1. 空飛ぶ弁護士のフライト日誌

空飛ぶ弁護士のフライト日誌

今年は桜が長いですね。花が咲き始めたら長雨で、その後も晴れたり振ったり。

もっか、明日の天気が心配なワタクシ。なぜなら、明日は円山野外音楽堂で、京都弁護士会主催の共謀罪の制定を阻止する市民集会in京都 が開催されるからです!

私は例によって司会担当。変わり映えしない配役ですみません・・・。

「テロ等準備罪」と銘打っても、中身はテロ対策とは関係なく、会話や考えを処罰する市民監視法案にほかなりません。

明日はわかりやすいお話や各界アピールだけでなく、ちょっとしたハプニングも起こるかも・・・。

お天気も今のところ持ちそうですし(数日前は雨予報で焦った・・)、皆さま是非、まだ桜の残った円山公園にお越しください!
弁護士会共謀罪市民集会チラシ_完成版1.pdf

マイナンバー、どうしてますか?

確定申告間際のこの時期。皆さんは、もう申告はお済みでしょうか。

各地でマイナンバーの誤交付が相次ぎ、先月には静岡県湖西市で1992名分ものマイナンバーが誤って記載・送付されたことが判明しました。

このマイナンバー、私は憲法違反の制度だと思っていますので、実は開封もしていません。講師をしている大学や法人様からマイナンバーの通知をよく求められますが、その都度「提供を拒否させていただく」旨ご連絡させていただいてます。正直、一々対応するのは面倒くさいですし、忙しいときは「むぎゃー!!」ってなります。もちろん、通知を受けられて、事情を説明して記載せずに税務署等に提出する相手方の皆さまにもご迷惑でしょう。

でも、一つの番号に自分のあらゆる情報がタグ付けされて、一旦流出したら個人情報がずるずる明るみに出ちゃう・・・なんて事態は避けたいですから、仕方ありません。

マイナンバー、義務づけられたと言っても罰則もありませんし、不記載でも申告書は受理されます。多少の不便は甘受して、嫌なものは、イヤ!とブレーキをかけていきたいですね。

そうしないと、大変なことになる予感がヒシヒシする昨今です。

大河原としたかさん応援

 参院京都選挙区予定候補の弁護士・大河原としたかさん(日本共産党)を応援する「弁護士サポーターズ」16人が、5月19日、京都市内の烏丸御池交差点で「憲法スピーチ」をおこないました。

 

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戦争法廃止を!京都でデモ

 「戦争をさせない京都1000人委員会」のよびかけで、5月19日、「安倍政権を倒そう!戦争法廃止を!京都デモ」がおこなわれました。

 

 デモに先立って京都市役所前でおこなわれた集会では、「京都憲法共同センター」を代表して私・金杉が、「立憲主義を破壊する安倍政権を退陣させよう」と訴えをさせていただきました。

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憲法記念日に岐阜市で講演しました

 5月3日、「5.3憲法施行69周年記念岐阜講演会」が岐阜市文化センターで開かれ、約300人の参加者のみなさまに、「市民の手で憲法をまもり続けていこう」と訴えました。

 

 主催は、憲法改悪阻止岐阜県各界連絡会議、憲法9条を守る岐阜県共同センター。

 

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「食べもの通信」にインタビュー掲載

 食の安全・安心に関する月刊誌「食べもの通信」5月号(編集:家庭栄養研究会)に、「憲法カフェ」で希望と勇気をと題するインタビュー記事が掲載されました。ご一読いただければ幸いです。

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「公布70年 憲法はいま」

 2016年1月20日付け「しんぶん赤旗」の「文化・学問」欄に、憲法を考える短文を寄稿しました。

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「セキララ憲法」

 「しんぶん赤旗」2015年11月1日付けの「本と人と」のコーナーで、「セキララ憲法」が紹介されました。
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「婦人通信」11月号に記事が掲載されました

 「婦人通信」2015年11月号の「わが愛」コーナーに記事が掲載されました。

 

