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2012年5月アーカイブ

はき違え

どこぞの市長が、「自由のはき違えだ。」などと捲し立てている映像が画面に繰り返し出てくる。
そのたびに、気分が悪くなる。

履き違えてるのはいったいどっちなんだ。  司法試験には、憲法という科目があったはずだから、その市長もその試験には通ってきたはずだ。 でも、試験用の「憲法」はできても、現実政治の中で生きる憲法を全く理解していなかったのだろう。  お笑い番組のネタとしてなら、眉をしかめながらも、「また馬鹿なことをいっとる」程度で済むが、市長職にあるものの市長としての発言としては、あまりに低俗だ。 それを無批判に垂れ流すマスコミも大問題だ。  本来きちんと批判すべき「機関」がその役割を果たさないから、増長するんだ。  もしかしたら分かっていってるのかもしれないけど、そうだとすると本当に悪質だ。  

せっかく食べてたお昼ご飯がまずくなってしまった・・・・・

なんとまぁ

昨日、学習会で、この前再審開始決定がでた福井女子中学生殺人事件の報告をしてもらった。
聞けば聞くほど、何でこれで有罪にするの?  と ?????マークが飛び交う。

完全な覚せい剤犯罪者の作り話。  関係者の話は、何度も内容が変わっていて、しかも、変わっていく時期が妙に重なっている。  捜査官が誘導しなければあり得ない話。  それでも、絶対にあり得ないというところが出てきて、「全員一致」にならないものだから、また変更されていく。

第1審が「無罪」としたのは、当然のことだった。  こんな証拠で「有罪」となるんだったら、誰でも犯罪者に仕立て上げられる。 この事件では、犯人とされてしまった人の「自白」はとられていない。頑張ったんだ。 それでも、こんなことになるのか。  被告人を見たら「有罪」と思い込む感覚が根強く築き上げられているんだろう。

高裁裁判官の、毒され方の凄まじさを思い知らされる。 

こんなので有罪だと主張し続けている検察官も検察官だ。  再審開始決定はでたが、検察の異議によりまだ再審は開始されていない。 1日も早く名誉回復ができることが望まれる(満期出所で既に受刑期間は終わっている)。

それでもぼくは・・・

27日の日曜日、立命館大学朱雀キャンパスにおいて、周防監督と桜井さんを招いて、裁判員裁判を考える京都の会のシンポジウムが開かれた。

周防監督は、シャルウイダンスやしこ踏んじゃった等を作成した映画監督。 「それでもボクはやってない」だけは映画館まで見に行った。 
取材が緻密で、抑え気味に表現されているところなど、見ていて身につまされる思いがしたことを思いだした。 本来あるべき裁判官像が前半に出てきて、途中から雰囲気が変わり、現実にいるような裁判官が最後を締め、客観的証拠を軽視した「有罪」判決を下す。 この10数年間に見てきたような場面が流れていく。 溜息が出てしまう・・・

桜井さんは、布川事件で、無期懲役とされながら、 半世紀近くかかって無罪を勝ち取った元受刑者である。 無実の罪を着せられ、29年間の獄中生活を強いられ、無罪が確定するまでは、いつ刑務所に戻されるか分からない「仮釈」の地位を押しつけられてきた。 

えん罪は誰にでも起こりうる。 誰もが巧妙に自白に追い詰められてしまう。 一旦自白がなされると、裁判官は客観証拠よりも「自白」を重視して、「無罪推定原則」を思い込みだけでかなぐり捨てる。

それを正すには、布川事件でさえ40年以上もの歳月を要した。 こんな過ちを犯しているのに、検察も裁判所も、謝罪もしない。 

刑事裁判に市民が関与することにより、この「有罪推定」ともいえる刑事司法を改善できるのか、3年後見直しにとどまらず、今後の改善に粘り強く取り組んでいく必要がある。 
裁判員裁判が始まり3年、いろんな欠陥もあるある意味危うさの残る制度ではあるが、これまでの職業裁判官のみによる刑事裁判よりは少しはよくなる兆しが見られるようには思う。 異論はあるとは思うけど・・・

信じられない・・・

名古屋高裁刑事2部が、名張毒葡萄酒えん罪事件で、再審開始を拒絶した。

奥西さんは今86歳。健康状態も芳しくなく、今は病舎での生活を余儀なくされ、1日スプーン1杯のお粥と栄養ドリンクと点滴で何とか凌いでおられる状態と聞く。 

有罪の根拠となった王冠の歯形は、とんでもないねつ造であったことが明らかになっている。その上、今回、殺害に用いられた農薬が、奥西さんの用いたとされるものと成分を異にしていたことが明らかになっている。

