1. 再審開始決定、、、異議・・・
岡根弁護士のぼやき論壇

再審開始決定、、、異議・・・

東京高裁で、再審開始決定が出た。

東電OL殺人事件で、第三者の関与が疑われる、確定した裁判でこの証拠が出されていたら有罪とはできなかった可能性が高い、ということで、高裁は再審を開始するのが相当であると判断した。
もともと、第1審が無罪の事件である。 その時点で、「合理的な疑い」が有ったわけだ。 もし、それでも控訴審で逆転「有罪」とするのであれば、本来なら、あらゆる「無罪仮説(無罪の可能性)」が成り立ち得ないことを具体的に示さなければならないはずであった(今年2月13日に出た最高裁判決がその旨を判示した)。 本当なら、原審で無罪となり、再審なんて問題にしなくてもいいはずの事件だった。 それをいい加減な推論だけで(科学的な鑑定を無視して)逆転有罪としたのが、元々の判決で、それを最高裁が追認してしまっていたのだ。
その重要な「証拠」は、原審段階から検察の手元にあった。  それを隠してきた。 国家機関が、圧倒的な権力の元でかき集めた証拠の内、有罪となりそうな証拠だけ出し、無罪方向に働く証拠は「隠す」。 それで「有罪」となったからといって本当に治安の維持になるのか。 「無実」の人を苦しめ、真犯人をほくそ笑ますだけではないのか。  国家が集めた証拠は、少なくとも弁護人には明らかにすべきだ。 99.9%有罪の裏にはこんな事情も隠されている。 えん罪がなくならないはずだ。
ところが、またまた検察は、異議申立。 恥の上塗りはやめた方が国益にかなうと思うが・・・

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