1. 連帯責任、、、本当に教育的なのか
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連帯責任、、、本当に教育的なのか

今年もいよいよ夏、甲子園での熱戦が始まる。

いつも思うことだが、なぜ「野球」だけが特別扱いなのか。他の部活動なら、全国大会の1回戦から全試合報道するなんてあり得ない。ましてや、地方予選なんて野球以外は全くといっていいほど報道されない。

ま、それはともかくとして、特別扱いがいろんなところにも影響する。

今年の代表校に部員が万引きをした高校があるらしい。

それでも、「甲子園は出場」などと、辞退することが当たり前かのような報道がなされる。これまで、教育的な配慮から大会への出場を辞退するなどの対処が、事実上強要されてきたように思われる。

ちょっと待ってほしい。

レギュラーの大半が関わったというようなことならいざ知らず、部員の中にそのようなものがいたと言うことだけで、なんでまじめに練習に取り組んできていたものまで巻き込まれないといけないのか。

野球以外でこんな取り扱いはなされているのか。

そもそも、教育的な配慮とすると、事実上関係のないものまで巻き込んだ「罰」を与えることがいいのだろうか。

今回は、問題を起こした部員が2年生で、代表を勝ち取った部員は全員3年生なので、2年生が主体となる秋の大会を辞退するとして、この大会は出られることとなったようだ。

「連帯責任」という言葉自体に嫌悪感を感じるものとしては、秋の大会の方は納得できないが、とりあえず、この全国大会を辞退しなかったことにはほっとした。 高校時代、可能性はともかく、「目指せ甲子園」と書いたボールを机に飾っていたものとしては、多感な高校生を傷つけない配慮がほしい。

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