1. 2010年11月

2010年11月アーカイブ

出てしまったかぁ

裁判員裁判で、始めて死刑判決が出された。

報道を見る限り、どっちに転んでもおかしくないだろうとは思っていたが、あらためて、一般の市民が死刑を宣告する裁判に関わって本当にいいのか、考えさせられる。

しかも、多数決で決められてしまうのだから、とりわけ少数になった人(がいたとして)は、今後思い悩まないだろうか。自分は反対だったんだ、とは、今の制度のもとでは人に言えない。守秘義務に反するから。

しかし、これを人に言わないとなると、ものすごくしんどいことになるのではないだろうか。自分だったら、耐え難いと思う。

裁判長が、最後に「控訴」を勧めたようだが、そんなことで「極刑」を選択して本当にいいのだろうか。

 

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