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「母親しんぶん」にインタビュー掲載

「母親しんぶん」2015年10月15日号の1面に、「『戦争法』の発動許さず、廃止めざして運動さらに」というインタビュー記事が掲載されました。

 

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明日は第61回日本母親大会です。

いよいよ明日,神戸で,第61回日本母親大会が開催されます。

なんと,私は今年,神戸女学院の石川康宏先生とともに,全体会の記念講演をさせていただくことになっています。

毎年参加者が5,6千人規模の母親大会。まさか私がその大役を担えるとは思いませんでしたが,精一杯,憲法のこと,女性のことを,お話しさせていただこうと思います。

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通販生活WEB版,ご覧ください♪

久々の(久々過ぎる!)更新です。

 

最近は,安全保障法制に反対する街頭宣伝や講師活動に,あちこち出歩いていて大変な状況。

いや,でも,この実質的憲法破壊の危機に,もっともっとやらなくちゃ!と,毎日叱咤激励中です。

さて,その憲法カフェで知り合った詩人の中村純さんが,通販生活WEB版に,素敵なインタビュー記事を書いてくださいました♪

https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/150728/?sid=top_main

上↑のサイトから,通販生活WEB版,「今週の読み物」のコーナーを覗いてみてください。

「憲法と京都」と題した連続インタビュー企画で,京都から平和の狼煙を上げる3人の女性(私も含む)をご紹介いただいてます!

中村あゆ美さんには,2月と4月に憲法カフェにお誘いいただきました。

川口真由美さんは,6月の円山でご挨拶させていただいただけですが,以前からよくお見かけしていたステキな歌い手さん。

皆さん,ホント,パワフルで輝いてます!・・・いや,私もがんばろう。

明日は恒例・晴海研修

今,外で「くぇ,くえっ」と鳥の鳴き声がします。明日から東京出張なので,どうしても片付けないといけない仕事をしていたら,もう夜明け。おっと,ということは,「明日」じゃないですね。訂正して,今朝から金・土と東京出張です。

毎年4月に,全国のひまわり基金事務所や法テラスのスタッフとなる新人弁護士さんを集めて,法廷弁護技術の研修が行われるんです。ここ数年はいつも晴海のホテルで開催されるので,何となく「晴海研修」と呼び習わしています。

1日目の夜には懇親会が開催されるんですが,これが各地の事務所の先輩弁護士から,それぞれ特産品が贈られてくるんですよね。名産の果物やお菓子ももちろん良いのですが,楽しみなのはやっぱり地酒や地ビール,地ワイン?の類い。受講生の皆さんと,講師やスタッフが入り乱れて,刑事弁護への熱い想いを語り合う,とっても貴重な場です。

でも,この分だと徹夜で悪酔いしそうだし,懇親会は欠席しようかな。明日(おっと,明後日)土曜日の研修最後には,私のお役目,最終弁論の講師実演が待っているので,珍しく自重気味の私なのでした。

では,行ってきます!

いざ,和歌山へ。

本日は,事務所の資料整理日でした。商店で言うところの,棚卸し,のようなものでしょうか。

出るわ出るわ,弁護士登録当時にもらって大事に取ってあるマニュアルなど。2004年当時のマニュアルなんて,法律が変わっちゃっててほとんど役に立ちません。

段ボール2箱分,ぎっちり不要書類等を廃棄して,机とロッカーもスッキリしました!断捨離(古いけど)の精神で,今後もこの状態の維持を心がけ・・・たい。

 

さて,今週の土日,28,29日は,和歌山弁護士会での法廷技術研修です。和歌山は,確かもう3回目。1回目のときは,大阪の某S.I弁護士が,寝過ごして約7時間の大遅刻だった記憶が・・・(笑)。私もそんなことにならないように,今から和歌山へ向かいます。

今回の講義担当は,反対尋問。私がいつも使っていて,ご好評をいただいている尋問例(良い例・悪い例)を期待されてるんでしょうが,洒落にならないので,今回は別バージョンにします。例えば,なかなか仕事をしない弁護士に対して,事務員さんが上手にする反対尋問とか・・・。こちらも心から笑えない例ですが。

では,そんなこんなで,行ってきます!

