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2010年7月アーカイブ

相続の順番(順位)

相続は、財産のある人にしか問題になりません。ただし、財産と言っても、プラスの財産もあれば、マイナスの財産もあります。要するに、借金も相続の対象ですから、相続放棄の手続きをせずに、ぼんやりしていたら、負債だけ残った!ということにならないように注意する必要があります。

 

 プラスかマイナスかはともかくとして、誰が相続人になるのか、これは、相続の基礎ですから、知っておいて損はないと思います。

 相続人として、名前があがっているのは、配偶者、子、直系尊属(普通は親です)、兄弟姉妹(「けいていしまい」と読むようです)です(民法887、889条)。

 このうち、配偶者は常に相続人になりますが、子、親、兄弟姉妹は、順番があり、子どもがいれば、親や兄弟姉妹は相続人にはなれません。被相続人に、子どもがいない場合に親が相続人になり、両親や祖父母などがいない場合にはじめて兄弟姉妹が相続人になります。

 子どもは、被相続人の死亡時に胎児であっても生きて生まれれば相続人です(886条)。

 この相続の順番は、配偶者の相続割合に影響します。

 子どもがいる場合は、配偶者と子どもは2分の1ずつで、子どもが複数いる場合には、子どもどうしの間は平等なので2分の1を子どもの頭数で割った割合になります。

 子どもがいなくて、親が相続人になるときは、配偶者は3分の2で、親は3分の1です。両親健在の場合は、半分ずつですから6分の1ずつとなります。

 子も親(その他の直系尊属も含めて)もいない場合で、兄弟姉妹が相続人になる場合には、配偶者は4分の3、兄弟姉妹は4分の1です。複数いれば、頭割りになるのは、子や親の場合と同じです。

 配偶者は、日本の法律の下では、1人しかいませんから、頭割りになることはありません。当たり前ですけど・・・

 また、子どもが相続人の場合、非嫡出子(結婚していないときに生まれた子ども)の相続分が嫡出子の半分となってしまっています。これは、合理的な根拠の全くない規定ですので、早急に改正されることが必要です。私としては、非嫡出子差別は違憲だと思っています。

 

熱中症

ここ2日くらいは、雨が降ったこともあり、わりと涼しい日が続いている。それまでは、朝7時頃、部屋の温度計が30度を上回っていることが多くて、それだけで、疲れた気分になった。

 新聞を見ていたら、この間熱中症で亡くなられる方が増えてきている様子、それも、室内にいて亡くなっている年輩の方と言うのが特徴的。

 のどの渇きを自覚するようになってきてからでは、熱中症対策は遅いのだとか。

 気温32度を超えたら要注意で、こまめ(30分に1回くらい)に水分補給をすることが予防になる。真水に近いほど、体への吸収は悪いらしく、やっぱりスポーツドリンクなどがいいみたい。

 

 朝、わんこの散歩に出るときはまだ30度になっていないこともあるが、出勤する時間には大概室内の気温は30度を超えている。そんなときに、徒歩(小走り)通勤を続けるかどうか、ちょっと悩む。今のところ、そんなに体調が悪くなったことはないが、油断は禁物。水分補給を心がけましょう。

 なお、ビールは、アルコール分解に体内の水分を使うことや利尿作用があるので、この意味での水分補給にはならないようです。

接見室不足

 多くの警察の留置所は、面会できる部屋が1つしかありません。京都では、2カ所あるところは、五条署と、伏見署管内の留置施設くらいです。

 昨年から、裁判員裁判の開始と同時に被疑者国選の対象罪名が拡大されました。そのため、捜査段階から弁護人が付くことが多くなってきています。被疑者段階の弁護活動の基本は、とにもかくにも接見ですから、接見室で他の弁護士等とバッティングするケースが増えてきています。

 今年12月には、京都で日弁連の国選弁護シンポジウムが開かれます。今年のテーマは、被疑者国選と言うことで、その中のごく一部のテーマとして接見室が足りているのかを調査もしています。

