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ぜいたくな時間

小学生の頃、社会科の授業が好きでした。
特に近現代の歴史をあつかう授業が楽しみでした。
家に帰ったら生き証人に話しを聞くことができたからです。

例えばこんな具合です。

 「1918年に日本のあちこちで米騒動が起こりました。大阪でもありました。」
と学校の授業で教わると、その日帰宅した後に、

 「おじいちゃん、昔大阪で米騒動あったん?どんなんやった?」
 「おお~あったあった。大国町で騒動があって、見物人で人だかりができてな~」

 「第二次世界大戦中、B29の爆弾が大阪にもたくさん投下されました。」と教わると、

 「おばあちゃん、ここにもB29から爆弾降ってきたん?」
 「国鉄美章園駅(最寄り駅)の近くにたくさん爆弾が落ちてきてな、ようけ人が死んでもうたんやで~ だからあそこ祠建ててあるんや」

 「おじいちゃん、おばあちゃん ●●って何? ●●の時何してた?」

 明治生まれの祖父母に数え切れないほど聞いていました。

 祖父母が亡くなってかなり経ちますが、今から思えばとてもぜいたくな時間を過ごしていたと思います。