1. 2015年2月

2015年2月アーカイブ

「マタハラ」シンポ

マタハラシンポ201502.jpg 2015年2月21日(土)、京都弁護士会主催のシンポジウム「マタニティハラスメントを考える」に参加しました。

 ジャーナリストの小林美希さんのお話は、労働現場の極めて深刻な実態を踏まえたもので衝撃的でした。

 当事務所の福山和人弁護士からは、自身が担当し勝訴した裁判についてのお話がありました。

 事案の詳細は福山弁護士のブログ(2014年8月)をご覧ください。

 原告ご本人からも、この問題に取り組んだ当事者としての熱い思いなどをお話いただきました。

 マタハラが起こる背景には過酷な長時間労働があるのではないかとの指摘が印象的でした。

 妊娠・出産をした人が休んだりすると、その分を同僚が負担することになりさらに過重な業務負担となってしまうのです。

 今回のシンポジウムは、妊娠・出産をあたたかく受け入れることのできる職場を作るためにはどうすればよいかについて考えるよい機会となりました。

 

雑誌「家庭の法と裁判」

 「家庭裁判月報」(略称:家裁月報)という雑誌をご存知でしょうか。

 1949年に創刊された歴史ある雑誌で、家庭裁判所が扱う事件(離婚や相続などの家事事件、少年事件)の裁判例や調査研究が収録されていました。

 この雑誌が2014年3月に刊行終了となったのです。

 法科大学院の家族法の授業でお世話になった恩師が「家裁月報は私の愛読書です」とおっしゃっていたのを覚えています。

 弁護士になってから私も定期購読していましたので、刊行終了となって寂しさを感じていました。

 ところが、先日、うれしい知らせがありました。

 家裁月報のあとを受けて「家庭の法と裁判」(日本加除出版株式会社)という雑誌が刊行されることになったのです。

 すぐに定期購読の申し込みをしました。

子連れもOk! マタハラ講演会

 2015年2月21日(土)午後1時30分から京都弁護士会館にて「講演会 マタニティハラスメントを考える」(主催:京都弁護士会)が行われます。

 
 この講演会では、京都弁護士会として初めての試みがあります。

 それは、一時保育(予約制)を行うこと、さらに子どもと一緒にいながら聴講できる部屋を別途設けること(テレビ中継になると思われます)です。

 特に後者は、自分で子どもをみながら聴講できるし、子どもが少々騒いでもお互い様、気兼ねすることなく聴講することができると思うので画期的な方法だと思います。

 
 なお、当事務所の福山和人弁護士もマタハラ裁判(勝訴)の経験をふまえて講演することになっています。

 詳しくはチラシ(PDF)をごらんください。

マタハラチラシ (1).pdf