 アンケートを見ていると、2時間待ちや3時間待ちというケースもあります。これじゃ仕事にならない、と接見を諦めて帰ることにもなりかねません。近くの警察ならいいですけど、片道1時間もかけて接見に行ったのに1時間以上待てと言われると、これはつらい。留置場の就寝時間は、午後9時ですが、そんなことも言っていられません。

 実際、午後9時を回って接見に訪れることも多々あります。そんな時間に行っても、待たされることもありました。

 せめて、1つの留置施設(警察署)に接見室を2つ(以上)は欲しいですね。

消灯9時

 消灯9時(21時)。 これは、代用監獄(代用刑事施設)の消灯時間です。逮捕されて、勾留されることになった場合、本当は、拘置所に収容しないといけないのですが、部屋が足りないということで警察の留置場を利用することができることにして、自白を迫るんですよね。否認事件の場合は、困りますが、自白事件の場合は、時間外でも接見できるので弁護士にとってもありがたかったりします。(本当は、拘置所でそのような対応ができるように制度改正をすべきなのですが・・・)

 

 まぁ、それはともかく、警察の留置場には一般に接見室は1つしかありません。昼間は、一般の人の接見もあるので、弁護士は昼間は外すという人が多い。それは、弁護士の接見時間は、長くなることが多いので、一般の人の接見を事実上制約してしまうことを回避すると言うことも理由の1つです。

 また、数人の被疑者の弁護人になっていると、数カ所の警察署を接見に訪れることになる場合もあって、夜8時、9時に訪れることも多くなります。最近、被疑者国選弁護の枠が広がり、捜査段階から弁護士が接見に訪れることが多くなったので、接見室の空き待ちで待たされることも多くなってきています。

 そんなことで、思っていたよりも時間をとってしまうと、次の接見時間が遅くなってしまいます。

 この前、午後9時30分に警察署に行きました。とうに消灯時間を回ってます。

 「もう就寝時間だから・・・」と受付でいわれましたが、「被疑者に聞いて会うと言ったらでいいですか」と言うことで、待ちました。

 結局、9時40分頃会うことができて、警察をあとにする頃には、午後10時を回っていました。

 結構遠いところだったので、帰ったのは、午後11時。

 京都でも、バイクや車がないと、接見するのが不便なことが多いですね。

 

相続人以外に財産を残したいけれど

 相続人以外に財産を残したいと思った場合、どのようにしたらいいのでしょうか。いろいろ悩まず、そう思ったときにあげる(贈与)のが一番手っ取り早いかもしれません。ただ、それなりに価値のあるものの場合、贈与税というものが掛かってきてしまいます。

 これを避けたい。

 さてどうするか。その旨を遺言に記載します。遺言によって、財産をあげる(遺贈)ことができます。ただ、相続人がいる場合に、その人の遺留分まで削り取ることはできません。

 例えば、夫婦別姓を貫くために、婚姻届を出していない、ないし子どもができたあと離婚届を出している(非嫡出子に対する不平等を避けるため)ような内縁の配偶者がいる場合や、特に世話になった子どもの配偶者等に財産を残したいと考えたときには、この方法をとった方がいいと思います。

 日本においてよく問題になるパターンとして、長男の嫁に世話になったが、長男が先に亡くなってしまった(その長男に子どもはいない)。二男や三男はいるが、家に寄りつこうともしないくせに、金ばかりせびりにくる。こんな時、そのまま亡くなってしまえば、相続人は、二男、三男だけですから、長男の嫁は、「相続」により財産を取得することができません。また、口約束では、簡単に裏切られますから、書面に残しておく必要もあるわけです。父が亡くなったあと、豹変する子どもたち、、、という悲しい姿は、相続が問題になると、結構いるようです。今のうちに対処しておくことをおすすめします。

 

