1. 100歳の日野原重明医師と5月3日
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100歳の日野原重明医師と5月3日

 
100歳の日野原重明医師は、毎週土曜、朝日新聞別刷「be」に連載執筆されている。
2012年4月28日の記事より。
 
5月3日は「数ある祝日の中でも、この日は特に大切なものとして、心に留め置くべきだと私は思っています」
「日本国憲法が大戦の深い反省に基づき、平和主義を基本理念として戦争放棄を宣言していることは、世界史上でも画期的なこと」
日野原さんの自説「10年間という猶予期間をもうけ、米軍基地を国外に移し、移転費用は日本政府が持つというもの」
「基地跡地は平和の象徴、日本の楽園として整備していく」
「自衛隊は世界各国の災害地域にいち早く駆けつけて救助活動を行う部隊と位置づけます」
「このように日本の独自姿勢を明確に打ち出せば、世界での存在感は増すでしょう」
「カントはいかなる場合でも戦争を認めない『非戦』の精神を提唱しています。日本がこれから歩むべき道のヒントは、この『非戦』にあるのではないでしょうか。」
 
新憲法制定議員同盟(会長:中曽根元首相)が5月1日「東日本大震災からの復興の遅れの根本原因は現行憲法にある」と言ったり、自民党が、4月27日、憲法9条に集団自衛権の行使を認める内容も含んだ憲法改正草案を発表したりと、国家主義的な動きも目立つ。
 
これらと比べると、日野原医師の訴えは、なんて希望や夢に満ちているんだろうと感動します。
 
 
 
 

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