1. ショーケンは、青春の1コマ
ブログ マチベンの日々

ショーケンは、青春の1コマ

 
歌手で俳優の、ショーケンこと萩原健一が3月26日亡くなった。享年68歳。
 
グループサウンズ(GS)全盛時代、私は、ザ・テンプターズのボーカルだったショーケンの大ファンだった。
当時、私は中学生。
GSでは、ザ・タイガースのジュリーこと沢田研二が甘いマスクで圧倒的人気だったが、私は、人なつっこいがどこかクールさがあるショーケンの方が好きだった。
岐阜の田舎で暮らしていた純朴な(?)少女だったため、コンサートに行くとかファンクラブに入るとかなどは、およそ思いもつかなかったが、出演するテレビ番組を欠かさず観ることはもとより、レコードを買ったり、「平凡」や「明星」という当時の芸能月刊誌を毎月買って、写真のページを切り抜いて集めたりして夢中になった。
「お兄さんになって」とファンレターを書いたこともあった。
これほど芸能人に夢中になったことは、この中学生時代だけだった気がする。
 
でも、人気の頂点にいた当時の彼は、かわいい衣装を着せられ、気に入らない曲を歌わされるのが我慢できなかったらしい。
そしてグループサウンズの全盛が過ぎ、彼が再び俳優としてテレビなどに登場した頃は、私は大学生となり、テレビのない生活を送っていたので、ショーケンが出演していたというテレビドラマは全く観たことがない。
また、当然、私自身の彼に対する熱も冷めていたと思う。
 
昨年、NHKで放映された「不惑のスクラム」(高橋克典主演)は、なかなか胸を打つドラマだった。
彼は、ヤンチャーズという中高年のラグビー部の重要な役割を演じていた。
ガンで死んでいく役で、久しぶりに観たショーケンはずいぶん年をとったが、いい味を出していた。
 
ショーケンは、間違いなく私の青春の1コマを飾った歌手だった。
そして彼が出演したドラマや映画を観る機会があれば、私が見逃した彼を感じることができるのになあと思う。
 
 
 

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