1. 立命館が「戦争文言」削除検討 学生ら反発も
黒澤弁護士の“知ってますか”

立命館高校・大学の卒業生ですが、本日共同通信の記事で学校法人の理事会が、学園の在り方を定めた立命館憲章から「戦争の痛苦の体験を踏まえ」などの文言を削除する改正案を検討しているとの報道に接しました。

同報道によれば、学校法人理事会が今年4月に改正案を学内向けに公表し、7月下旬の理事会で最終決定するとの内容となっています。

真面目な学生ではありませんでしたが、「平和と民主主義」を教学理念に据えている立命館の出身ということは自分のよりどころであったように思います。

手続的なことで言えば、私はともかく全国各地で活躍し、立命館を支えている卒業生各位の意見も十分に踏まえた上での今回の改正提案なのか疑問があります。

改正案の多様性の尊重やグローバルな平和も大切ですが、世界各地の戦争が続いている中、「第二次世界大戦の反省」といった現行憲章の具体的で生々しい文言を残すことの方が大切に感じます。

卒業生は外野なのかも知れませんが、立命館憲章の「改正」に反対します。

ちなみにネット上で「立命館憲章の「改正」に反対する署名」オンライン署名活動が行われているようです。立命館憲章「改正」に反対する有志の会で検索していただければたどり着きます。