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おばあちゃんの困惑

 子どもの頃、父方の祖父母と一緒に暮らしていました。


 自宅では父が毎●新聞、某政党機関紙を購読。

  明治生まれの祖父母は読●新聞を購読し、祝日には必ず門前に日章旗を掲げる(よく手伝っていました)という、今思えば変わった家庭環境で育ちました。


 両親が共働きでしたが、祖父母が自宅にいたため僕と弟は鍵っ子にならずにすみました。
 学校から帰ってくると祖母からよくお菓子をもらったものです。


 10歳くらいの時だったでしょうか、ビック●マンシールがとてもはやりました。

 日本中の子どもが付録のシール目当てでチョコを購入して、チョコを棄てるのが社会問題になったのを覚えています。

 その頃、僕も周りの友達も同じように、お小遣いをもらってはシール目当てにビック●マンチョコを購入していました。

 
 ある時こんなことがありました。

 学校でテストが返却されるとよく祖父母に見せていたのですが、点数の良い時などはおばあちゃんからお小遣いをもらうことができました。

 僕はしだいに味をしめ、頻繁にテストを持っていくようになり、挙げ句の果てには同じテストを繰り返し見せるようになりました。

 おばあちゃんはいつも困惑した表情を浮かべていましたが、最後にはお小遣いを渡してくれました。

 僕も後ろめたい気持ちが少しありましたが、ビック●マンシール欲しさに身も心も支配されていたため、止めることができませんでした。


 この愚かな行為はしばらく続きましたが、やがて母親にバレテしまい、強烈な雷が僕の身に降りかかることになりました。

 弱虫の僕は泣いてしまいました。


 今から考えると、とてもアホなことをしたなぁと思います。