1. 蒼山日菜さんの本物の切り絵
ブログ マチベンの日々

蒼山日菜さんの本物の切り絵

 
偶然だった。
 
こんな所に、切り絵の美術館があるのか・・・
毛無山に登った後に宿泊した山梨県下部温泉のホテルに置いてあった「富士川・切り絵の森美術館」のチラシを何気なく手に取って、驚いた。
その美術館には、フランス在住の切り絵作家蒼山日菜さんの作品が常設展示されていると書かれてあるではないか(当ブログの2012年7月15日・2011年6月28日参照)。
 
チラシによると、「富士川・切り絵の森美術館」は日本を代表する切り絵作家の作品や世界の切り絵作家による作品を一堂に展示する、全国でも珍しい「切り絵」専門の美術館とのこと。
 
翌朝、早速、美術館を訪れた。
 
客は私たちだけだったせいか、係りのおじさんが、色々説明してくれた。
絵に色を置いていく方法や、カッターで切るよりハサミの方が細い線が出ることなど、初めて知ることばかりで興味深かった。
 
筑紫哲也氏の二女筑紫ゆうなさんの作品は、ともてお洒落でモダン。
光の切り絵作家酒井淳美さんの作品は、1枚の絵なのだが、明るい時と暗い中で光をあてた時とで、全く別の作品が浮かび上がるという、まるで手品のような手法。
 
でも、圧巻は、やはり蒼山さんだった。
その作品は、本当にレースのように繊細で美しく、しかも柔らかい。
いつまでも見ていたい気分だった。
 

 
10月20日から12月10日まで、京都の高台寺では、蒼山さんの個展が開催されている。
京都で再び蒼山さんの作品と出会えるのは嬉しい限りである。
 
 
 
 
 

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