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2015年6月アーカイブ

今日は関西建設アスベスト京都訴訟の結審。

今日は,関西建設アスベスト京都訴訟の結審(裁判のすべての審理を終える日)の日です。

 

この裁判は,建設現場で使用する建材の含まれる石綿を体内に吸いこむことによって,肺ガンや中皮腫に罹患した建設現場で働く方々が,国と石綿建材販売メーカーに対して損害賠償を求めるものです。裁判が提起されてから,4年という月日が流れました。4年間の間に命を落とされる原告の方もいらっしゃいました。今日は4年間の戦いの集大成の日なのです。

 

 

 京都の結審に先立って,同じ訴訟をしている大阪の結審があり,5月27日に石綿含有建材を製造販売してきた主要な企業に対して,判決を待たずして誠実に対応するようにという要請行動に行きました。私は京都弁護団の一員として企業要請行動に参加しました。

 

弁護士,原告の皆さん,支援者の皆さんが10人ほどで1組になり,主要メーカーに要望書を受け取ってもらい,被害者の声を聞いてもらうことが目的です。拒否をされた場合には抗議行動をする覚悟で横断幕や配付用ビラをもって出かけました。

 

私は,石綿含有建材の製造販売実績がNO.2の悪い企業のところに行ったのですが,会社の扉の前で担当者と警備の方が立っており,「書面ならここで受け取りますから。」という態度でした。

書面を受け取って,さっさと帰ってもらおうという姿勢が丸見えです。何とか押し問答をして会社の中に入り受付のところまでたどり着くと,担当者は「名前を名のることはできない,これ以上中には入れられない。書面はここで受け取る。」と一点張り。何とか談話スペースに入れてもらえることになったものの「支店長も副支店長も外出していますので。」と若い社員が対応していました。今日要望書を持ってくるということは事前に何度も電話していたわけですから,用事があったなんて本当?と思わずにはいられません。

 

しかし,NO.2の悪い会社の対応は極めてまともであったことが後から分かります。

 

石綿含有建材の製造販売実績がNO.1の一番悪い会社は,事前に面会拒否の書面を弁護団の事務所に送りつけてきていました。

 

それでも企業に向かうと,平日の昼間なのに,なんとシャッターが下りていました!

 

しかも明かにアスベスト訴訟の原告らに向けた張り紙までして!!

 

弁護団や原告らが抗議行動を始めると警察がきたそうです。一番たくさん石綿含有建材を製造販売していた企業が,被害者に対して誠実に対応しないばかりか,まるで子どものように被害から目を背けているのです。

 

こんな無責任な企業に責任を取らせないでいいはずがありません。

 

今日の結審が熱い期日になりますように,企業がいかに悪いかを裁判官が理解してくれますように...。

 

戦いはこれからも続きます。

 

 

略歴

京都市長岡京市出身
京都府立西乙訓高校卒業
北九州市立大学法学部(夜間主)に入学後、昼間は洋菓子店に勤務
2年で北九州市立大学を退学し、神戸大学法学部に編入学、同大学を卒業
同志社大学法科大学院卒業

2012年 
  司法試験合格(66期)
2013年
  弁護士登録 京都法律事務所入所

労働事件(解雇、未払賃金請求等)
離婚、男女の問題
その他家事事件(遺言、相続、後見)
一般民事(賃貸借、交通事故、債務整理等)
刑事事件
少年事件
高齢者、障害者に関する問題

 初志貫徹、中学生のときから卒業アルバムの「将来の夢」は弁護士でした。いつも初心を忘れず、常に新たな目標をもって向上していきたいと思います。

 大学生の時には洋菓子店に加えて様々なアルバイトをしていました。タイムカードは開店5分前と閉店5分以内に切り、営業時間=勤務時間という会社で働いてみたり、職場のパワハラに悩んで12月31日に帰宅し、初夢は上司に怒られる夢だったり...大した苦労ではありませんが、皆様にとって少しでも身近な弁護士だと感じていただけたら幸いです。
 真面目な人ほど仕事の責任を感じ、現状に耐えて無我夢中で働いてしまうことや現状に悩んで将来が見えなくなるとを、身をもって経験しましたが、社会にはこれどころではないもっとたくさんの違法があふれています。
 相談に来られた方と悩みを共有しながら、現状の改善だけでなくこれから先のことも一緒に考えていけるような弁護士でありたいと思っております。