1. 2013年10月

2013年10月アーカイブ

実況見分調書の落とし穴

交通事故が起こると、多くの場合、どのような事故だったのかを明らかにするために、実況見分調書が作成される。 よくあるのが、「最初に相手の車を発見したのが①の位置で、そのとき相手の車はAの位置にいました。」「私が危険を感じたのは②、そのときの相手はB」「ブレーキをかけたのが③」・・・・・

というように続くパターンのもの。
 このような場合、発見してブレーキを踏んだのは、ほぼ同じ地点となっていることが多い。 しかも、それが、ブレーキ痕の着いている場所辺りであることが多かったりする。
運転免許を持っている人なら、免許講習などでよくわかっていると思うが、ブレーキを踏もうとして実際にブレーキがきき出す(そこからしかブレーキ痕は着かない)のは、数メートル先となる。 空走距離といわれる危険を察知しブレーキペダルを踏み込むまでの時間があるからだ。 時速50キロメートルでは、約14メートルの空走距離があるといわれる。
 しかし、実際の実況見分調書を見ると、この空走距離を無視したものがかなりある。 まぁ、そもそも、最初に相手を派遣した位置は? なんて聞かれた、正確にその場所を指示できるような人はまずいない。 急ブレーキなんて必死になっているんだから、ブレーキを踏んだ位置なんて覚えている方が不思議なくらいだろう。
 ところが、これが一旦調書としてできあがってしまうと、かなりいい加減な図面でも裁判の場ではそれがそのまま通用してしまう。 物理的にあり得ないんじゃないか、というような車の傾きになっていたとしても、それがそのまま事実認定の前提となってしまう。
なので、実況見分調書に立ち会わざるを得なくなったような場合には、たとえ実際とは相当異なっていても一旦できた調書の内容が「真実」として扱われるということを覚悟しなくてはならない。
 少しでも、そんな思いをしないためにも、また無駄な争いを避けるためにも、車の標準装備としてドライブレコーダーの設置を検討するような時期にきているように思われる。 

こまった・・・

先月、2日だったと思うけど、何となく左膝に違和感を覚えた。 ちょっと様子を見てと、ジョギングも軽めにして、半分歩いたりしていた。 ちょっとマシになったかな、と思って、ちょっと走ると、また痛みがぶり返す。

 捻ったり、打ったりとか、これといって、原因があるわけでもない。 
 それが、先月末頃から酷くなり、階段の上り下りも苦痛になってきた。 やむなく、徒歩通勤を自転車に変えてみたが、少しマシになる程度で、今のところ痛みが引かない。 レントゲンでは異常はないようだが、レントゲンだけではわからない(とヒザ痛持ちで治療中の人から言われた)。
 今月末、エントリーしているマラソンがあるんだけど今のままではとても走れそうにない。 あと3週間、仮に痛みが引いても、2ヶ月走ってなくていきなりフルは自殺行為。 
しかも、最近運動不足で、体重が増加傾向にある。 せめて減量はしておかないと・・・  

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