1. 消灯9時
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消灯9時

 消灯9時(21時)。 これは、代用監獄(代用刑事施設)の消灯時間です。逮捕されて、勾留されることになった場合、本当は、拘置所に収容しないといけないのですが、部屋が足りないということで警察の留置場を利用することができることにして、自白を迫るんですよね。否認事件の場合は、困りますが、自白事件の場合は、時間外でも接見できるので弁護士にとってもありがたかったりします。(本当は、拘置所でそのような対応ができるように制度改正をすべきなのですが・・・)

 

 まぁ、それはともかく、警察の留置場には一般に接見室は1つしかありません。昼間は、一般の人の接見もあるので、弁護士は昼間は外すという人が多い。それは、弁護士の接見時間は、長くなることが多いので、一般の人の接見を事実上制約してしまうことを回避すると言うことも理由の1つです。

 また、数人の被疑者の弁護人になっていると、数カ所の警察署を接見に訪れることになる場合もあって、夜8時、9時に訪れることも多くなります。最近、被疑者国選弁護の枠が広がり、捜査段階から弁護士が接見に訪れることが多くなったので、接見室の空き待ちで待たされることも多くなってきています。

 そんなことで、思っていたよりも時間をとってしまうと、次の接見時間が遅くなってしまいます。

 この前、午後9時30分に警察署に行きました。とうに消灯時間を回ってます。

 「もう就寝時間だから・・・」と受付でいわれましたが、「被疑者に聞いて会うと言ったらでいいですか」と言うことで、待ちました。

 結局、9時40分頃会うことができて、警察をあとにする頃には、午後10時を回っていました。

 結構遠いところだったので、帰ったのは、午後11時。

 京都でも、バイクや車がないと、接見するのが不便なことが多いですね。

 

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