もともと、原審での第1審は、「無罪」だったのである。 

いったい裁判官は、何を見て有罪だと思っているのだろうか。 これほどまでに(高裁裁判官は)〇〇〇〇しているとは、全くもって信じがたい。

 人の人生をいったい何だと思っているのか。

きけん

「きけん」 といって思いつくのは、危険、棄権、気圏くらいか。  慇懃無礼にうってつけの「貴見」などもありますが、普通は、最初の2つくらいしか思いつかない。

あぶない のか やめとくのか 

いよいよ気温も上がってきた。まだまだ、朝晩は肌寒くて、半袖シャツ等で外に出るのはためらわれるが、そのまま昼を迎えると、暑くなってくる。

わんこのお散歩コースの遊歩道のようなところに、あの黄色い危険な生き物が現れるようになった。
からは小さいけど、話したら分かってくれそうな雰囲気も全くなく、 勝手に縄張りを主張する。 
1匹だけならまだいいが、 機嫌でも損ねて、 大群で来た日には逃げるしかない。 逃げても、やつの方が早いので、そう簡単に逃げ切れるものではない。 怒らせないように、そうろっと 過ぎ去るしかない。
いつもボール投げをして遊んでいるところで、ぶーーーーんとやってきたら、 いなくなるまでしばらくは休憩となる。 数が増えてきたら、早々に退散しなければならない。

まかり間違って、巣でも突いてしまおうものなら、数カ所刺されようがひたすら逃げるのみ。

スズメバチの習性って、よく分かってないんですよね。 あぶない、あぶない。 近寄るのは やめておこう (これは「棄権」じゃないなぁ)。

危険

GWをはじめ、北アルプスを中心に遭難事故が続いている。
毎年のこととはいえ、気持ちのいいものではない。 今朝(5月16日)も遭難のニュースが流れていた。

最近、山登りブームともいわれ、いろんな年代の人がいろんな山に登っている。当然、自然が相手だから事故も起きる。 そこで必ず出てくるのが、「山は危険だ」という論調がある。 それはたしかに、町中の整備された歩道を歩いているのと比べると、危険であることは間違いない。 

それは当たり前だ。 しかし、例えば、車は快適な乗り物だけれど、操作を誤れば、とたんに殺人兵器にもなってしまう。 そういう意味では危険なのだ。 だからこそ、免許が必要で、無免許での事故は、言い訳のしようが無い。 走らせるだけなら、今の車なら遊園地のゴーカートと同じく、アクセルさえ踏めば前にも後ろにも進むのだから。

車に乗るには、知識と技量が必要である。 それを満たせば、誰でも乗れる。

山登りもそれと似たようなものだ。 安全に登るには、知識と技能とそれに見合った体力がいる。 また、自分の体力を的確に判断できることも重要となる。

これを守っていれば、多くの山岳遭難は予防できる(はず)。 

怖いのは、同じ場所でも、町中と異なり、お天気次第で、楽勝コースからエキスパート向きのコースと勝手に変わってしまうことだ。 

そういう自分も、かつての体力、技量は相当程度失っているが、どの程度残っているのかを的確にはつかめていない。 もうロッククライミングもできないし、いつまでも2月に富士山に登った頃の体力なんて残っていない。 こんな程度、と慢心したときに、事故に遭うことになるのだろうか。 

水郷めぐり

近江八幡の水郷めぐりを体験する機会があった。
5月だというのに結構寒い。 舟の上はもっと寒いということで、乗る前にみんなでどてら(ちゃんちゃんこ)を借りた。 それでも、寒かった。

水郷の周りは葦が茂っており、架かっている橋も趣のある時代物(のように見える)。 そのためか、いろんな時代劇等の撮影に使われる場所なのだそうだ。 いかにも必殺仕事人なんかでは使われそうな感じがする。 実際、資料館には、水戸黄門をはじめ、いろんなドラマの撮影現場の写真が飾られていた。

その後、有名な建築家の建物を見学したり、懐かしのぱっかん(といってもわからないと思いますが・・・)を試食したり・・・  観光客もたくさん来られていて、とある神社の駐車場には他府県ナンバー(滋賀では滋賀ナンバーしかなかったはず)がずらりと並んでいた。