事務所のホームページのシステムが新しくなって(って,いつのことだよ!ってくらい前ですが),イマイチ更新の仕方が分からない私です(^_^;)

さてさて,今週は,17日に日弁連(東京)で,弁護士向けのライブ研修(全国にテレビ中継で配信される研修)があります。私が関与するのは,夜の部(17~20時)の,「裁判員裁判-公判前整理手続における弁護戦略を中心として-(刑事)」というもの。この中で,証拠開示請求について,僭越ながら講師を務めます。

毎回思うのですが,私のような若輩者が,後藤貞人さんや菅野亮さん(今,司法研修所の教官をやっておられます)らスゴイ方たちに混じって講師をするのは,本当におこがましい思いです。

・・が,たぶん今回は,若手(?少なくとも,私よりは・・)弁護士である佐賀弁護士会の出口(いでぐち)さんをイジるのに,私が適任ということで選ばれたのでしょう!思いっきり,イジり倒してきます♪

帰りの新幹線で,ゆっくり本を読めるのが楽しみだな。

国際女性デー西宮集会でお話しします!

来る3月8日(日),西宮母親大会連絡会主催の第41回国際女性デー西宮集会で,お話をさせていただきます。

お題は,「いのち くらし 活かそう憲法」。~憲法がくらしと結びついていることを知ろう!空飛ぶママさん弁護士と一緒に~という副題もいただいています(*^_^*)

憲法って,空を支えている柱,みたいなものなんですよね。普段は感じないけど,それがあるから自由に呼吸していられる,っていう。

そんなお話を,自分なりに,できたらいいな,と思います。

場所は西宮市立勤労会館4階第8会議室,時間は14時から16時です♪

京都からは遠いですが,たくさんの方に来ていただけると嬉しいです!

番外編 「チョコっと憲法カフェ」に参加しました♪

 みなさんは「憲法カフェ」ってご存知ですか?

 私たちから遠いような気がする憲法を、身近で感じてもらいたい、感じたい、ということで、カフェ形式で気軽に憲法について語り合う取り組みです。

 最近の流行り?で、全国各地で取り組まれているんですよね。

 先日のバレンタインデー、京都は左京区で、子どもをもつお母さんたちが中心になって呼びかけた「チョコっと憲法カフェ」に参加してきました。

 まずは私の方から、簡単に憲法について、また集団的自衛権についてお話を。

 その後は、お母さんたちから(お父さんんもいましたが)活発な意見が出されました。

 
 こうした取り組み、本当にあちら、こちらに広がっていくといいな、と思います。

 私も、できるだけ休日返上?で、顔を出していくつもりです♪

 

  
京都民報2015年2月22日付けより.pdf

 

       
                 弁護士古川美和

 

 前回は,熱気球に乗って,「風の強さや向きは,高度によって違う」ということを実感したお話をしました。

 でも同じことは,グライダー乗りとしても,とても大切な「感覚」なんです。

 

 グライダーは(モーターグライダーは別として)動力がありませんから,紙飛行機のように「落ちながら」飛びます。でも,上昇気流があるとそれに乗って,高度を稼いで,また遠くに「落ちながら」飛べるんですよね。

 

 でき方によっていろんな種類に分けられる上昇気流のうち,もっともポピュラーなのが,「サーマル」。地面の熱によって暖められた空気が,ぐらぐら煮立ったお鍋の「泡」のように,底から上がってくるという,「熱上昇気流」のことです。

 サーマルは大体まあるい球形というか,円筒状というか,そういう形をしています。グライダーが飛行中にサーマルに当たると,飛んでいる空気自体が持ち上がるわけですから,グライダーもお尻からぐぐっと持ち上げられます。そのまままっすぐ飛び続けると,サーマルの中からあっという間に出てしまうので(サーマルが直径2kmも3kmもあれば別ですが,せいぜい数百メートルですから),サーマルの中でちょうど円を描いて飛び続けられるように,くるっと旋回するわけです。

