1. 「養生の実技」(五木寛之著)
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「養生の実技」(五木寛之著)

 
五木寛之は、直木賞受賞作家であり、かつ随筆家、作詞家、作曲家としてあまりにも有名だが、実は、私は、彼の小説やエッセイはほとんど読んだことがない。
 
この「養生の実技」は、2004年に初版が発行されている。
彼は、1932年生まれだから、今年で81歳。72歳の時に書かれたエッセイである。
 
話は飛ぶが、最近「ノーシャンプー」(この話はまたいつかブログに書きますね)に関心を持っているのだが、実は、五木氏は「ノーシャンプー」どころか、髪はほとんど洗わないということを知った。
そして、「養生の実技」にはそういうことも書いてあることがわかり、読んでみた。
 
五木氏は言う「治療より養生」
「人間は生まれた日からこわれていく。老いるとは、そういうことだ。」
「そこを苦心して、少しでも良いコンディションをたもち、故障をおこさないように工夫するのが、養生ということ」
医者嫌い、病院嫌いだから、自分で養生する。
それも、気持ちよく、楽しめる方法で・・・・
 
五木氏の根底には、仏教観が流れていると思うが、無宗教の私にもなんとなく納得できる内容だった。
巻末に「私自身の体験と偏見による養生の実技100」が紹介されており、結構面白い。
 
 

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