1. ずっとウソだったんだぜ
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ずっとウソだったんだぜ

インターネット上で、もてはやされています。

これに対して、「批判するだけなら、お気楽だ」「今必要なのは最前線で対処している東電社員を励ます事ではないのか」「日本に対する批判にどうこたえるのかではないのか」 なんていうコメントが目に止まりました。

お気楽なのは、こんな批判している人ではないのかなぁ、というのが正直な感想です。

 

現場の最前線で働いている人が、本当に東電の社員だと思っているところがまずもって間違い。

確かに、数人は東電の社員でしょう。(この方達も、本当に現場に行く事を望んでいたとは思えないんですけど。)

とにかく、実際に現場にいる作業をしている人の大半は、東電の社員なんかじゃない。下請けだったり、原発ジプシー(鎌田さとしのかなり古い本にもでています)といわれている人たちです。命と引き替えに日当8万円とかで、現場に戻されているんですよね。 そんな人たちに、「事前(6日前)に情報を知らせておけば汚染は防げたかも知れない」なんていう事態が、「万全を期しています」といっていたはずの東電で起きています。

下請けの労働者について、東電はきちんと情報を把握しているんでしょうか。誰が働いているかさえ、実は分かってないというのが現状なんではないのかなと言う疑問も払拭できません。

福島の原発がまき散らしている放射能は、既に世界に広まっていると言われています。 「日本に対する批判にどう答えるか」という話ではない。安全神話に騙され続けていた被害者は、何も20キロ圏内の人だけではない。日本という国境線を越えて連帯すべき人たちが全世界に広がってしまっているんではないんでしょうか。 もちろん、現場で働かざるをえない労働者の方を含めて。

 

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