 サーマルの中で上手にくるくる旋回し続けると,グライダーは上昇気流に乗ってどこまでも(サーマルのトップまで)上がっていけます。その軌跡は,螺旋階段のような感じです。

 でも,風が吹いていると,グライダーは気流の中では円を描いて飛んでいても,空気自体が流されているわけですから,上がりながら風下に流されるんですね。

 

 さあ,上空400~800mの層では北風が吹いているとしましょう。ところが800m辺りでウインドシアー(風の変わり目)があり,800m~1200mでは西風が吹いていたらどうでしょうか。

 グライダーパイロットはサーマルを捕まえて,鼻歌交じりにぐんぐん高度を稼いでいきます。400,500,600・・・バリオ(昇降計)は景気よく上向いて+2~2.5m/s(1秒間にグライダーが2~2.5m上昇している,ということです)を指しています。さあいいぞ,今日の雲底は1500mはありそうだから,トップまで使い切って,1500まで上がったら次の旋回点へ飛び出そう!とか考えているうちに,700,800・・・あれ?あれ?れれ?!ない!サーマルが無くなった!!しゅるるる・・・と下を向き始めるバリオメーター。おかしいなあ,もうこのプラス(サーマル)は終わりか・・パイロットはつぶやきながら,そのサーマルを後にして飛び出すかもしれません。そしてサーマルの周囲には必ずと言っていいほどあるマイナス(沈下)にたたかれ,あれよあれよという間に高度は600,400・・・そして敢えなく撃沈されて旋回点は回れずランウェイに帰投してくる・・・。

 ああ,幾度となく私も繰り返したよくある悲しいお話です。

 

 でも,しかーし。このような風の変わり目には,サーマル自体も少し「移動して」ねじれていることがあるんですよね。下手すると,折れ曲がっていることも。そんなときは,急になくなった辺りで,少し風上や風下に足をのばして,探ってみる必要があります。

 旋回しながら,景色や雲の動き,流れ方や,上空の雲との位置関係や,そして何より「尻バリオ」。身体,特にお尻で感じる持ち上げられ方や,風の音,空気の音,匂い(はあんまりしないけど),そんないろんな「情報」を,全身を耳のように研ぎ澄ませて感じ取る,そうしないと風をつかめない。

 それが,グライダーのとびっきりのおもしろさです。

 

 ああ,ホントに飛びたいな・・・。

 

 さて,熱気球に乗ったお話。

 熱気球がガスバーナーで熱した空気で膨らむと,地面を離れて浮かび上がるわけですが,その感覚は,本当に何ていうのかな,惹かれ合った恋人たちの心が自然に離れていくように,そっと地球の引力から抜け出すというか,「関係なくなる」という感じ。
 ウインチ曳航にしろ,飛行機曳航にしろ,普段グライダーで飛び上がるときにはそれなりの加速度で「ぐぐ~ん!!!」と「飛び上がるぞう!解き放たれるぞぉぉっっ!!!」という高揚感を経験しつつ飛び上がっている私には,その控えめというか,本当に「何でもない」「自由な」感じが新鮮でした。

 熱気球の浮力の源は,当然ながらガスバーナー(で熱せられた空気)。でも,熱気球自体には舵はついていませんから,方向を決めるのは風任せ。というより,その「風」をいかに「読む」かが,熱気球の勘所なんですね。
 普段私たちは意識しませんが,風というのは,地表上の2次元の各地点でも,強いところ弱いところ,そして風向きも様々です。それと同じように,3次元上の上空でも,高度によって,同じ高度でも地点によって,それぞれ違う強さ・向きの風が吹いています。
 熱気球では,仮に浮かび上がって地上から100m付近までは西よりの風が吹いていたとしたら,東に流されながら上がっていきます。その後,飛び上がった地点に着地したいと思えば,どこかの高度・地点で東よりの風をつかまえなければならないわけです。東よりの風が吹いている高度まで,気象データや気球自体の流され方,雲の動きなどをおそらく読んで,上昇する。そしてその高度でしばしガスバーナーの噴射を弱め,上昇ではなく高度を維持しながら,東よりの風に乗って,離陸地点よりずっと西に流される。その後,ガスバーナーの噴射をもっともっと弱めて下降すれば,今度は下層の西よりの風に乗って東にちょっと流されつつ,ゆっくり着地する,という具合。・・・なんだか,スゴイですよね?

