1. 交通事故委員会 自転車部会
ブログ 歩け。あるけ。

交通事故委員会 自転車部会

弁護士会には、いろんな委員会がある。そのうちの1つに、交通事故委員会もある。委員会にもよるが、その中に”小委員会”というような部会が設けられている。自転車部会はその1つ。今年度から自転車部会に移った。希望を出し忘れていたら、配点されたという経緯だけど、いろいろ経験するのもいいかもしれない。

 京都市内、とりわけ中心部では、自転車での移動が欠かせない。 公共交通機関よりも、大概早く着けるし、行きなれたところなら時間も読める。すごく便利な移動手段だ。
 ただ、自転車ほど、交通ルールを無視する利用者が多い乗り物はなかろう。 そもそも自転車は「車両」であるが、車両とは思っていない人が大半な気がする。 基本的には、自転車は歩道を走ってはいけないし、車道を走るときに道路の一番外側のレーンのかつ左端を走行しなければならない。 これは基本中の基本だけど、これを守らない人がかなり多い。 まぁ、歩道は「自転車通行可」となっているところの方が多いので、原則と例外が逆転してしまっているからやむを得ないといえばやむを得ない。念のため、歩道では歩行者を優先しないといけないというルールもあるが、実践している人は少数派かもしれない。
 ただ、電動アシスト車が多くなってくると、車両感が強くなる。 電動アシスト車でいいなと思うのは、夜間ライトをつけている自転車が多くなってきたこと。 自転車でライトをつけるのは、他の人に自分の位置を知らせることが第一目的であることをもっと重視しないといけない。
 今でも時々見かけるけど、雨の日に(しかも夜)逆走(右側通行)しているだけでも危ないのに、傘差し、無灯火とくれば、これは「自殺」に等しいくらいに危ない。
 かつて、夜間、雪が降っているとき(田舎道で街灯もほとんどなく真っ暗)、自転車同士で正面衝突をした時、相手は、無灯火、逆走だった。 全く見えず、気がついたときには空を飛んでいた記憶がある。 フレームも歪んで、修理に新車並みの費用がかかった。 昭和の頃だけど。

弁護士紹介TOP