようです。 

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