 明け方の空は,東の空から黄色味を増し,浅葱色から夜の宇宙の色へ,西の空に向けて壮大なグラデーションを描いています。その中を,静かに上昇し,下降する熱気球。ガスバーナーの赤々と燃える「ゴー,ゴー」という音だけを友として,空を旅します。
 ああ,いいなあ・・・と思うまもなく,約1時間のフライトは終了。日が高くなると,風が強くなりすぎて熱気球には適しないのだそうです。
 徐々に高度を下げ,地面に近づいていく籠。最後の着地は,ふわりと降り立ち,そう,まるで地面にそっとキスをするかのようでした。

 朝の光の中で,熱気球の感触を胸に,「さあ~,今日も飛ぶぞ~!」とグライダーに思いを馳せる私。
 私にとって熱気球は,短い一夏だけの恋人のように,「ずっと一生いるヒトじゃないけど,特別な時間を過ごした存在」。今でも大切な思い出です。
 

 前回(の更新はだいぶ前になるけど(^^;))に引き続き,「別ののりもの(プライマリーは,完全に『別』というわけではないですが・・・)」篇ということで,今回は気球に乗ったお話を。

 現役時代(大学1~4回生),毎年2月後半には,群馬県の渡良瀬川河川敷にある「板倉滑空場」に飛びに行くのが習わしでした。
 板倉滑空場は,埼玉県の妻沼町にある利根川河川敷の妻沼滑空場から,直線距離で北東に約21km。全国大会が3月上旬にあるので,その前に板倉で強化合宿をして,最後は板倉から妻沼まで,飛行機でグライダーを引っ張ってもらって「空輸」するのがまた楽しみ。
 そんな板倉合宿で忘れられないひとこまは,気球に乗ったこと。

 板倉でいつも宿泊している旅館の「赤間屋」さんは,いわく何とも言い難い雰囲気の旅館。土間の炊事場で自炊をさせてもらって,宿泊料が1人1泊2000円という何とも言えないその安さからも,雰囲気は察してもらえるのではないでしょうか。仏壇のある客間の鴨居にかけてあった,この辺の旧家には必ずかけてあるという田中正造氏のセピア色の肖像写真が,ぴったりマッチングした旅館でした。
 この赤間屋旅館は,宿泊費の安さからか,この辺りに外に旅館がないせいか,付近のスカイスポーツ利用者のメッカになっています。
 私が1回生の最初の板倉合宿のとき,ここに出入りする気球関係の方から「希望者は気球に乗せてあげるよ~(ただし有料)」というありがたいお申し出が。もちろん,好奇心旺盛な私は「ほいほ~い!」と手を挙げ,乗せてもらえることになりました。

 熱気球を飛ばすのは,風の弱い早朝が最適とのこと。まだ夜も明けやらぬ早朝4時半ころに赤間屋を出発。車で10分ほどの,渡良瀬遊水池に向かいます。上空から見ると巨大なハート形をした渡良瀬遊水池は,冬のこの時期には水があるのは真ん中のわずかな部分だけ。水がない部分は広大な雑草地が広がっているので,バンから運び出した巨大な熱気球は,地上にぐんにゃりと横たわっている分には大きめのブルーシートのよう。
 しかしガスバーナーの「ゴー,ゴー」と送り出す熱い空気を吸い込んで,酔っぱらった一反もめんのようにゆらり,ふわりと立ち上がり・・・やがて私たちが乗った「かご」の上で丸くパンパンに膨らむと,明け方の空に,ふーっっと浮かび始めました。・
 ・・さて,この空の旅の続きは・・・・,また次回。(書面の締め切りが迫っているからではないですよ~,長くなりそうだったからですので,あしからず。)