有名なお菓子屋さんの有名なお菓子を列が短くなってから並んで買って、お土産にした。 

GW中に変わったこと

GWの掛かりに「ぎっくり腰」一歩手前のような状態になってしまった。 それが4月28日のこと。 その後、歩くことは歩けるけど、しばらくは、コルセットのようなものを着用しつつ、立ち上がるのにも難儀した。 それが、5月6日になると、座っている状態から立ち上がるのに一呼吸おいた「決意」が要らなくなった。 小走り程度はできる状態になってきた。 いやーありがたい。
それが1つ。

もう一つ。 5月3日、帰宅する際、少しマスクを外してみた。 ものの5分でくしゃみの連発。 やっぱりまだ花粉が飛んでいた(と思う)。 ところが、5月5日、杉やひのきも混じる山道を歩く時マスクを外したところ、くしゃみは出ない。 夕方少し鼻がぐずぐず言い出したが、鼻のうがい(ぬるめにした塩水で鼻をすすぐ)をすれば、それも止まった。 ようやくマスク生活から脱出することができる。 今日もマスク無しで大丈夫だった。 
これはホントありがたい。

日にち薬、季節の移ろい を実感した今年のGWでした。

それと、もう一つ。 日本に現存する原発が全て発電を止めた。 これはホント重大なこと。

これに対して、福島原発の事故原因(何が地震で壊れ、何が津波で壊れたのか等)も何も分かっていない状況の中で、再稼働を「政治判断」しようとするどうしようもないほど低俗な人がいる。 日本列島に住む人々の安全を考えればあり得ないことだ。  「電力不足」を脅しにしている。
 しかし、事故後の時間に、再生可能エネルギー施設を充実させていれば、一定程度の電力不足不安についてはある程度カバーできたはず。それに、原発をなくすことで生じてしまう行き先を無くした労働力の新たな受け入れ先が確保できたはずである。 
 やっぱり、政府を変えないと。   4月末、野田政権の支持率が20%台になった。。。。。   

憲法とは合わないなぁ

今日5月3日は憲法記念日。
大日本帝国が突き進んだ戦争の教訓から、未来を目指した憲法が施行された記念すべき日。
憲法の目指している社会とは反対方向に突き進もうとしている民主政権のあまりのひどさに、今では政府支持率が2割台となっている(よく2割も支持するなぁという感じがしますが)。

午前中、事務所に仕事で出てきた。 通勤途中、とあるタクシー会社のタクシーが、日の丸を掲げて走っていた。
祝日だと、意味も考えず、日の丸を掲げているタクシーもあるが、今日ほど似あわない日はない。

大日本帝国が、アジアに侵略していったとき、シンボルとして掲げていたのが日章旗ではなかったのか。 
その戦争が終わり、その反省を込めて、二度と戦争はしないと誓ったのが今の憲法である。

その憲法が施行された記念の日に、大日本帝国時代からの侵略政策のシンボルでもある日の丸を掲げるというのは、どうしたものか。 

どう考えても、似合わないなぁ。

略歴

滋賀県甲賀郡
(現甲賀市)出身
水口東高校卒
立命館大学卒

1997年
司法試験合格(52期)
2000年
弁護士登録
京都法律事務所入所

京都弁護士会所属委員会:刑事委員会、交通事故委員会、
死刑制度調査検討プロジェクト、
市民ウォッチャー京都幹事
日弁連 接見交通権確立実行委員会
青法協京都支部事務局

趣味等
登山、野球、サイクリング、愛犬との戯れ、etc
京都弁護士会野球部所属

再審冤罪事件(日野町事件)
不正公金支出返還請求事件(同和奨学金・京都市議会議員海外旅行・同和経営指導員補助金等)
学生無年金事件
消費者被害事件
道路設置管理の瑕疵
接見妨害国賠請求事件等

一般民事事件(借地借家・不動産各種契約・交通事故・債権回収・売買等)
家事事件(離婚・離縁・相続・成年後見・遺言・親子関係・財産管理等)
労働事件(解雇・賃金未払等)
債務整理・破産申立事件等
刑事事件
少年事件
行政事件
その他

弁護士となって15年余が過ぎてしまいました。様々な経験も積ませてもらいましたが、日々新たなことに出くわし、戸惑うことも多くあります。法的にどうすることもできないこともありますが、できる限り誠実に対応できるように心がけようと思っています。
法律問題になるかどうか悩まれているときでも、とりあえず聞いてみてください。気楽に相談ができるようになりたいと思っています。