豪雨

久しぶりにつゆらしい梅雨だと思っていたら、この間の雨、よう降ります。

近所の川も、水かさがかなり増えており、みていると、20センチくらいの丸太が流されていく。この水かさがあれば、十分遭難するなぁ。近くの排水溝も、ふたの僅かの隙間から噴水のように10センチくらいは水が噴き出してたもんな。

今日大阪に行く機会があったので、駅に行く途中で鴨川をみたら、遊歩道にまで水かさが増えようかという勢いで流れていた。木ぎれなんかが、打ち上げられていたから、本当に遊歩道にまで浸水していたような気がする。

鴨川の橋の下には、いくつもビニールハウスがある。大丈夫かなぁ?

人身被害が起こらないことを祈ります。

ちょっとした手違いで、日の目を見ていなかった「かわら版」用の記事を見つけたので、登場してもらいます。

 ここからがその"没"になりかけていた記事

 先日、晩ご飯を目指して、家族で近所のファミレスに行った。全国どこにでもありそうな、地域性も何もない普通のお店である。
 案内されるままに席について、さて注文をしようとすると、隣の席がどうも騒がしい。小学生ばかりが集まっているような席で、親の姿は見えない。

お山のトイレ 整備の予算をカット?!

仕分けでカット! 削るところが違うだろ!

無駄遣いを止めると言うことで、テレビなどでも「仕分け」でばっさり、等というシーンが「格好良く」描かれている。しかし、ちょっと待った、である。本当に必要な「無駄」(例えば米軍への思いやり予算)には全く手をつけないで、本当は必要だけれども、担当者のお偉いおつむ(もうちょっとしっかり調べろよ!と言いたい)では無駄に見えてしまう、そんな項目ばっかり削って自己満足している。

 

 山のトイレ事情。自然環境を考えるのであれば、このような予算は、今でも少ない。

 それを何でもかんでも「利用者負担」すべきで、税金で補助するのは無駄なのだそうだ。そういうお馬鹿をそんな役職に就かせておく方がよっぽど無駄だ。このご時世、自然環境は、放っておいても悪くならない、なんていう時代錯誤な思考回路をもっているのは、仕分け人くらいではないのか。

 

 研究予算について、「2番じゃダメなんですか」なんてことを臆面もなく語っていたお馬鹿な議員がいたが、あなたが今度次点になって、今後は国会には出てこないでください。

 あなたなどが間違って注目されたりなんかすると、国家予算の本当の無駄が闇に隠れてしまいますのでね。

略歴

滋賀県甲賀郡
(現甲賀市)出身
水口東高校卒
立命館大学卒

1997年
司法試験合格(52期)
2000年
弁護士登録
京都法律事務所入所

京都弁護士会所属委員会:刑事委員会、交通事故委員会、
死刑制度調査検討プロジェクト、
市民ウォッチャー京都幹事
日弁連 接見交通権確立実行委員会
青法協京都支部事務局

趣味等
登山、野球、サイクリング、愛犬との戯れ、etc
京都弁護士会野球部所属

再審冤罪事件(日野町事件)
不正公金支出返還請求事件(同和奨学金・京都市議会議員海外旅行・同和経営指導員補助金等)
学生無年金事件
消費者被害事件
道路設置管理の瑕疵
接見妨害国賠請求事件等

一般民事事件(借地借家・不動産各種契約・交通事故・債権回収・売買等)
家事事件(離婚・離縁・相続・成年後見・遺言・親子関係・財産管理等)
労働事件(解雇・賃金未払等)
債務整理・破産申立事件等
刑事事件
少年事件
行政事件
その他

弁護士となって15年余が過ぎてしまいました。様々な経験も積ませてもらいましたが、日々新たなことに出くわし、戸惑うことも多くあります。法的にどうすることもできないこともありますが、できる限り誠実に対応できるように心がけようと思っています。
法律問題になるかどうか悩まれているときでも、とりあえず聞いてみてください。気楽に相談ができるようになりたいと思っています。

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