1. 借金と贈与
貸金・保証関係の相談

借金と贈与

Q.ホステスに頼み込まれてお金を用立てました。ところが、いつになっても返してくれないので催促したところ、「あの金はもらったものだから返す気はない」と言われてしまいました。どうしたらよいでしょうか。
 

A.お金が授受される場合には、いろいろな原因があります。借りたお金を返す場合、お金を貸す場合、お金を上げる場合、お金を預ける場合など、様々です。
  どういう理由で授受したかが書類に書かれていれば問題になりませんが、そうでない場合にはたとえお金の授受がはっきりしていても、揉めることが多いのです。

  相談者の場合、ホステスに金を「貸した」のか「貢いだ」のかが問題とされるわけです。特にホステスと特殊な関係にある場合、そのことの区別は大変困難となります。

  「貸した」お金であることを証明するためには、いつ返す約束になっていたか、どういう理由から用立ててほしいと頼まれたのか、どういう場所でどんな機会に頼まれたのか、金額はいくらずつ渡したのか、以前にも貸借があったのかなど、周辺事情で立証するしかありません。

  ともあれ、世の男性は鼻の下を長くしないようにご注意ください。